ファミリーの1歩先には親子スタイル

『見えないことは無視につながり、関心は尊重につながる』湯浅誠

2011年1月30日、NHKの『ようこそ先輩』、ご覧になった方、いらっしゃいますか?タイトルは『「目を向ければ 見えてくる!?』。先輩は、東京都小平市立小平第十三小学校の卒業生、湯浅誠 (「反貧困ネットワーク」事務局長) でした。


『湯浅さんは、1969年、東京都小平市生まれ。NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長、反貧困ネットワーク事務局長。学生時代からホームレス支援に携わり、現代日本の貧困問題に関する活動を続けている。2008~2009年の年末年始に日比谷公園で開設された「年越し派遣村」では”村長”として運営を取り仕切った。2009年には貧困問題に対する政府のアドバイザーとして、内閣府参与(緊急雇用対策本部貧困・困窮者支援チーム事務局長)に任命され、現在も活動中。

ふだんの生活ではなかなか見えてこない『貧困』という問題と向き合い、ホームレス支援を長年続けてきた湯浅さん。その活動のモットーは、「見えないことは無視につながり、関心は尊重につながる」という考えにあります。
 
そんな湯浅さんが子どもたちに出した課題は、「自分の身近にいる人を取材する」こと。子どもたちは自分の住む町の、顔は知っているけど話したことのない人、気になっていた人、そんな人たちに話を聞きにいきます。聞くことはズバリ、「人生」。名前、年齢、出身地、今までで一番うれしかったこと、一番大事にしているもの…など、その人の人生について徹底取材。いつもは何気なく見ている人たちですが、詳しく話をしてみると、1人1人にさまざまな生き方=人生があるということが分かってきます。
 自分の周りにいる人に、いつもより少しだけ関心を持ってみることで、世の中は変わっていくと語る湯浅さん。はたして、子どもたちは授業を通して何を感じたのでしょうか?

以上 課外授業ようこそ先輩HPより。

娘が小学校時代に、佐世保の小学校で女子生徒がクラスメイトの女子を刺してしまう、という事件がありました。その後、学校では「命」をテーマにした授業が行われるようになりました。私も参観しましたが、自分の命も他者の命も同じように大切なものであるということを伝えるための取り組みであるなー、ということはわかったものの、子どもが聞く側であったためか、なんとなくインパクトに欠ける授業だった印象を持ちました。

この湯浅さんの授業はちょっと違います。自分の周りにいる人に、いつもより少しだけ関心を持ってみよう、というものなのです。子ども達が、いつも自分たちの給食を作ってくれるおばさん、通学路にある農家のおじさん、町内の和菓子やのご主人などにインタビューをしに出かけます。それまで風景であった人が、話をしてみることで、それぞれに違う個性を持つ魅力的な人なのだということがわかる。それぞれが大事にしている人がいて、その人自身も誰かの大切な人なのだということもわかる。
これこそが、人を大事にする心を育てる、命の大切さを伝える授業だ!と思いました。

湯浅さんは「見えないことは無視につながり、関心は尊重につながる」と言います。

親にとって自分が大切な子どものように、通りすがりの誰かだって、ホームレスである誰かだって、みんな誰かの大切な人であり、それぞれの人生があるのだと、子どもたちはわかったようでした。人を尊重することが、人の命を大切にすることにつながるんです。

「ホームレスでも誰でもしっかり生きてることは変わらないから、今、生きてることが大切だなと思いました」という少年の感想が、この授業の素晴らしさを語っていました。

(泉さやか)

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