ファミリーの1歩先には親子スタイル

いつか去る息子を思う

我が家の息子はようやく小学三年生。母親の私があまりにクールで厳しい反動か、

「ママはかわいい」
「ママはきれい」
「ママはかわいいだけじゃなくて、頭もよくてかっこいいよ」

と、聞いている方が恥ずかしくなるほど褒めてくれる上、

「ぼくは70歳を過ぎてもママにあまえる・・・そのときはママをだっこしてあげる」

と、泣かすセリフを吐き、納期で追われて殺気立っている母親の部屋に顔を出し、おもちゃのティアラを差し出して、

「ねんね姫、一緒にねよ?」

と、甘い言葉を囁く。これで将来はカリスマホスト決定、私はよそのお嬢さん方が貢いでくださったお金で暮らせるかなー、いや、こいつの顔は夫に似て、平成じゃなくて昭和だから(夫は大正)無理かな、などと、一人で老後を憂えている身勝手な母。
男子はこうやって育つのである。

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その昔、育児まんがブームというのがあったらしく、そのさきがけとなったのが、青沼貴子さんだそうだが、その青沼さんが、可愛かった息子さんが、成長し、思春期を越えていく様子をコミカルに、ちょっと切なく描かれたのが「かわいいころを過ぎたら」である。
先日、書店で見つけて立ち読みし、面白かったので購入した。

小さい頃は全身全霊でママを愛してくれていた息子が、一緒にお風呂に入るのを嫌がり、母親を避けるようになり、どんどん声が変わっていく。成長と共に味わう喜びと切なさは、異性である母親ならではなのかもしれないが、けっこう泣けてきてしまい、日頃はまとわりついてくる息子に対し、忙しさにまぎれて邪険にしていたことを反省し、

「今しか奴との蜜月はないんだ!」

と思うようになってしまった。青沼さん、恐るべしである。

私は女(祖母・母・妻・愛人・娘)に甘やかされて、結果、とことんダメになった男性として、これ以上の代表例はいません、という父親を持ったため、青沼さんほど、息子におぼれてしまうことはできないようであるが、それでも、

「あー、なんだ、その、一緒にプリン食うか」
「ちょっと抱っこタイムにするか」

と、柄に合わないセリフや態度を示すようになり、それに対して、息子が嬉しそうに飛びついてくるのを見ていると、多少なりとも、反省するところや、将来、彼が離れていった日を思って目頭が熱くなってしまったりするのである。

こういうのを、やきがまわった、と言うのだろうか、と愚痴りつつ、期間限定の親子蜜月を味わうのである。

(文・イラスト:平野だい)

親子スタイルアドバイス
■お勧めの対象 男の子のママ
■コメント いつかは親元を去っていく息子。でもそれなりに絆はつながっているのか、いないのか・・・思春期前のママにもどうぞ
■参考 かわいいころを過ぎたら

かわいいころを過ぎたら
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