ファミリーの1歩先には親子スタイル

ぞうきんがけは危険

お恥ずかしいことに、コミュニティスクールとして有名で、相当数の団体が四六時中利用しているにも関わらず、我が母校であり、息子が現在通っている公立小学校は、開校してようやく30年を前にしながら、いつ行っても汚く、ほこりっぽい。

中でも汚いのは、自分自身が幼少期に在籍し、今は息子が在籍する、地元剣友会の稽古に使用する、体育館である。
ここは常に地元のスポーツサークルが練習に使用しており、使用時は必ず清掃と鍵閉めが義務づけられているはずなのに、窓も鏡も曇り、埃が常に宙を舞っている。

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私は胸をはって、「かたづけられない女です!」と言えるほど、整理整頓と掃除は苦手(というより嫌い)なのだが、そんな私でもやはり母校は綺麗であって欲しい。そこで、以前から学校用お掃除用具一式を用意し、親子清掃デーの度に持ち込んでいたのを、たまりかねて、先日は剣道の稽古後、子ども達と体育館を清掃するために持っていき、息子の親友のママと一緒に磨き上げた。

その成果に気をよくし、ぞうきんがけは武道のいちばん最初の修練であり、足腰を鍛えるにはもってこいである。これは昔のように、毎回子どもたちにやらせよう!と思いついたのだが、体育館の床はワックスが塗ってあるので、水ぶきはやめた方がいいかも、ということで、やはり剣の道を長く追求されている教頭先生にご相談したところ、水ぶきは床を傷めるので、からぶきでお願いしますという話の後に、

「また、ぞうきんがけは危険なので、子どもだけでは決してしないようにご注意をお願いします。
子どもは上手にお互いの間を取れないのでぶつかったり、どこまでもぞうきんがけをして壁に激突して歯が欠けたりなどが起きますので、今は手を左右に動かす、ワイパー拭きになっております」

これには心底驚いた。
発音記号の廃止以上に驚かされることがまだあったとは思わなかった。

教頭先生は、

「剣道でも、学校でも、ほんとうは子どもたちに(子どもたちのために)ぞうきんがけをさせたいのですが、上記の理由でなかなかできないのです」

とおっしゃったが、いやほんとに、どこのモンスターペアレンツが言い出したのだろうか?日本の将来を思うと暗澹とした気持ちになるのを禁じえなかった。

さて先日、剣道の稽古後、私は子どもたちにワイパー拭きで清掃をさせた。やらせてみると、ワイパー拭きですら、まともにできない子もいるのである。そりゃ学校もなかなかは綺麗にならないな、と思っていると、子どもたちが、

「だいちゃん、こないだみたく、ぞうきんがけレースしよう」

と、わくわくしながら待っているので、大人がこれだけいるならいいか、とやらせてやった。

すると、日頃やり慣れていないので、やたらに転んだり、雑巾から手がはみ出て摩擦でいたくなったり、足が痛くなったりと、情けない限りであったが、最後にはヒートアップして、ぞうきんを忘れて走り出す子どもまで出る始末である。

確かに、ぞうきんがけは危険かもしれないが、この子たちには最も必要な修行のように思えてならなかった。

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