ファミリーの1歩先には親子スタイル

ホストファミリーをうまくやるには

今、ウチには外国人の男の子が2人ホームステイしています。
ひとりはハワイのジョシュー(19歳)、もう1人はオーストリアのジェリー(25歳)。

女の子2人の家族だったので、受け入れ前はいきなり青年期の男の子と一緒に生活してどうだろうか?と若干の心配もしていたけれど、実際行ってみればなんの問題もありません。

彼らはすごくジェントルで礼儀正しく、自分の部屋もきれいにしているし、夕食の後片付けも順番に手伝ってくれるし、生活していて「あれ~?」と思うことはほとんどありません。
むしろ娘たちや、これまで来ていた女の子よりも扱いやすい感じかも。

ホストマザーの私は、夕飯を作って(朝食はセルフなので)、彼らのその日の話を聞き、しばし話し相手になり(できるだけ日本語で)、彼らから質問のあることを答え、何かヘルプが必要なこと(例えばどこかに行くときに電車の乗り換えや地図を出してあげたり)をサポートするくらいかな。

いままでの普通の生活で自然体でやっていけています。
それでもホストファミリーをうまくやっていくには多少はコツがあると思うので今日はそれを書いてみましょう。


●家のルールを最初に説明する
参考までにうちの場合を書いてみるとこんな感じです。このくらいは英語がそんなにできなくても翻訳サイトを頼りに作れますよね。(カッコはルビ)


朝食(ちょうしょく)は自分(じぶん)で用意(ようい)してください。パン、シリアル、牛乳(ぎゅうにゅう)、卵(たまご)、ジャムは好(す)きなように食(た)べていいです。冷蔵庫(れいぞうこ)、トースター、電子(でんし)レンジも好きなように使ってください。
Please prepare breakfast by yourself. You may have bread, cereal, milk, eggs and jam. You can use these freely. You may use fridge, toaster, and microwave.

夕食(ゆうしょく)が必要(ひつよう)ないときには早め(はやめ)に連絡(れんらく)してください。
If you don’t need dinner, please let us know as soon as possible.

私(わたし)の家(いえ)の門限(もんげん)は12時(じ)です。もし帰り(かえり)が12時よりも遅(おそ)くなるときは電話(でんわ)してください。
The closing time of my house is 12pm. If you will be home after 12pm, please call/tell us in advance.

シャワーは1日(にち)1回(かい)好きなときに使(つか)っていいです。
You may use the bathroom (shower) once a day.

洗濯機(せんたくき)は空いて(あいて)いるときに使って(つかって)ください。乾燥機(かんそうき)はありません。
Please use the washing machine when becoming empty. There is no dryer.

自分の部屋(へや)の掃除(そうじ)は自分でしてください。部屋(へや)を散らかさない(ちらかさない)ようにしてください。
Clean your room by yourself. Please do not make a shambles of a room.

カギを渡(わた)します。カギは無(な)くさないようにしてください。
We give you a house key. Please do not lose it.

一緒(いっしょ)に外出(がいしゅつ)するときは、交通費(こうつうひ)、入館料(にゅうかんりょう)、喫茶代(きっさだい)などは自分(じぶん)で払って(はらって)ください。
When you go out with us, you need to pay your transportation fee, entrance fee, tea, and so on.

→お金のことはあいまいにしないほうがいいので、一応別料金になる場合は書いておいて、その上で「ここはこっちで払うからだいじょうぶよ」という場合はサービスするのがいいかも。


アクションで説明

お風呂の使い方(次の人のために残り湯のごみ取りをしたりすることも教える)や、洗濯の仕方干し方、外では切符の買い方などなど。やって見せたほうがいいことは必ずアクションつきでやってみせると大抵すぐ理解します。

●若者の気持ちと行動パターンを理解する

外国人に限らず若者は友達と過ごしたいもの。あまり帰りの時間に煩かったり行動を制限されることは好みません。夕飯を作ってあるのに「今日は友達と食べるからいらない」というようなことはあります。自分の子供だってありますよね。
そういうときは「わかったわ~そういうときはできるだけ早く言ってね~」くらいにしておくといいですね。帰りの時間に関しても男の子ならまぁそんなに気にしなくていいでしょうし、女の子は心配だけれど駅についたら電話してもらうとか何か工夫してできるだけ制限を多くしないほうがうまくやれるとは思います。あとプライバシーにはあまり立ち入らないこと(部屋にもめったに入りません)まぁそのあたりは自分の子供でも難しいところですね。

でも外人でも日本人でもやはりコミュニケーションがよければ大抵のことはだいじょうぶです。ホストファミリーのよくあるトラブルを聞くと、やはりちゃんと伝えていないことが原因のことが多いです。外人なのでとくに「言わなくてもわかって」は通じません。

「シャワーを何回も使ったり少量の洗濯を全自動で何度もされて水道代があがってしまって困っている」

→上のサンプルのように使用回数などを書いておくといいでしょう。ウチでは洗濯は週1回自分でまとめて洗ってもらっています。干して取り込むところまできっちりやってくれていますよ。

「せっかくホストファミリーをやっているのに毎日遅くまで友達と遊んで寝るだけになってしまっている」

→ウチでは「夕食は家族が会話する大事な時間なので、友達との大切な約束があるときはいいけれど普段は夕食は8時にスタートするからそれまでに帰ってきてね」と言ってます。

「外出も全部支払いはこっちまかせで、こんなにしているのにたいして感謝されてない」

→何がもとの費用に含まれていて、何が含まれないかをはっきりさせて割り切ることです。
やっていることについて相手の感謝の気持ち(言葉)が足りない、そう思ったときはストレスを貯めないうちに、自分から聞いてみるのもいいかもしれません。
「美味しかった?」「楽しかった?」「どうだったか聞かせて?」という感じかな。
あまり感情表現が得意でない子もいるでしょうから。(でも私が思うには外国人は日本人より感情表現は豊かなのでたいていは必要以上に言ってくれます)

ホストファミリーにとって大切なことは、あれもこれも全部やってあげることでもなく、全部支払ってあげることでもなく、遠慮して言わないことでもありません。
親が小さい子供に教えるように、最初にルールをわかりやすく説明し、そして自分にとってして欲しくないことやして欲しいことをその都度おだやかに伝え、相手がわかって欲しいことにちゃんと耳を傾けることです。

ゲストハウスやホテルと違い、ホストファミリーを選んで滞在したい人は、間違いなく家族との暖かいふれあいは求めているので、そこだけははずさないこと。
お茶飲みながらおしゃべりしたり、ゲームをしたり、ときには一緒に出かけたり。
帰ってきたときはいつも「お帰り、今日はどうだった?」と笑顔で聞くだけでコミュニケーションはうまく行きます。
でもそれって、自分の子供や夫に対しても本当は同じですよね。
あとはまぁ、あまり神経質になったりキリキリせずゆったりと構えることだと思います。

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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