ファミリーの1歩先には親子スタイル

留学1ヶ月、語学留学生は案外その国の友達ができにくい

娘がNYに旅立ってちょうど1ヶ月。
学校にも暮らしにも慣れてきたようだ。
その分、友達と遅くまで遊んできたりすることも多くなってちょっと心配も増えている。

今ドキの留学生はみなPC、インターネットを使うことが前提なので、自国の家族や友達とも簡単にSkypeなどで連絡をとることができる。
そのように簡単に自国とやりとりできるのが(留学するということにおいて)いいのか悪いのかわからないけれど、親としてはSkypeがオンになれば「ああ、今日も一日無事だった」と安心する材料にはなる。本当にありがたい。

さて本題、語学留学した場合、その国での「友達作り」は大きな課題になる。今日はそんなところを書いてみたいと思う。


語学留学生は案外その国の友達ができにくい

語学留学の場合、実はそういった問題がある。これは日本に来ている外国人語学留学生も同じ。私も娘が留学したりホストファミリーをやってはじめて知ったことで、せっかく留学に来ていても現地の若者と知り合う機会が少ないのはとても残念だ。

娘は最初「外国に行って結局日本人同士でグループになるなんてどうかしている。私は絶対日本人とつるまない」と言っていたけれど、実際は日本人同士で過ごす時間も多くなってしまっている。
当然といえば当然だけどまず語学留学のクラスに現地の若者はいない。
そして他の外国人も最初は同じ国同士でグループになってしまうらしい。そうなるとやはり必然的に日本人のグループにも所属しておかないと「友達がいない」という淋しい状態になってしまうのだ。
そこからいかに外国人友達を作っていくかは、本人の語学の上達と積極性にかかっている。
娘の場合は積極性は問題ないけれど、もともと英語ができない(文法理解や語彙不足)ので苦労している。でも日本で英語の勉強ができた人でも会話ができずに(コミュニケーション下手)でやはり苦労しているようだ。
ここに来てはじめて「話せない」ということは友達を作るステージにも上がれないということを愕然と理解することになる。

しゃべれない日本人にとってネイティブな現地の友達を作ることは至難の業である。
もちろん先生やホームステイの場合はホストファミリーなど、仕事でかかわってくれる人は別だけれど、「友達」という対等な存在であるには、相手にも付き合うメリットがなくちゃいけない。誰だって魅力を感じない相手と友達にはなりたくないからね、それをアピールしていく必要がある。
そうなるとまずは他の国でもいいので、お互い片言の英語でもコミュニケーションできる人と友達になるケースが多い。
娘のクラスの構成比率は、中国人ついで韓国人が圧倒的に多くその他の国は日本も含めてちらほらという感じ。
その中ではやはり中国人よりは韓国人と気が合うようで、娘が向こうで作った最初の友達は韓国人の女の子だった。娘よりは英語も少しできるようだから、ちょうどいいみたい。
通常英語で会話し、ところどころ日本語も入れて(韓国人は日本語も少しできる子が多い)冗談も言えるくらいにはなってきたようだ。

それでもやっぱりアメリカ人の友達も欲しいので、娘はNYのダンスのスクールにも通うことにした。そこには現地の若者も多数来ている。
その中で黒人で日本語学校に通っていている「日本びいき」な男の子と仲良くなったらしい。まだレッスンの合間の時間にちょっと話すくらいだけれどすごくフレンドリーに話せたことはとても嬉しかったようだ。「そこから広げていきたい」と娘は言っている。
「黒人のアメリカ人の男なんてだいじょうぶなの~」と言われそうだけれど、そのあたりは娘の嗅覚を信じるしかない。きっかけを掴んでそこから広げていかないと何もはじまらないからね。

そんなこんなで、留学して1ヶ月、とりあえず仲のいい日本人数人と、ほぼコミュニケーションに困らない韓国人数人と、そして現地の黒人のダンス仲間ができたらしい。
誰とも話せなくてホームシックになるようなことはなく、ホストファミリーの家族とも、学校の友達とも毎日英語で話して、それなりには楽しんでいるので最初の1ヶ月としては上々ではないかと思う。

学校の勉強はといえば、できない娘が言うのもなんだけど、まだ超簡単だそうだ。
たぶん向こうの小学校レベルからなんだと思う。それでもレッスンがすべて会話なので楽しいらしい。
きっと英語のレベルがアップすれば、それに伴って友達も増えるし楽しめることも多くなっていくのだろう。今、「学ぶ理由」がはっきりわかっているので、これはヤルしかないわけだ。

向こうでの交通機関(バスと地下鉄)を使いこなし、NYヤンキーズスタジアムに観戦に行ったり、ブロードウェイで「オペラ座の怪人」を見たり、メトロポリタンミュージアムに行ったり、それなりに観光や街めぐりもして、いろいろな国の料理を食べてNY生活を満喫している報告を聞くのはとても興味深いし嬉しい事だ。
自分も疑似体験しているような気持ちになる。

今週には娘はホームステイを出て、アパートで暮らすようになる。
いくつかの町を見て自分で探して決めた「家」だ。
自分の街と自分の棲家を決めて、ここからが本当の海外での暮らしになる。
魔女の宅急便のキキみたい、って思う。ほうきには乗らないけれど彼女は旅立ち知らない町に降り立って生活をはじめる。この町でまたきっと新たな人間関係もでき、友達もできるんだろうと思う。

がんばれ・・・親はただ祈り見守るだけ。

文:大橋ゆり

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