先日、ある有名な専門学校の校長からお話を伺う機会があった。民間企業等で高い役職に就かれた後、そこの校長に就任された方なので、最近の専門学校事情など率直なところをお聞かせいただいた。
「学校の方はどうですか?」
「いやぁ、おもしろいよ。みんな若いし。」
「将来が楽しみですもんね。でも、学校事情は色々と大変でしょう?」
「うちはスパルタ教育なんですよ。」
「スパルタ?」
「そう、まずは挨拶の仕方から始めてるんです。」
「ほぉ!」
「だれも教えてこなかったんだろうね。でも、そのままじゃ社会に出せないからね。」
「いわゆる、社会人基礎力とか人間力、コミュニケーション力ってやつですかね?」
「まあネーミングはどうでもいいんだが、とにかく、まずは挨拶から。そして、相手とリアルで話ができること。相手の顔を見て話せないんだよね。もちろん言葉も知らない。ホント、技術以前の問題ばかりでね。そういうことができないやつに、いくら専門的なこと教えても意味ないからね。」
「ああ、やっぱりそうですか。」
「もっとも、こういうことは、専門学校だからできるのかもしれないがね。」
「なるほど。大学だとせいぜい就活のプログラムでちょこっとやるだけですもんね。」
「だいたい、こんなこと教えると、学生は煙たがるだろう?」
「確かに。で、校長自らが率先して?」
「そういうことだね。こういうことができないと就職なんかできるわけないしね。」
・・・
産官学連携とか、大学教育のあり方など、普段の仕事で教育について考える機会が多いこのごろ。場面場面で、本当に教えるべきものは何か?家では?初等教育では?中等教育では?高等教育では?いたるところ疑問符だらけだ。大学教育が悪いと責められば、大学は高校が悪いという。高校が責められれば義務教育が悪いという。義務教育が責められれば家庭での教育がなっていないという。確かにその一面は正しいだろうが、それだけでもなかろう。みんなが責任逃れしてきた結果が今のこの状況ではないか。
少なくとも、自分の子には、挨拶のしかたからきっちり教えておこう。
(文:小林千早都)
親子スタイルアドバイス
■お勧めの対象
教育に携わるすべての方、お子様をお持ちの保護者の方
■コメント
小さいうちから教えておけば何でもない振る舞いも、大きくなってからでは直すのが大変だそうです。難しいことを教える前に、当たり前のことをまず身につけさせたいものですね。
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あいさつがスパルタ教育ですかー。
mixi日記にも書きましたが、教えに行っている専門学校でも、あまりに基本的なことができないので、担任に相談したところ「今の子は、たとえるなら馬を水のみ場に連れて行くだけではだめで、水桶に頭をつっこんでやるところまでしないとダメなんです。って。
コミュニケーションスキル以前の問題ですね・・・。
rionyanさん、
コメントありがとうございます。
>水桶に頭をつっこんでやるところまでしないとダメ
いやぁ、耳が痛い(><)
これ、硬直化した職場でも同じなんですよ・・・こちらは確信犯ですけど。
学生時代なら、まだ先入観もあまりないでしょうから、
「なんでそれをしなければならないのか」をこちらから説明し、
納得が得られれば何とかやれると思うんですが。
さすが、民間を長く経験された後の
校長先生ですね!
相手のリアルで話せる!
ってなんかいい言葉。
saTOCOさん、
そうですね、やっぱり目線が違いますよね(^^)