ファミリーの1歩先には親子スタイル

ホストファミリーで新しい家族体験!その3

初のホストファミリーが終了しました。
とても貴重で濃い思い出がたくさんできた1ヶ月でした。
「やってよかった?」と聞かれればもちろん「良かった!」と答えます。

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最後の日には、プレゼントした浴衣を着せて娘と写真をとったり、本場のカルボナーラを作ってもらったり、またすき焼きを奮発したりして夜遅くまで家族で別れを惜しみました。

いよいよ出発のときには家族全員とハグ&キス。そしてちょっぴり涙 icon:face_sparkling_smile
そんな充実したホストファミリーでも、やはり戸惑ことがなかったわけではありません。
締めくくりはそういう体験も書いてみたいと思います。



ホストファミリーのトラブルは、年齢や国柄、性格によってもかなり違うと思うので、一概に言えません。
今回うちの場合は、彼女が大人の若者の貧乏旅行的感覚で来ていたので、そのあたりがファミリーとしてやりづらい部分がちょっとだけあったと思います。ファミリーとしてもいろいろやってあげたいし、彼女たちも最大限に楽しみたいけれど、それはすべてホスト側の善意を前提にしなくてはなしえないことでした。

【ちょっと困ったなと思ったこと】

●外で連絡がとりづらい

1ヶ月の間に3回ほど待ち合わせがうまくいかなくて1時間も心配しながら待つということがありました。
最初のころ、彼女は知らせてあった私の携帯や娘の携帯に電話番号でテキストメッセージを送っていたようで、それが受け取れていませんでした。あっちでは携帯メールではなくそれが主流だそうで、そこでいろいろ行き違いました。
彼女が持っている携帯は自国で使っていたもので、国際電話経由になります。電話代が高くので自分から電話連絡したがらず、遅れても電話を入れることはありませんんでした。

●持ってきたカードが使えないからお金がない!

最初カードが使えなくてあと1ヶ月過ごすのに5000円しか現金がないと言われたときは焦りました。すぐに仲介の会社に連絡して「どうにかしてやって欲しい」と言いました。結局そのカードは郵便局やシティーバンクでは使えることが分ったので良かったのですが、もし使えないカードだったら困ったことになっていました。そのあたりは仲介業者や学校からのガイダンスまたはネットでもうちょっと調べてファミリーが困らないようにして欲しいと思いました。

●わりと予定をコロコロ変える

ちょっと前に言っていたことを「やっぱりやめる」と気分で予定を変えることは多かったです。
一番大きかったのは、買いたいと言っていたプリペイド携帯を私が買ってきて「やっぱりいらない」と言われたことかな。
前の日には価格も見せて店にも連絡して買うことになっていたので、代理で購入してきたんですが、彼女は例の電話番号メールで「やっぱりお金がないのでキャンセルしたい」と送っていたようなのです。 私も必要じゃないし宙に浮いてしまって「どうしよう!」と慌てました。
結局、仲介の会社が買い取ってくれたので良かったんですが、でも名義変更などの手間もかかり少し困りました。 「日本人ほど相手に申し訳ないから自分が責任をとる」という感覚がないかもしれません。

●どこまでが親切?を伝えるのが難しい

やはり最初はもてなしてあげたいという気持ちがあって、契約では朝食のみだけれど、夕食も出したり、外出するときの入園料なども出していました。
契約は朝のみなのでそれ以外は自分で外食したいのかな?と思ったら、朝出しておいたバナナを昼と夜にも食べて済ましたり、デパ地下で試食しまくって食事がわりにしたりするので、それも見ていられず結構二食出す日も多くなってきました。
私は料理が好きだから本当は別にいいんだけれど、でもやっぱり1食の契約でいつも2食出すのが当たり前になるのもどうかなーと引っかからなくもなく。
「ここまでは私たちの善意だけど、いつもじゃない」というのを伝えるのが難しかったです。

一度「夕食を家で食べるときは材料費を500円ください」と、とても言いにくかったけれど言ったことがありますが、それ以来は夕食時に帰ってこなくなりました。でも結局最後のほうは情も移って「いいよ、いいよ、これも食べなね。あれも食べなね。」と何でも出してあげちゃいましたね。

●それはハッピーな提案かもしれないけれど?

彼女はとにかく、できるだけお金を使わずにいろいろなところに行きたいし楽しいことをやりたいのです。
「GWには一緒に日光や京都に旅行しましょう」
「お別れの日には在日の友達も呼んでみななでパーティーしませんか?楽しい人達を紹介します」などハッピーに過ごす提案をされました。
でもそれは彼女が主催し準備するわけではなく、すべてホスト側の善意が前提になっていて、正直少し負担に思いました。結局うちはその両方の提案を断りました。
でも日光旅行はもともと彼女と知り合いだったファミリーが車を出して連れて行ってくれました。
パーティーは他のファミリーが主催してくれて私たちも招待されました。
京都は夜行バスと安いゲストハウスを探してあげました。

その代わり、うちでは実家を中心に鎌倉、江ノ島、小田原など案内しました。
「最後の日はパーティーではなく家族で過ごしたい」と私の希望を伝えて理解してもらいました。

一家庭ではすべてのニーズは叶えられなくても、いくつかの家族とかかわりがあったので、そのそれぞれが彼女と彼女の友達に対してできるだけのことをしたので、非常に充実した日々だったのではないかと思います。

こちらがやってあげたいことと、彼女の要望が違ったときに、断ったり気持ちを伝えたりするのにストレスを感じた時は、海外に住んだことがある方に日記のコメントでアドバイスをもらったりしていました。
いろんな人の意見をきくと「やっぱりそれでいいんだ」とか「そんなに向こうは負担をかけると思っていないんだな」とかわかって落ち着きました。

でも生活環境が違う人間がいきなり一緒に住むのですから、多少の行き違いや要望が違うのはあたりまえなんですよね。それもまた貴重な経験なんです。
一番いいのは基本の約束は最初にしっかり紙に書いておいて、それ以外の善意は「今日は特別サービスよ」などとわかるように言うのがよいと思います。
そしてできないことはあんまり重く考えずに「ごめん、それはちょっと無理そう。でもこういうのはどう?」と提案するのがベターです。感情的にならずにはっきりできることできないこと伝えるとわりとすんなり受け入れてくれます。

彼女の名誉のために言うと、決して「ずうずうしく要求する」というのではなく、すべてのことをいつもとても嬉しそうに感謝をもって喜んでくれました。お手伝いもしてくれましたし、最後にはきちんと部屋も片付けてくれました。
私たちファミリーは彼女がきてくれたおかげで、しばし忘れていたファミリーらしさを取り戻したし、娘が独立した寂しさを紛らわすこともできました。最初に書いた通り、やって良よかったことに違いありません。

ビジネスライクにやろうと思えば、約束通り朝食だけ出してあとは特に何もしないこともできたんだろうと思います。でもそうしなかったことで、とてもワンダフルな日々を過ごすことができたと思います。

今は彼女が去って、心にぽっかり穴があきました。
でも彼女がイタリアに戻って、Skypeでビデオチャットしたりするのが楽しみです。
いつか今度は私や娘がイタリアに行くこともあるといいな。

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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