ファミリーの1歩先には親子スタイル

お上がそれをやってはだめでしょう

 東京都が、「東京都青少年の健全な育成に関する条例」を改正しようとしている。これを受けて、東京都地域婦人団体連盟等の非営利団体を含む民間団体が、意見を述べ、反対の声をあげている。

▼東京都の青少年健全育成条例改正案に対する意見全文
http://www.mcf.to/temp/opinion_tokyo_juvenile.pdf

▼東京都条例改正案の問題点
http://www.mcf.to/temp/objection_tokyo_juvenile.pdf

 …..全部読んでる時間がない?では、解説しよう(笑)

 今まで、ケータイが与える子供たちへ影響への対策として、フィルタリング機能等、各社工夫をこらし、各家庭でも利用してきたと思います。これを、東京都が厳しく管理していこうという条例なのです。しかも、管理基準があやふやなため、異議を唱えているのです。へたをすると、青少年へのネットリテラシーの育成を妨げ、知識を得る自由を奪う可能性もある法令です。

 子どもへの影響を親が判断してフィルタリングをかけるなら問題ないと思います。だけど、それをお上が制定しちゃったら、だめでしょう。だいたいなんでそんなことをお上がしなくちゃならないんでしょう。

 多くの子供たちがケータイに悪影響を受けているとしたら、その殆どは、サイトの質などではなく、ケータイに費やす時間です。フィルタリングを強制したところで、親の名義で契約したケータイには意味がありません。まったくもって、無駄なことを言っているとしか思えません。

 自分の連載で申し訳ないのですが、こんなコラムを書きました。

急増する”ケータイ依存チルドレン”、親はどう接する?
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20100311/1031219/
(日経トレンディネット)

 ここで調査したデータを読みとくと、多くの親が問題だと感じているのは、子どもたちのケータイメールの利用時間であり、危ないサイトへのアクセス等は、少数派です。子どもがケータイを片時も離さなくなってしまうほど依存してしまうのは、危ないサイトの虜になってしまったわけではないのです。サイト規制をかけたって、ほとんどの子どものケータイ依存はよくなるはずがありません。

 中学・高校へ通うようになっても、子供たちは、自分とコミュニケーションしてくれる家族の愛を求めます。しかし、家族への反発等から、今度は、コミュニケーションを外へ求めるようになってしまうのです。この”外”というのは、ごく一部の子どもを除いては、通常、クラスメイトなど、身近な友人達とのメールのやりとりのことです。一日数通のやりとりなら、なんということはありません。だけど、度が過ぎると、一晩で100通もメール交換をする子どもになってしまう可能性もあるのです。

 こうなったらもう、寝不足で勉強どころではありません。そうならないために、親は子どものケータイを見守り、必要ならばフィルタリングをかけたり、使用上限を設けたりするべきでしょう。だけど、それを東京都がやってしまったら、どうでしょう。自由を奪うことにならないでしょうか。

 親はもっと、自分の子どもの様子に目を配り、ケータイの利用状況についてもしっかり見守る必要があります。それをお上の条例で線をひいて、普通に使っている子ども、ネットを有効活用している子どもまでをも巻き込んで、シャットアウトしてしまうのは、どうでしょうか。

 東京都がこんな条例を作ろうとしているバックグラウンドには、私たち親が、子どもを見守るのをさぼっていたつけが回ってきたと言うことなのだと思います。まだ遅くはありません。今からでも、子どもたちのケータイ利用をしっかり指導し、見守り、ただしくケータイを使えるよう、指導していこうではありませんか。お上に丸投げするなんて、そんなことを許してはいけません。

 さぁ、もう一度しっかり、自分の家族のこととしてこの問題を捉え、一緒に考えてみませんか?
 自由に学べるチャンスを、子ども達から奪うことなく、正しく子どもを導けるのは、親だけだと思います。
(平戸京子)

東京都の青少年健全育成条例改正案に対する意見表明
http://www.mcf.to/temp/opinion_tokyo_juvenile.pdf

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[平戸 京子]
(2010年03月16日 18:36) 個別ページ
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