ファミリーの1歩先には親子スタイル

間違いは正直に

寒い日々が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年は世界的な大不況で、スクルージならずとも、財布の紐が固くなるのは否めないらしく、私の知り合いのオンラインショップでは、例年に比べ、クリスマスギフトの出足が不調なようです。

また、ご近所の奥様方の中には、「派遣切り」にあい、長年務めた職場をお辞めになられた、という方もちらほらと見聞きします。
そんな世の中ですから、どんな仕事であっても、なんとしても正社員の地位を守りたい!と、がむしゃらに働き、色々と無理をされている方も多いでしょうが、その中には、解雇や減給を恐れて、自分のミスを必死で隠している人もいるのではないでしょうか?

悪いことは言いません。
仕事上でミスをしてしまったら、いちばん良い方法はただ一つ、隠蔽に無駄なエネルギーを使わず、即、上司や同僚に相談し、相手にできるだけ早く謝罪し、誠意をもって償うことです。
当たり前のことですが、これはなかなかできないことです。

とある青年の話です。


大学を出て、あるITソリューション企業に就職した青年がいました。
ITソリューション、などと言えば聞こえはいいですが、この業界は仕事がハードな割に給料が安く、この企業もご多分に漏れず、大手と渡り合うには規模が小さいため、中小零細個人商店相手に、大手ではありえないような安い値段で、社内ネットワークの保守、サポートなどを受け持っており、薄利多売を地で行くため、営業担当には毎月きついノルマが課されていました。

ただ内定をもらったから入ったのでしょうか、青年は全く技術的知識が無く、クライアント先のシステム担当者と打合せをしても、全く話がわかりません。
クライアントから質問をされてもその場で答えることができず、会社の技術担当に質問内容を詳しく伝えることもできず、毎月のノルマと、上司の叱責に怯えるようになりました。

そのうち、彼は上司や先輩に正直に質問したり、報告して叱られることが怖くなり、少しでもやさしそうなクライアントがいると、その人たちに他のクライアントの案件について質問するようになりました。なんと、自社のサービス内容の比較まで説明してもらうようになったのです。
そういった彼の態度に呆れたクライアントが契約更新を渋ると、

「今月の売り上げが間に合わなくて上司に叱られるんです」

と言って、クライアントの同情を買って契約してもらうようにもなりましたが、そのような態度ではサービスも満足に提供できるはずがなく、彼のクライアントにはトラブルが続くようになり、とうとう会社にもクレームが届くようになり、心労がたたって身体を壊した彼は、とうとう会社を辞めました。

さて、そのような不出来な社員を採用し、まともに教育も管理しなかったのは、結局お前たちだろう、ということで、現在、その会社は、彼のクライアントたちのトラブル対処や、怒り狂って損害賠償をわめくクライアントへの対応におおわらわです。
彼のクライアントを引き継いだ、他の営業マンたちは毎日遅くまで謝罪して歩き回り、技術者たちは毎日遅くまで、怒り狂うクライアント先で作業を行っています。

私は日頃、息子に対し、

「悪いことをして隠しても、どうせばれるし、隠した方が余計に怒らせるんだから、さっさと正直に謝りなさい」

と、よく言い聞かせていますが、いやいや、言うはやすく、行なうは難し。
人間、素直に自分の非を速攻で認めて、速攻で謝罪する、というのは、大人になればなるほど難しくなってきます。
下手に非を認めれば大変なことになる場合もありますし、自分だけに非があるわけじゃないよ、と思うこともあるでしょう。
それでも、のちのちの災いを避けるためには、やっぱり、

「やっちまったと思ったら、とりあえず謝っとけ」

というのが無難じゃないかなあ、と、思うのです。
それが生活かかった仕事であれば、余計に、でかい損害賠償沙汰になる前に、まず上司や先輩に正直に話して相談するのが、結局は自分を救う、いちばんの手段ではないでしょうか。

さて私、とある事情により、ここ数週間ほど、この青年の先輩たちと肩を並べて、仲良くお仕事をしております。先日などは帰宅時間が23時を過ぎました。
辞めてしまった後輩のため、疲労しきった表情で作業している彼らを見ていると、気の毒でなりませんが、彼らにしてみれば、同じクライアントを持ってしまったばっかりに、一緒に作業をせざるを得なくなった私に申し訳なく思っているようです。

こんないい先輩たちがいたのに、なんで正直に言わなかったのかなあ、と、残念でなりません。

OSGの皆さん、何事も正直がいちばんですよ。

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