うちの娘たちは二人ともAOで大学入試を受けました。
AO入試という言葉自体、その年代のお子さんを持たないと耳慣れないかもしれませんね。
今日はちょっとAO入試のことをお話しましょう。
AO(アドミッションズ・オフィス)入試とは、学校側の求める 学生像(アドミッション・ポリシー)と受験者の人物像を照らし合わせて合否を決める入試の方法です。一芸入試とか自己推薦入試も同義語として含まれます。
筆記試験で合否を決めるのでなく、書類選考の段階での自己アピール文と面接によって決められることが多いです。
私はAO入試は「自己プレゼンテーション入試」だと思っています。
これは一般に企業などが行うコンペの企画プレゼンテーションなどにとても似ていると思っています。
要するに「私」という人物がいかに「この学校で学ぶのにふさわしいか」をアピールして採用してもらうわけです。
大学から将来その分野で活躍できる人が出れば学校側にとってもメリットがあるわけです。
極端な例で言うと芸能人などもこの方法で入ることが多いということです。
書類選考時の自己アピールの材料としてはおおよそ以下のような感じです。
学校によっての違いはあると思いますが、おおよそのところで。
●高等学校調査書
これは学校側から出される書類で、成績はもちろん、遅刻出席の日数なども書かれています。
封印されて渡されるので内容は本人や親は見ることはできません。
●自己推薦書
指定の用紙や書式があり、自筆で書きます。800字とか1600字とか学校によって指定があります。ここでしっかり自己アピール文を書きます。間違えると何度も書き直したりして大変でした。修正液はあまり使わないほうがよいらしいです。
●活動報告書
勉強以外の部活やその他の課外活動などをまとめたものです。
部活動の記録や、英検や漢検などの資格などもここでアピールします。
所定の用紙に書いたり、あるいは補足資料を自分で作ったりします。
●添付物
たとえば何かの作品であったり、部活動での記録の証明になるものだったり補足の資料の添付ができる場合があります。こちらは「添付しなくてもよい」と書いてあるところが多いですが、実際は添付したほうが有利だと思います。「百聞は一見にしかず」ですから。
最初の調査書に関しては、学校側で事実を記載されますので、これは成績や出席日数も気にかけて本人が頑張るしかないのですが、AOの良いところは、たとえば「成績や出席日数が規定に足りていなくても、本人の意思があれば応募できる」ということです。
指定校推薦とか公募推薦というのは、かなり学校側の基準が厳しく、条件を満たしていなければ受験することさえできません。
ですので「規定には足りていないけれど何とか一般受験せずに大学に入学したい子」にとっては、AO入試は救いの神というべき入試方法なのです。
ここはがんばって自己アピールするしかないですよね。
書類選考が通れば次は面接です。
面接の方法は学校によっていろいろあるようですが、娘の場合は3分間の自己PRとその後の質疑応答でした。質疑応答は自己推薦書に書いてあることなど細かく聞かれるようです。
AO入試は一般的に9月ごろから1期募集がはじまりそこでは一番人数も多く取られます。もちろん専願がほとんどですから、そこで決まれば高校3年の9月や10月に行く大学が決まります。
(すぐに入学金等の振り込みもあります)
その後2期、3期とだんだん取る人数が少なくなります。
うちの娘たちのことを少し具体的にお話しますね。
うちの娘たちがAOで受験したがっていた理由はこんな感じです。
ちょっとしょうもない感じですね。。
●受験勉強をしたくない
●面接や作文のほうが勉強より得意
●自己アピールできる材料(ネタ)がある
●AOで早く決めて残りの高校生活をエンジョイしたい
親としては目標を少し高めに持って一生懸命勉強して一般受験でがんばって欲しいという気持ちはあったのですが、本人たちはどうしてもAOで決めたかったようです。
娘たちが自己推薦書(作文)以外に補足材料として用意したものはこんなものです。
【ケース1(美術系)】
・中高生の間に作った作品の作品集(デッサンやら油絵やらの写真で構成)
・作品を載せたホームページをCD-ROMに焼いたもの
・自己紹介ファイル(カラフルに学校生活を楽しんでいる様子をアルバム風に作る)
【ケース2(映像プロデュース系)】
・高校時代に非公式で学内に作ったサークルの立ち上げから発表までをパワーポイント20枚でまとめたもの
・高校時代に見た映画222本のタイトル一覧とそのうちいくつかのレビュー
2人ともクリエイティブ系なので、そういった活動を中心にまとめました。
もちろん学部が違えばそれにあわせたものを準備するのがよいと思います。
本人が作ったものを親も学校の先生もアドバイスしたりして、完成度をあげていきました。
塾でもそういった対策をやっているところもありますね。
あとはまぁ面接の練習ですね。決められた時間内に、元気にしっかりと自己アピールするのみです。いろいろな質問にも対応できるようにある程度は練習しておいたほうが良いでしょう。
私も面接官役となり練習に付き合いましたが、学校でもそういった練習はしてくれました。
AOのために上記のような準備をするのと、勉強して試験で受けるのとどちらが適しているかはそれぞれだと思います。
また準備レベルもいろいろで何も用意しなくてもただ面接で入るケースもあるようです。
その場で踊ってみて入ったという話も噂で聞いたことがあります。
うちの場合は夏休みごろからある程度時間をかけて資料を用意はしました。
晴れてふたりとも合格しましたが、その後はルンルンで心置きなく高校生活をエンジョイしていました。(一人は現在進行形)
それがいいのか悪いのか、昔の受験経験をしてきた親にはなんともいえない感じも正直あります。
「こんなに楽して決まっていいのかな」「目標を達成するための試練も必要では?」と思いますが、今どきの子供はやはりAO入試や指定校推薦や公募推薦で、早く楽に決めたいケースが多いようですね。
時代は変わったなぁと思います。(文:大橋ゆり)
| 親子スタイルアドバイス |
| ■お勧めの対象 |
高校生と親 |
| ■コメント |
AO入試は作文や面接が得意な子どもには比較的楽に合格できる入試方法です。自己プレゼンテーションとしてしっかりアピールできる練習と準備をするとよいでしょう。 |
| ■参考 |
AO入試検索もっと知りたいAO入試と面接
|
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>・高校時代に見た映画222本のタイトル一覧とそのうちいくつかのレビュー
映画好きな高1の次男にこの話をしたところ、
「え~!?」(とてもそこまでは無理、というニュアンス)
どうせ好きならここまでやらなきゃ、ですよね。
いい情報をありがとうございました。
TAKOさん
222本はもちろんDVDも含みますよ。
休みの日など1日で2-3本見たりしています。
でも実際映画館が好きで、バイト代つぎ込んで観にいっているので、おそらく20万円くらいはこれまで自己投資してきていると思います。好きこそものの~となればいいんですが。。