12月も20日を過ぎると、プレゼント探しや誰とどこで?の騒ぎも一段落、「オーセンティックなクリスマスとは何ぞや」といった話題に落ち着きますね。
ここまで宗教色が消えていること自体が十分不思議ですが、伝統を追求するとやはり「宗教行事」に行き着いてしまいます。
サンタにケーキにツリーにイルミネーションまでがすっかり馴染んでしまった一方で、定着しない風習も多いようです。
たとえば、西欧の家庭の暖炉の上や教会の入り口にある、
「マリアさまとか羊とかのフィギュアを並べたジオラマ?!」
これは、そもそも何というモノ?
(↑こちらは東久留米の教会音楽の学校。シーンを分けて作る本格派。)
このジオラマ飾り?は「ベツレヘム」とか「馬小屋」と呼ばれます。名前のとおり、パレスチナのベツレヘムの馬小屋でのキリストの誕生シーンを再現しています。
クリスチャンの方はご存知と思いますが、人形の配置はテキトーではなく、聖書のストーリーにもとづいています。小屋などはジオラマのようにリアルな再現を工夫しています。東方の三博士(ただのおじさんではない)の立ち位置にいたっては、聖書の知識がないと手に負えません。
西欧の家庭では伝統的な飾りなのに、サンタやツリーのように浸透していないのは、信仰と知識がないと飾れないという「宗教色の濃さ」からだと思われます。
(かなりステキなんですけどねえ。)
わたしはまったく無信仰なんですが、イヴだけは近所の教会のミサにいってみたりしました。ベツレヘム以外にもいろんな儀式の手順やらの話をうかがうのが楽しみでした。
(興味本位なので信者の方にはまったく迷惑な話です。)
イヴのミサは特別な日の特別な儀式なだけに、ご近所の教会にも厳かな時間が出現します。にわか宗教体験とはいえ、ちょっとでも「自分の存在」とかを考えるきっかけになれば十分ご利益かなと思えます。
たいがいの教会では、イヴは深夜のミサの前にキャロルがあります。マナーさえ守れば気軽に参加できます。それぞれに工夫をこらした「ベツレヘム」にもご注目です。
いまどきの若者にとって、宗教だの人の生死はかけ離れた存在になっています。けれど時代や場合によっては、若者が真っ先に直面せざるを得ない。
カルトや二次元キャラに心酔したり、自傷に及んだりする人もあれば、修行に出たり自爆攻撃に志願することすらある、それはみんな若者ですね。
若者にとっての「宗教体験」がクリスマスぐらいだとすれば、まだまだ世の中は平和なのかもしれません。
(せきね けんいち)
| 親子スタイルアドバイス |
| ■お勧めの対象 |
この場に及んでクリスマスに予定のない方? |
| ■コメント |
各教会サイトにクリスマスの行事予定があります。
(イベントとしてのご紹介であり、信仰をオススメするものではありません。) |
| ■参考 |
カトリック中央協議会(日本の教会)
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この記事を見てヨーロッパの教会で見たいろいろな装飾を思い出しました。ステンドグラスにもキリストの生誕のストーリーがあり、ジオラマではなく本物の巨大な彫刻でこのようなものを数多く見ました。確かにそのあたりは知識がないと深くは理解できません。
きっとジオラマは家にいながらにして祈りをささげたりその雰囲気を味わうのによいのでしょうね。
紹介いただいたサイトのフォトの中に一枚まじっていたエスニック風なものがおかしくて・・
ヨーロッパの教会は常に観光客もいるので、宗教にとらわれずフラッと入ってその空気を味わえるのが良かったです。
そういう意味では日本の教会のが敷居は高いですが、でもちょっと行ってみたくなりました。
アメリカに住んでいた時に、初めての土地でいろいろお世話になったのは教会関係の行事や人々でした(私はクリスチャンじゃないのですが。)
その時にクリスマスのストーリーを繰り返し教えてもらいました。
クリスチャンでない私にとっては、納得できない話や、反感を持つような話もたくさんありましたが、まじめに信仰を持つ人たちの姿勢には感心しました。
世の中にはいろいろな考え方がある、しかもキリスト教はかなり多くの人が信仰しているわけですから、それがどういうものなのかを知っておくことはいいことだと思います。