ファミリーの1歩先には親子スタイル

ホストファミリーで新しい家族体験!その2

イタリアの女子大生を迎えてそろそろ3週間が過ぎようとしています。
懸念していたような言葉の壁や生活習慣の違いで戸惑うことはほとんどなく、まず順調に楽しく過ごしています。(彼女が24歳という大人であることや日本語が堪能なこともあると思います)

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彼女がうちに来た事でいろいろ楽しいことが増えました。
簡単にまとめるとこんな感じです。

★家族全員がそれぞれ彼女と一緒に過ごす事を楽しんでいます。
大学生の娘は彼女と一緒にショッピングに行ってプリクラをとったり、私と実家の父母と一緒に旅行をしたり、料理を一緒に作ったりしています。普段無口な主人ともいろいろ会話して楽しんでいます。

★インターネットで(SkypeやFacebook)で彼女の彼氏や友達、両親ともビデオでチャットしたり、コメントを交換したりして楽しんでいます。(フォトにごく簡単な英語でコメントする程度ですが)

★彼女に日本語や日本の文化について説明したり、一緒に観光する事であらためて日本の面白さやよさを感じています。

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平日は彼女は渋谷の日本語学校に午前中3時間の授業を受けに行きます。
そして午後は一緒に来ている友達とあちこちの街に遊びに行っています。
今日は恵比寿、今日は池袋などと、とても精力的に街を見て歩いています。
夜10時ごろに戻ってきて、ティータイムで私たちと今日あったことなどを話したりします。
早く帰る日もあり、時々学校の日本語の宿題などを見てあげることもあります。

金曜日には六本木のクラブに踊りに行きます。
はじめは夜道が心配で門限などをつけていたのですが、まぁ大人ですし、在日の友達も多いので、今は自由にしてもらっています。

こんな感じで自分たちでどんどん行動できるので、そのあたりは高校生のホストファミリーとは少し違うかもしれません。ほとんど大学生の娘に接するのと同じような感覚で”お母さん”しています。

私が面倒を見る部分は、朝ごはんと土日に一緒に出かけたりするくらいかな。
それでも十分にコミュニケーションできていて充実した日々を送っています。
ささいなことですが、一緒におにぎりを作ったり、冷奴や納豆など日本の食材を味見させてみたり、観光した場所にちなんだ昔話をしてみたり、そんなことが結構楽しいのです。

日々のことは別途日記をつけているのですが、その中の一部を少しご紹介しましょう。
※長いので興味のあるかただけお読みください。

「おにぎりを食べたことがあるか」とMに聞くと「まだ食べていない」と言う。

ご飯がちょっと余っていたので「じゃあ作ってみるからトライしてみる?」と聞くと「する」というので、彼女の前でしゃけとオカカのおにぎりを作ってみた。

カメラで動画で撮りたいといのでもう一度。
「さんかくカワイイ~」と言っていた。
「イタリアで作ってみたいけれど海苔がない」というので、「じゃあお土産に買ってあげるね」と約束する。

食べてみて「とても美味しい、おにぎり好き」と言っていた。
「今度は一緒に作ってみようね」と言ったら喜んでいた。
こんなささいなことでいいんだよね、異文化交流。

しかしハタと気づく、うちの娘達には教えたことがないような。
彼女らはおにぎり三角に握れるんだろうか??

留学生の本来の目的はもちろん日本語の勉強だ。

いつも私が宿題を30分くらい見ている。本来娘が見ればいいのだが、彼女はあいにくその時間はたいていバイトでいない。
私が教えているとダンナが自分も加わりたいのか途中でナンヤカンヤと口を出してくる。
あれこれいったら混乱するってば!(笑)

「どう違うのか」と聞かれて説明しようと思うと意外と難しいことがある。
普段の会話では7割方通じてOKになっているのであまり感じないけれど、あえて勉強を見ると、「ああ、日本語ってこういうところでつっかえるのか」と気づくことも多い。

書き順はメチャクチャだけど、結構漢字も書けるので驚いた。
出と山を間違えたり、駅と験を間違えたり、でも娘も案外そんなレベルかもしれない・・・・。

Mとイタリア人の友達を日曜日に多摩動物公園に連れていった。
動物園も久しぶりだなー。

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多摩動物公園ではゾウやライオンはもちろん、コアラやレッサーパンダやユキヒョウも見られる。
午前中からお弁当を持っていって、時間をかけてまわっていく。
多摩動物公園は基本山の動物園なので、結構な運動量になる。

Mはくじゃくに驚いていた。
くじゃく、しばらく粘ったらちょうどいい感じで羽を広げてくれた。
サービス精神が大盛な私は「開け~開け~」と念じていたのだ。
「ワンダフル!」と思わず拍手。

ホストファミリーになったからと言って、特別な場所にあちこち連れていかなくても良いと思う。
でも、近場で負担にならないところや、以前子供と一緒に行ったところに行ってみるのも懐かしくていいものだ。

この土日は、大磯の実家の両親のところに泊まり、江ノ島、鎌倉、小田原、足柄の山や温泉を楽しんだ。

金時山というのは山好きが集まるちょっとした有名スポットで、頂上の小屋には「金時娘」というおばあさんがいてすべてを仕切っている。
案外本格的な山なので、登山をしたことのない彼女たちにはさぞかし大変だろうと思ったら、さすがに若いせいか、あるいは狩猟民族の末枝の身体能力かわからないけれど、思いのほかスルスルとのぼり、Mが一番早く到着した。 登っている時に「こんにちわ」とか「もうちょっとよ、頑張って」などと下ってくる人がみな声をかけてくれるのも嬉しかったみたい。
どこが一番いいか後で聞いたら二人とも「山が素晴らしい」と言っていた。頂上では山の仲間や金時娘の家族がみんなとても良くしてくれたのでなおさらだろう。
作ってきたお弁当を食べ、茶屋で味噌田楽やところ天やきのこ汁を食べ、甘酒も飲んだ。相変わらず何でも美味しい美味しいと食べる。
ことに甘酒はとても美味しかったそうだ。(イタリア人はものすごく甘党!)

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下山の後、最近露天風呂もできたという小山町民いこいの家(愛称:あしがら温泉)に行った。ここ内風呂とサウナと露天と休憩所も揃っていて3時間500円と安い。富士山も見えるし穴場温泉だ。

裸で温泉に入るのは初めて、露天風呂もサウナも初めての彼女たち。はじめは「私たちはサルです」と毛深いのを恥ずかしがっていたけれど、入ってしまったら海辺で寝転ぶヌーディストの外人のごとく、さまになったくつろぎ様に場の空気が変わる。
サウナの後の冷水浴の見本を見せたら「おかあさんは武士です。腹切りの覚悟があります」と言われた(笑)

土日に会ったばかりなのに大磯の両親がまた夕方やってきた。

Mが料理をよく食べたので、また手作りギョーザを食べさせいと思ったらしく、大量にネタとギョウザの皮を持ってきた。
和菓子が大好きな彼女のために、さくらもちも沢山作ってきた。

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彼女が「じーじとばーばがとても好きです。料理は世界一です」とか満面の笑みで言うものだから、もう目尻が下がりっぱなしだ。

ギョウザのを作りかたを教えて動画を撮ったり、先日の旅行の中で金時山の登山と金太郎のことを明日スピーチ大会で発表すると言うので、童話のお話をしてあげたり、歌を教えたりしてすごく楽しそうだ。
Mはすっかり金太郎の歌が気に入って後で彼氏にうたって聞かせていた。

Mは心から嬉しそうな顔で「美味しい」「とても嬉しい」「大好き」と素直に言葉で表現するので、みんなが親切にしたくなるし、特にうちの親くらいの世代にはたまらないらしい。やはりちゃんと表現して伝えることは大事なことだなーと思う。 日本人の女の子ももっとこういう表現を学ぶといいと思う。

親が喜ぶのはもちろん私も嬉しい。彼女の存在がうちの家族のみならず両親にまでいい影響を与えているので、やはり彼女に来てもらって正解だったと思う。


ホストファミリーをする面白さは、その家庭ごとに違うと思うけれど、少し垣間見ていただけましたでしょうか?

ラスト1回ははじめてのホストファミリーで少々戸惑ったこと、予想していなかったことなどをアップしたいと思います。お楽しみに!

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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