ファミリーの1歩先には親子スタイル

思春期の親子コミュニケーション その1今どきの思春期の子供の特徴

親子スタイルの大橋です。
先日川崎市の南加瀬小学校のPTA主催のセミナーでお話させていただきました。

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テーマは「子供が思春期になっても慌てない「親子スタイル7つの魔法-子どもの身体的・心理的に成長に合わせた親子のコミュニケーション-」

今回は第二次性徴で体の変化が起こる時期の子供の心理状態とその時期の親子のコミュニケーション、子供の褒め方叱り方などをより突っ込んだ形でお話させていただきました。

これまでのコラムであげていないものもありますので、今回まとめてみたいと思います。
一度に書くと長くなるので数回に分けて書いてみたいと思います。
まず第1回目は現在の思春期の子供の特徴を見てみましょう。


みなさんもご存知のように小学校の高学年くらいから第二次性徴が始まります。女の子は生理が始まり、胸が膨らみ、男の子は声変わりし、射精を経験し、ともに陰毛も生え、子供の体から大人の体に変わります。体についての詳しい話は保健の先生にお任せするとして、この時期の子供の心理状態をみなさんは覚えているでしょうか?
「親にはとてもいえない」と言うようなことの1つや2つはあると思いますし、友達との関係、異性への思いで悶々としたことを思い出すと、ちょっと気恥ずかしく懐かしくもなりますね。
みなさんのお子さんはもうすぐそんな時期に突入するのです。

一般的には思春期・青年期は10歳~30歳と言われ、このような傾向の時期になります。

  • 自分の価値観や理論体系を形成する時期
  • 体の変化と性への目覚めの時期
  • 親や他の大人からの独立願望が芽生える時期
  • 経済的独立願望の芽生える時期
  • 自立した人間関係の構築する時期
  • 職業の選択・結婚の人生設計をする時期

この時期、思春期独特の脳の変化があり、物事にたいする興味、好奇心などが高まり、抑制がきかなくなるとも言われています。
自分が何者か、何のために生まれてきたのかと自問自答し、これまで信じて来た大人は正しいという神話が崩れ、親や社会に対して反発を覚える時期でもあります。
性ホルモンも多くなるので、異性への関心やSEXへの関心も高まり、その罪悪感から親を遠ざける傾向もあります。自分は何でもできると思いたい反面、不安で甘えたい部分あるので、昨日は乱暴な口を聞いて反発したのに、今日は妙にベタベタするなど、相反する行動をする場合もあります。このように訳のわからないアンバランスな状態が思春期の心理状態なのです。

-今どきの思春期の子供の特徴-

体の成長にともなう心のアンバランスさは今も昔も同じだと思いますが、今どきの思春期の特徴は少しニュアンスが違ってきています。社会自体が複雑になって多くの問題を抱えているので無理もありません。私自身の印象も含めて書い出してみると・・・

  • 外面的にも内面的にも自分が人からどう見られているのかがすごく気になる。最近は男の子も臭いや肌荒れなどを気にする。
  • 空気を読む。対人関係の中で自分が空気を乱していないか気にする。
  • 打たれ弱く忍耐力がない。ストレスを内側に抱えやすい。少しのことでキレる。
  • 自分から行動しない、仲間がどうするか常に様子を見る。自分が決めなくてもなるようになると思う。
  • 経験値が圧倒的に少ない。小さな失敗体験を克服せず大人になってしまうので、失敗をとても恐れる。失敗するくらいなら行動しないほうがいいという思考。
  • 自己所有意識が強い。パーソナルな空間や自分だけの所有物を欲しがる。携帯、TV、ゲーム、部屋など。
  • コミュニケーションスキルが低い。語彙がせまく、言いたいことをうまく言葉にできない。
  • 負の部分を内側に隠し、表面的には良い子を演じるのが上手い。問題が発覚しにくい。
  • 無理をしたがらない 欲がない 自分の知っている範囲意外のことをやりたがらない。
  • 性的関心がバーチャルリアリティに発展するケースが多くなっている。
  • ものごとに対してこだわりやひっかかりを持つ事がめんどくさい。
  • キャリア志向より家庭志向が強い。全体的に安定志向。
  • やさしいく素直、いつまでも親離れしようとしない。

こうみると消極的内向的で若者らしさに欠ける印象がありますね。
実際には今の若者は二極化しているという話を巷でよく聞きますので、上記に当てはまらずもっとアクティブで意欲的な若者ももちろんいると思います。あくまで傾向として多くなっているという話です。

本来の思春期の体の成長に伴う心のアンバランスさに加えて、現代特有の問題を加えて考えると今どきの若者はたいそう複雑な状態に置かれているといえます。
親の接し方もそれだけ難しくなってきていると思います。

でも心配しすぎても仕方がありません。
親子のコミュニケーションで大切なことは、どんな時代でどんな問題があっても変わらないと思います。子供が子供自身の力を十分に発揮し成長することはすべての親の望みだと思います。
親子コミュニケーションを少し勉強することで、子供の個性を変にゆがめてしまったり、反発を強くすることを防ぐこともできますし、その時期の子供を知る事で親自身も気持ちが楽になると思います。

息子、娘が、思春期に入っても「アー来た来た、どんな風になるのかな?」とドーンと構えて、むしろその変化を楽しむくらいになって欲しいものです。

その2では具体的に思春期の子供に対するコミュニケーションをお話して行きたいと思います。

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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