ファミリーの1歩先には親子スタイル

センチメンタルなブランドとか伝統とか

子どものころ、唯一の日の丸をつけた憧れのヒコーキだった日本航空も、ついに経営破たんとなりました。3年後には果たして解体されるちゃうのか・・・。ぼくらぐらいの年代だと、どうしても経営体としての評価よりも、感傷的な思いのほうが大きいことを否定しきれないように思います。
(今のうちに空港通いするのも趣味的には楽しそうなのですが・・・。)


まあ、疑うことのなかったブランドが「地に堕ちる」のも、あたりまえな変化に満ちた世の中なわけです。

受験最前線のご家庭ではご承知かと思いますが、首都圏・近畿圏では大学の囲い込み戦略として、付属中高を新設する動きが目立っています。ただ、そもそも子どもが足りないわけですから、実はまっさらな新設はほとんどなくて、多くは既存校の再編や他校との合併によるものです。
つまり、再編・合併される側の学校は、ある意味「消えてなくなる」わけです。

知人の通っていた学校もそのひとつとなったそうです。大手大学の付属共学校となり、志願数も絶好調のようです。その一方で、女学校としての百年以上の伝統が途絶えるわけで、OGのみなさんはかなりおだやかではない、とのことでした。
ぼくなんかも、木造校舎とかを思い出して感傷に浸れるくらいですから、出身校の伝統が消えるのは、かなりさみしいと思います。

マーケティングの世界でも「ブランド」は微妙な言葉です。そのひとつの切り口として、「名前が一人歩きし、過剰に期待された」状態というのがあります。
学校名と偏差値で評価された「学校ブランド」とかは、過剰な期待の典型例だと思います。その背景は実は親の思い入れがほとんどで、それは感傷や幻想がかなり大きいのを否定できません。
概ね過剰な期待に根拠はありませんから、投資にすらならないと思うのですが・・・。

やはり、どんな環境であっても日々の友人や先生との出会いが、これからの伝統やブランドになっていくことは間違いなさそうです。であれば、本来は親の知ったこっちゃないはずなんですがねえ。
まあ、受験に関しては親の思い入れもホドホドに、できれば「趣味程度」がちょうどいいかもしれません。
受験で燃え尽きないようにしないとならないのは、むしろ親かもしれません。

あ、ただいま真っ最中の方は、読まなかったことにしてくださいねー。もちろん、難関を乗り切った方は、がんばったこと自体が価値なのですから。

(せきね けんいち)

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