ファミリーの1歩先には親子スタイル

個性を生きる

こんにちは。心理カウンセラーの橋本理津子です。

つい最近、中学生のお子さんを持つお母様から聞いたお話です。
地域性もあるとは思いますが、今の中学生(大阪の某公立中学)は、
「みんな目立たないように、目立たないように注意して生きてる」
「他人に合わせる事にものすごく気を使っている」って言うんです。


たとえば、勉強が出来すぎてもいけない。
モテ過ぎも良くない。
スカートは長すぎもせず、短かすぎもせず。

なんか、ちょっとビックリしました。
新興住宅地にある中学校だから、特別かなぁ~とその方はおっしゃっていましたが・・・。
中学生の頃って、どんどん自我が発達してくる時期なので、家庭でも学校でも自己主張しはじめる頃のはずなんですが。
目立たないように、飛び出さないように、生きなきゃいけないなんて、
息がつまりそうで、苦しくなってしまいます。

人間はひとりひとり違って当たり前ですよね。
もっと「個性」を生きられるような環境が必要だと私は思います。

学校が無理なら、せめて家庭の中でだけでも、
子供の「個性」を大切に育ててあげたいものです。

けれど、子供の個性を認めるのも、親にとってはなかなか難しいものです。
自分の子供の事になると、つい親は焦っちゃいますよね。(私もです)
長い目で見ていないとわからないような事でも、ついつい決まったカタチを押しつけようとしている自分に気付いたり。

親が子供に答えがわかっている事、確実な事を押しつけるのは、
子供の人生を誰もがやってる最大公約数に押し込もうとしているだけだ!と
河合隼雄氏(臨床心理学者)もおっしゃっています。

でも、親は安心安全な道を、ついつい子供に用意してあげたくなりますよね。

これって、結局親も「個性」を生きていないからなのかもしれません。
親が自分自身をちゃんと生きていれば、子供の個性にも敏感になれるような気がします。

「個性」と言っても、他の人とものすごく違う能力や、知識、考え方というほどのものではないんです。
自分が考えたように、自分の選択を信じてまっすぐ進む力が個性です。
失敗しても、遠回りでも、自分を信じる力。
間違っても失敗しても、きっとやり直せると信じられる能力も、個性を発揮するには必要なのかもしれませんね。

そんな力をつけていく場所が家庭です。

子供達は大きくなればなるほど、外ではいろいろなストレスを浴びて帰ってきます。

家では、そんな子供を親がまず、信じてあげて
励ましてあげられると良いですね。

そして、お父さんお母さんも、「自分を生きる」ことをサボらないで
人生を楽しむのが一番大事なのかもしれません。

(文:橋本 理津子)

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