ファミリーの1歩先には親子スタイル

子供時代の「経験」は先に進むための強力なエンジンだ

明けましておめでとうございます。
親子スタイル代表の大橋です。本年もよろしくお願いいたします。

昨年末は、来春卒業予定の大学生の就職内定率が 57.6%だったことを受けて「若者の就職難」がにわかにクローズアップされ、私もTV番組出演や雑誌の取材などをうけて問題意識をより深めた形になりました。

親子スタイルでは、家庭の中で思春期・青年期の子供との会話や体験を増やして、ひとつでも多くの幸せな家族関係を願って活動しておりますが、若者の就職難の問題もそのひとつの重要なテーマとして今年も取り組んでいきたいと思っております。

年始ということですので、今日は私の考えを改めてまとめてみたいと思います。


昨今、いまどきの若者についてアレコレ話題になることが多くなりました。

ゆとり世代の学力低下、草食系男子、若者のアレコレ離れ(海外に行かない、旅行にも行かない、本を読まない、TVを見ない、車の免許を取らないなど)、恋愛に奥手、結婚願望が少ない、女子の専業主婦願望が強くなる、などなど。
就活を考えたとき、そういった若者の内向的思考、行動範囲、思考範囲の狭さいうのは往々にして問題になります。
そういった傾向というのは確かに一部にはあり、またそれが報道され騒がれることでどんどん若者の意識に定着しているように思います。

社会が悪いから、未来に希望が持てないから、親のようになりたくないから・・・
いろんな若者の言い分もあるでしょう。
でもどんなに厳しい時代でも、自ら強く希望を持ち意欲的に人生設計をし、また社会からも必要とされる人(就活に強い人とも言える)というのはいるものです。
自分の子供がそうなって欲しいと望まない親はいないでしょう。
どうしたらそういう子供を育てられるでしょうか?

答えはひとつではありませんのが、私なりに経験から得た持論を述べてみます。

どんな時代でも強く行き抜ける子供を育てるには、とにかく「経験」をつませることだと私は思っています。

経験値の高い子供は、経験をもとに新たな世界に対して興味を持ちますし、冒険を恐れません。失敗してもそれを糧とすることを知っています。経験をつみ、トライアンドエラーを繰り返すことで先に進むためのエンジンを強化しているのです。
親は子供がより多くの豊かな経験ができるように、子供が小さいころから青年期になるまで積極的にきっかけ作りをして、支えていくことが大切です。

就活の段階になって、人間力だの創造力だの幅広い視野だのと言っても、そういったものは就活本やその場しのぎのテクニックで身につくものではありません。経験値を高める事と、学問で知識を高める事の両方が子供時代から継続して培われて、はじめてバランスのとれた人間力が身につくのです。

では「経験」をつむということはどういうことでしょうか?
私はこれは日常の子育ての中でも十分に取り組む事ができると思います。

●自分のことは自分でやらせる
日常の寝起き、自分の部屋の掃除、自分の食べたものの片付け、自分の洗濯物や買い物など、できる限り自分のことは自分でさせるのがいいでしょう。そういった中で自己管理や基本的な生活能力なども身についてきます。なんでもかんでもやってあげすぎないことです。たとえば中学生になったとき、高校生になったときなどを境に「これからは大人として扱うので自分のことは自分でやってね」と宣言するのもよいかと思います。

●自分の欲しいものは極力自分のお金で買わせる
基本的に親が子供に絶対的に供給すべきものは、衣食住と教育だと思います。
それ以外で子供が欲しがるものは、極力自分で手に入れるための工夫をさせるほうがよいです。お小遣いを貯金したり、手伝いでお駄賃をもらえるように自ら交渉したり、アルバイトできるようなら積極的にさせるのもよい社会体験です。
なんでもかんでも欲しがるものを安易には与えすぎないことです。

●家族でいろいろな体験をする。
アウトドアでも旅行でも、家庭菜園や料理など家でできることでもよいのです。
子供と一緒に体験できる事を増やしてください。
子供は親と一緒に体験できることは根本的には嬉しいのです。
家の中のイベントが楽しければ家庭も円満になり、悪い事はありません。
親と一緒にした経験を子供は自分の経験として次の行動に繋ぎます。

●自分の決めたことに対する責任を自分でとらせる
何か選択に迷うようなことが子供にあった場合、まずは子供の考えを聞いてよく話し合いましょう。その上で子供が「こうしたい」ということが明確な場合、多少心配があったとしてもチャレンジさせてあげてください。もしそこで思うようにいかないことがあっても、自分で決めたことであれば、懸命に解決の道を探すでしょう。基本は自分で決めさせ自分で責任を取らせ、親はそれを見守り応援するのみです。よほど命に危険のあるようなことやリスクが大きすぎること以外はまずはやらせてみることです。

●できるだけいろいろな違う立場の人と接する機会を作る
同世代の仲間内と家族と先生だけではどうしても行動範囲や思考範囲も狭くなります。
できるだけ異なるシチュエーションの人と話したり行動をともにしたりすることを勧めます。例えば、アルバイトなどもそのひとつですし、ボランティアをはじめ地域の活動、留学などもとてもよい機会です。
よく留学を親が勧めても子供が行きたがらないという話を聞きますが、それは子供の経験値が不足しているからとも言えます。例えば家族での海外体験が多い場合だったらどうでしょうか?異文化交流が楽しいものだと知っていればどんどん海外を知りたくなるものです。
世の中はグローバル化の流れが急速に広まっていくでしょう。日本人が国際人として立つには、勉強としての語学ではなく生きた会話を自らが必要とする以外ないと思います。
そういった意味でも若者にはぜひ海外体験をして欲しいと思っています。
今どきは、海外旅行も国内より安かったりしますし、費用を押させて留学する方法もありますから。またホストファミリーとして外国人を迎え入れるという手もあります。
(そのあたり興味があるかたはいくらでも相談にのりますので問い合わせてください)

自らスイッチをいれられた子供は強いです。そういう状況になれば受験でも、就活でもそう怖くはないと思います。自分探しというのは思春期がはじまるころから意識すべきことだと思います。答えがでなかったとしても少なくても模索はするべきでしょう。
そのためにはいろいろな経験をつんで幅広い視野を持ち、自らの興味を探求するのが一番です。

2011年、一人でも多くの若者が希望を持って社会に羽ばたけるように、親である私たちが何をしていくべきか、今一度考えて見ませんか?

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
ポチッと一票↓↓↓お願いします
人気ブログランキングへ にほんブログ村 子育てブログ 第2次反
抗期(思春期)へ
  • 就職難 子育て
カテゴリ一覧