ファミリーの1歩先には親子スタイル

調べ学習、Q&Aサイト、シケプリ、そして電子教科書。

学生や学校をめぐる事故や事件が、このところ連日トップニュースになっています。入学や新学年に期待をふくらませているこの時期だけに、同世代の子どもを持つ親としては十分に暗うつたる気分にさせられます。どれもが「何のために学ぶのか」がよくわからない気分にさせられるニュースだからだと思います。

しかも、海外留学や就活や入試といったそれぞれの背景は、今の子どもたちにはごくあたりまえの現実ですが、自分たちの学生時代からはもはや想像がおよばなくなっていることにも、親ゆえのもどかしさがあります。

そんな中で「入試Q&Aサイト騒ぎ」は、たかがカンニングで、それこそ「いのち」にかかわらないだけましですが、それでもかなり「ダーク」な気分にさせられます。というのは、これまでのネットがらみの騒ぎと同様に「氷山の一角」で、さすがに調査せざるをえなくなった、というのが現実だからでしょう。

入試の「本番」でやってしまうぐらいですから、準備はそれこそみっちりしているはずです。Q&Aサイトでは、試験問題は有力なジャンルのひとつで、質問の内容やタイミングをざっとみてみれば、むしろ高校や中学の定期テストとかで、ふつうに(というよりかなりおもいきり)「活用」されているのを十分うかがうことができます。

大学生になればQ&Aサイトはもう卒業で、「シケプリ」というあらゆる講義の模範解答がネット上に「整備」されているので、実は「T大ノート」すら必要なかったりします。

そんなわけで、「氷山の底辺」は十分に想像がつきますし、誰も救われないので表面には出ませんが、学校も子どももそして親も、おおむね周知の現実だと思います。

いずれにしても、こうなると「参照」と「カンニング」の境界もはっきりしないですし、「不正」の意識を持てということ自体が無茶な気すらします。
いってみれば、小学校からの「調べ学習」のダークサイドの「成果」ですね。

ところで、2015年とされる「電子教科書」の小中学校全国導入もカウントダウン状態です。人間というのはよくもわるくも「ダークサイド」の想像力はありませんから、どんな「ダークサイド」が潜んでいるかは、まだ誰にもわからないでしょう。

そこを、がんばって想像してみました。
・落書きとか、パラパラマンガとかが、描けない。
・持ってても「わすれました!」とかいって、となりの女子にみせてもらえない。
・マンガとか、エロ本とかを、はさんで隠せない。

うーむ、なんだか不便きわまりない気がするぞ。

何のための「教科書」なんだかって・・・、とっくに忘れましたけどね。

(せきね けんいち)

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