ファミリーの1歩先には親子スタイル

「微妙」の多用は禁物

うちの娘もそうなんだけど、何かの感想や具合を訊くと、すぐに「微妙」と答える中高生がやたら多い。テレビに出てくる芸能人たちが頻繁に使っているからかもしれないし、もしかしたらすでに年代問わずよく使われているのかもしれない。確かに、この「微妙」という言葉、彼らにはとても便利なだろう。正確にあれこれ説明することことなく、なんでもかんでも微妙ですませることができるのだから。でも、こういった些細なところから気をつけないと、だんだん言葉でいろいろなものを表現する力って落ちて行くんだよなぁ。


9年間芸術系の大学で教授をされていた向谷実さんが、対談でこんな風におっしゃっていた。

作品を提出する学生に、「これってどうなの?」と訊くと99%が「微妙」と答える。これは、料理に例えるなら、コックが「これ少しまずいんですが…」と言ってお客様に料理をお出しするのと一緒だ。

そもそも「微妙」はそれだけで意味をなす言葉ではない。微妙に良いとか悪いとか、微妙にここがああだとかこうだとかいうときの補助的な言葉なのだ。うるさがられてはいるけれど、うちでは娘に「微妙」の単独使用につき禁止令を出した。下手でもいい、ちゃんと知っている言葉を組み合わせて説明しよう、コメントしよう。その一歩一歩が表現の豊かさにつながるのだから。
(文:小林千早都)

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