ファミリーの1歩先には親子スタイル

会話の大切さ

先日、塾の説明会があって親子で参加してきました。テーマは「中学生活に向けて大切なこと」。これから受験を迎え、がんばらなければいけないのに、もう未来を見据える、ということなのでしょうか。


現在住んでいる県の全国学力テストの結果は小学6年が大体10位前後。中学3年になると一気に下がり、40位以下。取り組んでいることはさほど全国的に見ても変わっていないとは思いますが、嘆かわしい現状です。高校進学率は東京より高いのですが、大学進学率は最下位争い。ため息が出る結果です。私が大学進学したころとまったく変わっていない、そんな有様です。原因は子供が高い教育を望むこと自体、取り合おうとしない親が多いこと。さらにいまだに女の子に教育なんて・・と考える家庭が、環境が回りにあること。今時・・と思われる方もいると思いますが、会社そのものが「女の子」扱いしているところがたくさんあります。社会全体の意識がまだまだ低いのです。
もちろん、意識を高く持ち、取り組んでいる子供はいます。私の知り合いのお子さんなどは幼い頃から小児科医になりたい、と夢を持ち、見事医学部に合格。はりきって大学に通っています。

子供が通っている塾は中学受験から大学受験まで対応しています。お付き合いが10年になる子供もざら。その中でこういうお子さんもいました、と。
公立高校合格発表の日。もちろんその女の子は志望校に合格。県内のトップ校です。教員室でもよかった、という話で盛り上がっていたそうです。しかし、塾の自習室には彼女の姿が。今日ぐらいゆっくりしたら?と声をかけたところ、「私が目指している大学のことを考えると、今から数学などに取り組まないと、だめだと思うんです」と返ってきたそうです。もちろん3年後にはその大学に合格。将来就きたかったという食品関係の会社で、研究職として活躍しているそうです。

逆算の進路目標ということ。この仕事に就くためにはこの大学に入るのがいいだろう。例えば、医者を目指すのならば、国家試験の合格率の高い大学。(防衛医科大は100%です)教員の場合も。(愛知教育大、信州大など)ベンチャー企業設立者が多い大学。(筑波大学は大学内に会社は8つあります。東京大学は5つ。)そして、その大学に進むにはどの高校に入ったらいいのか。大学推薦枠のある高校、カリキュラムが充実している高校。さらに、その高校へ進むには中学の学習をどう取り組むのか。部活動との両立は?などこれからの課題を突きつけられました。
一概に高いレベルの教育を受けることが成功とは思っていません。本人が望むような進路を歩かせてあげる。これが親のできることではないか、と感じています。

説明をした先生からは、自分は共働きの家庭で育ち、参観日にも来られないことが多かった。家事は同居する祖母が一手に引き受け、父も母もがんばって働いていた。ただ、いまだに感心していることがある。母が帰宅すると、着替えもせず自分の部屋に来て、今日あった出来事、考えていること、進路のこと・・毎日30分話し合った。その後、妹の部屋で30分話し、それから着替えをして、夕食をとっていた。それが大学で家を離れるまで、ずっと続いた。子ども扱いせず、一人の人間として話し合っていたので、おかげで反抗期をいうものを経験しなかった。自分が親となった今、母親がしてくれたことに感謝している。塾で何年も見てきて、成績が伸びる子供というのは親子の会話がきちんとできている家庭が多い。どんなささいなことでもいいので、親子で向き合ってください、というお話でした。

説明会が終わり、子供とお昼を取っていました。その後私は仕事に戻らなくてはいけません。時間を気にしつつ、あわただしく食べていると、子供が唐突に「僕はお母さんと話しているときがいちばん楽しいよ。お母さんは何でも知っているし。お母さんが好きか?と聞かれると、「えーこんな人?」と思うけれど、僕とお母さんはものすごく仲良しだよね」
この関係が今後もうまく続いていくかどうか。不安な部分もありますが、絶対にうちは乗り越えられる、と信じています。何よりも子供の言葉が私の力になっています。これからもがんばるぞ!とあらためて誓った日でした。

(文:長谷川 雅恵)
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