女性の体を守ることに関して世界に随分遅れをとっている日本ですが、昨年末にやっと子宮頸がん予防ワクチンが認可されて、接種できるようになりました。
子宮頸がんはその原因がほぼ100%ヒトパピローマウイルス(HPV)によるものであると解明されているので、そのHPVに対するワクチンがとても有効です。
今回承認されたワクチンはHPVの仲でもハイリスクのウィルスの60~70%に有効なワクチンです。
このウィルスは人の皮膚などに存在するごくごくありふれたウィルスなので、誰でも感染する可能性があるものです。
全女性の80パーセントが一度は感染しているとも言われているそうです。
おおかたの場合は自然に消失するのですが、その一部がガン化します。
今20代~30代に子宮頸がんが多くなっているそうです。
特に性交渉で感染することが多いこともあり、予防接種を性交渉未体験のうちに受けておくととても有効だといわれています。
そういう意味で欧米では10歳~14歳くらいの女の子への接種を積極的に勧めています。
一度接種すれば今実証されているだけでも8年(これはこのワクチンが開発されてこれだけしか経っていないので、追跡できている分)、おそらく最低でも20年は有効とされています。
もちろん、既に大人の女性も、これから感染してガン化することを防ぐことが出来るので受けておくに越したことはないと思います。
さてわが娘高校三年生。
大学受験の合間を縫って、1月終わりに一回目の接種を受けてきました。
私も一緒に行って受けてきました。
グラクソ スミスクラインのホームページに全国でこの予防接種を行っている施設を検索できます。
年頃の娘をいきなり産婦人科に連れて行くのは抵抗があったので、本当は内科か小児科で受けたかったのですが、残念ながら私の住む地域では、産婦人科しか扱っている施設がありませんでした。
このワクチンは、合計3回接種して初めてしっかり抗体が出来ます。
2回目は1回目の一ヵ月後。
ちょうど今日国公立の前期試験が終わるので、明日にでも2回目を受けるつもりです。
3回目は1回目の6ヵ月後。
夏休み前には完了ですね。
今はこれは実費なので一人1回15000円、それに初診料などもかかるので、二人で35000円ちょっとかかりました。
自治体によっては無料化を打ち出しているところもあるようですが、まだまだですね。
諸外国では無料化のところが多いようですが、日本は少子化対策とか子供手当てのばらまきをするなら、こういう女性の体を守ることにもっと対策をとってほしいと思います。
娘さんを持っておられるかたには、どのタイミングで予防接種をするのか、というのも大きな問題ですよね。
我が家の場合は、認可されたのが今だったので、今しかない、言うタイミングですが、例えば今中学一年生くらいのお嬢さんの場合、ワクチンの意味をしっかり理解した上で受けるのにいいタイミングを考えないといけないですね。
また、この予防接種を機会に、日ごろちょっと話しにくい、セックスに関する話題も話し合うのもいいことだと感じます。
もう少し待てば、無料化や助成が広がっていく可能性もあるでしょうから、お子さんと話し合って有効なタイミングでの接種をして、子宮頸がんから体を守りましょう。
そしてもうひとつ大切なことはワクチンで子宮頸がんのリスクを大きく減らすことは出来ますが、全くなくなるわけではないので、検診は定期的にうける、ことです。
by武田りこ
※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
ポチッと一票↓↓↓お願いします
◆同じカテゴリーの記事◆
先日、薬剤師の友人と、この話をしていたところです。
娘は共に中3。
受けさせたいけれど、予防接種の前に婦人科での検診が必要ということで、「中3の娘に、あのポーズをさせるのはどうか」というところがネックとなり、うーん・・・どうしよう・・・で話は終わってしまったのです。
いつのタイミングにするか考え中です。
さやかさん、コメント有難うございます。
私も近所でこの予防接種をしているのが産婦人科しかなくて、もし内診とかあったら、娘はやめておこうと思い、私が先に診察室に入ることにしました。
実際には、問診表に記入してそれを元に口頭で問診して、この予防接種についての説明をして、注射、という流れでした。
産婦人科の一般的な問診表に記入するので、初潮はいつだとか、最終月経はいつだとか、今まで何回妊娠出産したとか言う項目はありましたが、実際の診察はありませんでしたよ。
そういう心配をしなくていい分、本当は内科か小児科で受けたかったと思うのですが、産婦人科でも大丈夫ですよ。
りこさん
内診が必要かどうか病院に確認してみよう、
と思っていたところでしたので、参考になりました。
でも、医者の判断とか、地域によって違う、
とか、そんなことがあったりするかもしれないですね。
内診ナシだと、一歩踏み出せる親も多いと思います。
ありがとうございます。
海外情報です。
日本でも2009/12月に子宮頸ガン予防ワクチンが任意で接種が可能になりましたが・・・
発売元:本社英国:グラクソ・スミスクライン社(日本名サーバリックス)HPVワクチン
発売元:本社米国:メルク・万有製薬㈱(ガーダシル)HPVワクチン
世界各地では重篤な副作用や死亡者が多数発生してます。その数は日々更新してます。
2009/12/14日の時点でアメリカでは1万5千人に副作用が発生し、少女たちが44人が死亡しています。世界各地でも死亡者や麻痺などの重篤な副作用が報告せれています。日本のニュースや医療関係者のサイトをみますと、熱烈大歓迎という傾向です。
ゆるみずさんのコメント、驚きました。このところ日本では毎日のように、「ワクチンで予防できるガン」ということでニュースなどで取り上げられています。一刻も早い無料化に国をあげて取り組んでほしいというもので、海外に比べ日本は遅れているなー、と思わせられるものです。事故などリスクについては一度も聞いたことがありませんでした。