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就職活動、もう一度するとしたら【前編】

親子スタイルスタッフの和田理恵です。
大学生だったのはかなり前のことになりますが、今でも社会に出ようと就職活動を始めた頃の心細さをはっきりと覚えています。
高校受験は勉強が足りなくて行きたかった学校は全滅。
大学受験時はがんばって勉強してある程度納得のいく学校に合格。
それぞれ結果は準備との因果関係がわかりやすいものでした。しかし、就職活動は勝手が違います。何を努力していいのかわからない……。でもとにかくがんばらなくちゃと考えた私はたくさんの企業に接触するという「数」の努力を重ねてみることにしました。


名前を聞いたことがあって少しでも興味がわいた会社にはすかさず資料請求。まだネット時代ではなかったので、家には百数十社からのパンフレットが山積みになりました。その中から第一志望にしたのはコンピュータの大手I社でした。研修が充実していて自分の力をのばしていけそうだと思ったのです。結婚して子供を産んでからも続けられそうな制度がしっかりしているのも魅力でした。
(ダメポイントその1→仕事内容ではなく、環境で選んだ私。そんな人を採りたいと思うでしょうか……)

I社の情報を収集しつつ、違うコンピュータ会社の説明会にも行ってみました。聞いてみるとここもなかなかいい会社です。興味がある学生はこちらへという声にうながされ進んでいくと面接会場でした。面接はなごやかな雰囲気で進み、終盤に近づいた頃でした。「我が社は第一希望ですか」と尋ねられたのです。道徳でジョージ・ワシントンが桜の木を切ったことを正直に話したら父親にほめられたという逸話を読んで以来、正直は美徳だと思っていた私はここで「いえ、第二希望です」と答えたのです!!大変微妙な空気が流れた後、面接官はにこやかに「ではお互いに相思相愛になる努力をしましょう」と言ってくれました。でも「二番目に好き」と告白して恋人になってくれる人はほぼいないのと同様、失礼なことを言った私に連絡が来ることは永遠にありませんでした。その会社の人を目の前にして第一希望だと言い切れない程度の熱意しかないならその会社を受けるべきではないと今の私なら叱り飛ばしてやりたい。
(ダメポイントその2→相手がどう思うかを想像できない失礼発言はビジネスパーソン失格!)

本気度満点で望んだI社は1コマも進めずあっさり敗退。そこで視野を広げて他業種のOB・OG訪問を始めました。ソニー、味の素、JICA、野村証券……広げた、というよりビジョンなさすぎなのが一目でわかるラインナップ。当時の私は一つ一つの企業を真剣に検討していたつもりでしたが、今振り返ると「有名」という共通点しかないように見えます。それにせっかく時間を割いて会ってもらっても、動き回って数をこなしていた私は企業研究は一応していったもののその企業ごとに自己PRを練り上げるところまでは手が回らず、次のステップにつながるなんてことはほとんどないまま月日は過ぎ去って行きました。

実は私が就職活動をしていたのは、簡単にいくつも内定をとれたと伝説のようになっているバブル時代。紺スーツであふれていた教室がある日を境にすっと私服に戻っていたのが忘れられません。新聞社、TV局、都市銀行、商社、大手メーカー、聞くと「すごいねー!」というところにみんな内定をもらっていました。私は一人紺スーツを脱げずに汗をかきかき就職活動を続けていました。もう手当たり次第に受けました。マスコミは最終面接近くまで行けることがあり、メーカーは一次面接で落ちる。という自分の傾向はわかったものの、内定をとれないことにはかわりがなく完全に迷宮入りしてしまいました。
(ダメポイントその3→数をうたなくてはいけないけれど、ここで働きたい!という思いをきちんと強めてしっかり対策をしないで当たっても砕ける回数が増えるだけ)

50数社受けてダメだった後、就職活動を記録していたノートを見返してみました。あの面接、この面接……。数えてみると100人以上の大人に一緒に働きたくない、と断られたわけなんだなあ……と心底落ち込みました。

アルバイトの面接もいくつか受けたのですが、こちらの感触はとても良かったです。3つ受けて2つから採用通知をもらいました。私はアルバイトとして使うにはいいけれど、正社員にするにはもの足りないと感じさせる人物だったのでしょう。第一印象はそうかもしれないけれど、私には実際に働かせてもらえたら粘り強くがんばり抜いていい印象を与える自信はありました。母には「入りたい企業にまずはアルバイトで入って仕事ぶりを見てもらうしかないかもねえ……」と言われ、その意見に納得する部分もありましたが新卒で会社に入って社会のスタートラインに立つという夢もあきらめきれずにいました。

その後、大学の先生からアイルランドの大学の日本語コースで教えるかわりに大学院の学費免除&生活費支給で留学できるという話を紹介してもらい、応募。結局卒業後短期間のアルバイト生活を経た後渡愛することになりました。そしてこの回り道とも思える体験が後々の就職活動には生きてきたのです。

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[和田 理恵, 進路・就活]
(2011年02月02日 11:33) 個別ページ
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