ファミリーの1歩先には親子スタイル

子供の気持ちを知ろう(伝え上手になろう)

こんにちは。心理カウンセラーの橋本理津子です。
ここでは、日常生活の中でも使える心理学をわかりやすくお伝えしていこうと思います。前回はにコミュニケーションの手段として一番身近な「会話」のうち、聴き方についてのお話をしましたので、今回は話し方についてお話ししていきます。


親子関係に限らず、上手に自分の気持ちを相手に伝えて行くために「言い方の技術」はとても有効なスキルとなります。ここでは、自分の感情を上手く相手に伝えて受け止めてもらうノウハウとして「I(アイ)メッセージ」をご紹介します。

「Iメッセージ」のIは、「私」という意味の英語の「I」です。
その逆の伝え方が「YOUメッセージ」となり、相手を非難する要素が入ってしまう伝え方です。例をあげて見ていきましょう。

「YOUメッセージ」
①「(あなたは)また、宿題やってないでしょ!」
②(門限に遅れた子どもに対して)「今何時だと思ってるの?」

よくある(^^;親子の会話ですよね。
これを「Iメッセージ」に変えると、こんな感じになります。

「Iメッセージ」
①「宿題を早く済ませてくれないと私は心配だ」
②「こんなに暗くなって、ものすごく心配だから早く帰って来てね」

こんな風に、親子では話しにくいかもしれませんが、言われた方の子どもの気持ちを考えるとどうでしょう?

「YOUメッセージ」の場合、「あなたは・・・してない」や「あなたはいつも・・・だ」というような表現を使い、子どもを非難した上で「こうして欲しい」ことを伝える言い方になっています。言われた方は、「非難されてる」ことが一番心に響いてしまうので、素直になれません。
これに対して「Iメッセージ」に、相手を非難する要素はありません。
「あなたが・・・だと私は心配だ」「あなたが・・・だと私は悲しい」と、相手の行動によって、自分自身がどういう気持ちになったかを伝える言い方です。
言われた方は、親が心配してるとか悲しんでいる等という気持ちに対して意識が向かうので、親の言葉を素直に受け止め、反省をすることも出来るのです。

私は大学受験勉強中の息子が、ダラダラと(そう見えた)リビングでTVゲームをしているのを見かけて、イライラしてしまいました。その時の私の気持ちは「そんな事をしてるヒマがあったら、勉強したら良いのに!」とか「私も仕事が忙しくて、ゆっくりTVを見るヒマもないのに、ダラダラしてるなんて!」とか、そういう感情だったと思います。
でも、深呼吸して、よ~く自分の気持ちを眺めてみたら、なんでイライラするのか?というのは、息子の受験が心配だからに他ならないわけです。
昔の私だったら、間違いなく「そんなにTVゲームばっかりやってたら目が悪くなるわよ」とか「えらい余裕があるのね?」とか嫌味いっぱいの言葉をぶつけていたかもしれませんが、「Iメッセージ」を勉強していたので、はじめて使ってみたんです。

「あなたが受験勉強中なのに、TVゲームをやっている姿を見ると私は心配だ」って。ちょっと気恥ずかしいようなセリフでしたが、決して非難が入らないようにそう言ってみたところ、何も言わず、でも怒った風でもなく彼はTVを消して自分の部屋に戻りました。

かなり気を使わないと、実践で使うのは難しい「Iメッセージ」ですが、親子関係以外でも使えるので、やってみて下さいね。

そして、ここからが大切なのですが、
「Iメッセージ」をポジティブな感情表現でもどんどん使って欲しいのです。
日本人はあまり感情を表に出さないと言われていますが、怒りや悲しみよりも、喜びや嬉しさを表現するのが苦手な人も多いのではないでしょうか?
でも、「あなたが・・・で、私は嬉しい」とか「あなたが・・・だから、私は幸せ」というように、素直に嬉しさも伝えてみると、言われた方だけでなく、言った方もなんだか幸せな気分になれますよ。

また、相手に何かやって欲しい時も、実は効果的です。
「なんで宿題やってないの?」と言うよりは
「宿題してくれたら、とても嬉しいな」
「食べたら後かたづけくらいしなさいよ」と言うよりは、
「後かたづけしてくれたら、すごく助かるな」と言ったほうが、
お願い事を聞いてくれる可能性は高くなりますよ(笑)

(文:橋本 理津子)

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