ファミリーの1歩先には親子スタイル

ひとり親と子供たち

 はじめまして。ライターの京太といいます。このたび、親子スタイルに参加することになりました。どうぞよろしくお願いします。

 最初なので自己紹介を兼ねて、自分のこと・私の子供のことを、少々書こうと思います。

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 私は離婚して、子供たちは父親と離れて暮らしています。離婚当時6歳だった長男も、今は高校二年生。ずいぶん大きくなりました。

 元夫と別れた当初数か月は連絡もあり、子供との面会もあったのですが、そのうち向こうからの連絡も途絶えがちになり、ついには引っ越ししたようでこちらからは連絡が取れなくなりました。唯一の連絡手段は、元夫の実家だけ。でも、離婚した妻の立場では、こちらから連絡を取るのもはばかられ、そのうち子供もお父さんに会いたいと言わなくなってしまいました。

 私は、子供たちに追い目を感じつつも、積極的に父親との連絡を取りませんでした。父親からも連絡はありませんでした。そのまま、何年も、父親と子供は音信不通のままでした。

 反抗期も収まった高校一年生の夏、長男は私に「お父さんと連絡とることできないの?」と聞いてきました。「できることなら会ってみたい」とも。冷静に考えれば、会ってみたいというのは、子供の当然の権利です。子供が会いたいというなら、会わせるべきだと思いました。

 そこで、勇気はいりましたが、元夫の実家に電話しました。夫の消息を聞くためです。再婚していれば子供が会いに行くのは迷惑かもしれません。状況を聞きたかったのです。

 電話に出た、元姑は、最初私のことがわからないようでしたが、すぐ思い出して喜んでくださり、「実はここにいるのよ」と、元夫が実家に同居していることを教えてくれました。おかげで、長男と父親は、なんと10年ぶりにその電話で話をしました。そして、長男は一人、夏休みに、父親に会いに行くことになりました。

 私はちょっと複雑な気持ちでしたが、飛行機のチケットを手配し、長男は父親に会うことができました。再開を果たしたあと、戻ってきた息子は、父親のことをそんなに語ってはくれませんでしたが、楽しかったと言ってました。高二の夏、つまり今年も行くのかなと思って、聞いてみましたが、「今年は、部活とバイトで忙しいからいいよ」と、あっさりしたものでした。

 10年ぶりの会話がどんなものだったかはわかりません。ほとんど他人のようになってしまった親子です。猫をかぶったまま、お互い他人行儀に話して、帰ってきたのかもしれません。それでも、息子は急に、大人びて見えるようになりました。父親の髪の毛が薄くなっていたのを気にして、育毛剤を買ってきたのには、笑ってしまいましたが。

 今は、必要な時は、メールで父親に連絡をとることができます。ほとんどやり取りはないようですが、それでも何か、絆のようなものを確認し、安心したのか、生活も気持も落ち着いて、楽しげに高校生活を満喫しています。もっと早く、父親と話ができるよう繋げてあげればよかったなと、今は思っています。

 今年は、受験を終えた、高一の娘が、父親に会いに行きました。娘は毎日のように、父親とメール交換しています。普通の父娘ならば、もっと仲が悪いのかもしれないですが、遠く離れ、ずっと会えなかった親子は、ちょうど良い距離感で、仲良くしているようです。

 私は子供たちをひとり親として育ててきました。父親はいないけれど、そんなにさみしい思いをさせなかったと思っていました。でも、そんなわけないですよね。やはり、言わなくても子供たちは、父親に会いたいときもあったはずです。私に叱られたとき、困ったとき、向き合うのは、母親の私一人。父親という逃げ場がない状態で育ててしまいました。

 離婚をした私たち夫婦は、もう二度と会う必要も、そのつもりもないですが、子供たちにとっては、父親というのは唯一無二であり、私の方も10年会ってなかろうと、安心して遠慮なしに預けられる唯一の場所でした。夫婦は壊れても、親は親。お金のことや、その他もろもろ、不満はあっても、それはすべて夫婦間のこと。子供には関係のないことでした。

 10年の空白はあるものの、それは埋められないものの、それでも子供らが会いたいと望んだとき、会わせることができてよかったなと思っています。しかし、顔も忘れてしまうほど会ってなかったというのに、いきなり泊りに行ってしまうなんて、血の絆というのは、深いなぁとつくづく思いました。まぁお互い、表面の、よい面しかみる暇がなかったとは思いますが(笑)

 というわけで、この「親子スタイル」では、あまり大っぴらに話せることでもないんですが、ひとり親家庭と思春期の子供たちのことを、実体験に基づいて書いていこうと思ってます。やっぱりちょっと、ひと工夫が必要だったりしますしね。どなたかのお役に立てれば光栄です。

 リクエストや質問など、楽しみにお待ちしていますので、遠慮なくお寄せ下さいね。これからも、どうぞよろしくお願いします。

(文・平戸京子)

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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[平戸 京子]
(2009年08月16日 00:13) 個別ページ
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