ファミリーの1歩先には親子スタイル

娘の巣立ち、自分の巣立ち

今日から娘は新社会人。いよいよ巣立ちの時です。
入社式も終わって、緊張の中の第1日目を過ごしているでしょう。

私はこの時をずっと長い間待ち望んでいました。
巣立ちが寂しくないかと言われれば、寂しいですよ、そりゃ。
でも、それは乗り越えるべき親の試練、子離れして自分の人生や夫婦のこれからを見直すいい機会でもあります。
娘は22歳、長いようであっという間の22年でした。

今日はそんな子育てをちょっと振り返ってみたいと思います。


私が娘を出産したのは23歳です。就職した1年目で妊娠して結婚しました。
出産して仕事を辞める事は目指していたキャリアをあきらめることでもありました。
自己実現と引き換えに選択したことなので、娘に対する期待もとても大きく、娘は生まれながらにして私の「夢」を託された存在でした。今思えば若かったので子育てに気負いもありました。
思いを強く託されることは、本人にとって嬉しくもあり、そして辛くもあったと思います。

幼児期から音楽、美術、文学、映画、旅行などいろいろな体験をさせて、ピアノなども「何とか仕事につながるレベルに」とかなり厳しくレッスンしていました。
小学生のうちからイラストで仕事をさせたりもしました。学校を休ませて出張に連れて行ったこともありました。自分自身の考えを持つ事、自己表現すること、結果を出す事を常に求めました。
すべては娘が将来自分のスキルと感性で自分の未来を切開いていけるため、娘の自己実現を一番良い形で叶えられるようにしたいという強い思いからでした。

子供をそのままの子供としてただ愛するというシンプルなことができずに、いろいろな武装をさせていたと思います。小さい頃から大人としての対応を求めていたようにも思います。
幼少時代の子育てにおいてはおおいに反省があります。今にすれば心理カウンセラーに叱られる代表的なダメママでした。

その後、中学・高校・そして青年期に入るまで、母娘にいろいろな葛藤がありました。
やはり自我が芽生える思春期以降、「私はママの代理じゃない」「私は私の好きなように生きたい」という思いが強くなり、反発はあったと思います。
そのあたりは以前詳しくエントリーしてますからよかったら見てください。

二十歳を超えるあたりから、関係がぐっとよくなりました。一度家を飛び出した娘が戻った頃からです。
私のほうも反省してクールダウンしましたし、やはり娘が不在のときの自分の心の穴が想像以上に大きく「娘と一緒にいるだけでいい」と思えるようにもなりました。

不思議なもので「さぁ頑張りなさい、あなたのためだから」と言っているうちは子供のスイッチは入らず、見守り応援する姿勢になったとたん、自分で力を発揮するようになりました。
スイッチの入った子供のパワーはすごいです。

その頃からは娘の1日の報告を聞くのが楽しくてたまらず、仕事のこと、彼氏のこと、友達や学校のこと、次女と3人で夜な夜な話しに花をさかせました。
母娘で海外旅行もして、作品展なども行い、多くの体験を一緒にしました。
そして昨年は娘と彼氏の就活を応援して、ふたりとも無事今日の入社式を迎えれました。

今娘は彼氏と一緒に暮らしはじめています。
3月には会社の近くに引越し、私や祖父母も二人の暮らしが順調にスタートできるようあれこれ手伝いました。
今回は以前と違って、心から二人の自立を応援して送り出すことができます。
結婚についてはまだわかりませんが、大変な新入社員時代を二人で支えあっていくことができるのであれば、その先にはそういう未来もあるかもしれませんね。

娘の巣立ちを迎えて思うことは、私の子育てがいい面悪い面あったと思いますが、結局はすべてのことが影響して今の娘を作っているということです。
私が幼少時に撒いた種は、その方法がよくないこともあったとは思いますが、成長してちゃんと花をさかせ実っていると感じています。

以前娘の彼氏と二人でお茶をしたときに
「娘さんは、お母さんが望んだとおりにステキに育っていると思います。僕はそんな娘さんにとても憧れるし、惹かれています」と言われたことがあり、思わず涙が出そうになりました。
こんなに母冥利につきることはないです。

会社でも私生活でも、新しい人たちと新しいルールのなかで過ごしていかなくてはならず、大変なことは多いと思います。またこんな時代ですので仕事そのものも厳しいでしょう。でもそのひとつひとつの「大変」を解決しながら生きていって欲しいと思います。

ガンバレ!私の娘!がんばれ若い二人!
母はいつでも少し離れた場所から見守っているよ。

そしてほんの少しあいてしまった心の穴を埋めるためにも、新しいこともはじめます。
娘の部屋がひとつ空いたので、来週からホストファミリーで外国人留学生を1ヶ月受け入れることにしました。今度はこれまでちょっと仲間はずれ気味だった旦那も巻き込んで、また新しい家族体験をしてみようかと思っています。

次回のエントリーは、イタリアの女子大生とのホストファミリー生活ということで報告させてもらいますね。
子供の巣立ちと一緒に自分もちょっと過去の自分から巣立って新たな一歩を踏み出して行きたいと思います。

文:大橋ゆり

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