ファミリーの1歩先には親子スタイル

いじめなどの暴力から子どもを守れますか?

息子の通っている小学校で保護者を対象にしたCAPの講座があり参加しました。
CAPとは、Child(子ども) Assault(暴力) Prevention(防止)の略で「子どもへの暴力防止」子どもがあらゆる暴力から自分の心と体を守る方法を学ぶためのプログラムです。

1978年にアメリカの強かん救援センターから始まり、その後日本にも紹介され、現在国内では約160のグループが活動しているそうです。
今回はNPO法人青い空の方が学校に来て下さいました。
CAPでは子どもだけでなく、周囲の大人の理解、知識も必要であることから、子ども向けと大人向けに別々のワークショップがあります。
今回参加したのは、大人向けのワークショップです。


まず始めに、「暴力」にはどんなものがあるか参加者全員で意見を出し合いました。
殴る、蹴るなどの身体への暴力、「死ね」「キモい」など言葉による暴力、性的なことやネグレクト(養育の放棄や怠慢)、近隣への騒音、ゴミ屋敷等々、参加者それぞれの意見が次々と出てきて、あらためて様々な暴力があることを実感しました。

そのあとは、NPOの方が演じる子どもが「いじめ・誘拐・性暴力」に合う場面をそれぞれ寸劇で見せてくれます。そして、ケースごとに解決策を話し合い、学びました。
知らない人との距離の取り方、護身術や助けを求める時の「特別な叫び声」の練習もしました。

その他「子どもへのワークショップ」で取り上げる、「基本的人権とは何か」を解説します。
・「安心」する権利
・「自信」をもつ権利
・「自由」に生きる権利
子ども達にこの3つの権利があることを意識させ、自分を大切に思う気持ちを持つ。そこから、自分だけではなく他人も大切な存在である。だから、人に暴力をふるうのは良くないと繋がっていきます。

もし、暴力を受けて3つの権利が奪われそうになった時にはどうしたらいいか?
CAPは下の3つをしてみましょうと言っています。
・イヤという「NO」
・その場を離れる「GO」
・相談する「TELL」

しかし、実際にいじめにあってしまった時にこの3つを一人で実行するのは難しいことです。
その時に、周囲の親、教師、友人などの協力が必要ですが、この時の対応に注意が必要なのです。

子どもがいじめや性暴力にあってしまい、それを親に打ち明けたとします。
その時に親が子どもに対して「あの人がそんなことをするはずがない」とか「そこにいたあなた(子ども)が悪い」などの言葉がけをしてしまうと、子どもは自分の話が信用されていないと感じます。これが暴力にあった子どもを更に傷つけてしまいます。このことを把握して、打ち明けられた時は慎重に接していかなければなりません。

では、どのように接すればいいのか?
それは落ち着いて、相手の気持ちになって「話を聴く」(傾聴)でした。
これは以前のエントリー「子どもの気持ちを知ろう(聴き上手になろう)」に詳しくありますが、このワークショップでも聴くことの大切さを強調していました。
「話してくれて、ありがとう。」
「あなたの言ったことを信じるよ。」
「悪いのは、あなたではないよ。」
など、共感や信頼の言葉と共に話を聴くことで、安心させ、自信をとり戻すことができるようにします。

子どもが暴力から立ち直れるように、また不幸にも同じようなことが起きてしまった時には、次は自分で自分を守ることができるようにする。
このために必要なのが、「エンパワメント」です。
エンパワメント(empowerment)とは、人に何かをする権利を与えるという意味で、
ここでは子どもが持っている力を引き出すという意味で使っています。
子どもが自分に自信を持ち、自分を大切に思えるようにする力を発揮させることで、自力で暴力から逃れ、解決できるように働きかけていく。

これには、日頃から子どもの話を聴く。暴力を防止するために何ができるか、どうするかを子どもと一緒に話し合い、考えておくことも必要です。
そして大人も、辛い時やどうしていいかわからない時は抱え込まずに周りにSOSを出して周囲に助けを求めてください。

各地域の女性センターや子ども家庭支援センターの相談窓口は、市町村で問い合わせることができるそうです。
また、このプログラムに興味をもたれた方は、電話やメールなどでワークショップの依頼をすることができるそうです。

子ども達が自分を大切に思い、また同様に相手も大切な存在であることを理解してもらいたいと思いました。
そのためには、私たち大人も自己中心的な振る舞いは控えなければと反省しました。

尚、このブログは「NPO法人青い空」の許可をいただいて掲載しています。

(by 木村有希)

親子スタイルアドバイス
■お勧めの対象 親だけでなく、子どものまわりにいる大人達
■コメント 子どもを暴力から守るには、大人の理解と知識が大事です。
■参考 NPO法人青い空
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