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思春期の親子コミュニケーション その2上手な褒め方叱り方

親子スタイルの大橋です。

前回その1では思春期の今どきの思春期の子供の特徴をお話しました。
今回その2では思春期の子供の上手な褒め方叱り方をお話しましょう。

-思春期の子供を伸ばす褒め方-

思春期から青年期にかけて、子供は大人への階段を登っていきます。
自立心、独立心も芽生え、子供扱いされることを嫌います。
それと同時に未来へ漠然とした不安を抱くのもこの時期です。
将来に対して明確な目的を持っている子供のほうが少なく、大抵は自分自身の進路もまだ決められない状態なので、「大人扱いされたいけれど自信がない」というあやふやな精神状態にあるのが思春期です。

そんな思春期の子供にはどういった褒め方が効果的でしょうか?


まずはその子の「個」をありのままに認め、可能性を信じることだと思います。
「個」とは自然体の子供の有り様です。

思春期に限らず誰でも褒められることは嬉しいことだと思います。
でもとってつけたようなお世辞や頑張らせるために無理におだてるのでは意味がありません。自分が頑張っていると思っていることをタイミングよく褒めてもらうことが一番効果的なのです。

タイミングというのは実はとても難しいですね。
子供のことをよく見ていないと見過ごしてしまいがちです。
日々、その日にあったことを関心を持って聞き、子供が何か嬉しそうな顔で報告したときに一緒に喜んであげる、それだけでいいのです。

例えば、テストで今までよりも良い点をとったとしたら「すごいじゃない、よく頑張ったね、一生懸命勉強したからだね」と一緒に喜んであげればよいのです。
その時に気をつけたほうがいいのは『すぐにNEXTは言わないこと』。
親というのは子供に対して高望みしがちなので、今回これだけできたらもっとできるはずと次の目標を口に出してしまうことがよくあります。褒めるのもそこそこに「もっと頑張って次はもっといい点を目指しなさい」と新たなハードルを設定してしまうと、子供としては「どこまで頑張ったら認めてもらえるのだろう」と少々げんなりしてしまうのです。
NEXTは子供自身が考えて自分で進むものです。
「お母さんも喜んでくれたし、やればもっとできるかもしれないから次はもっと頑張ろう」そう子供自身が思うのが一番です。

ポイント1 タイミングよく褒め、NEXTは言わないこと

特に思春期の子供に効果的なのは「将来の自分を褒めてもらう」ことです。
例えば「○○ちゃんは気が利くし優しいから将来いいお嫁さんになるね」とまわりから言われればやはり「そういう自分になりたい」と思うものです。
特に男の子は女性から(クラスの女の子や先生、おかあさんから)「○○君は○○だから将来楽しみだね」と有望視されるととてもやる気が起きるといいます。

ここで間違ってはいけないのは「親の理想」に仕立てようと思わないことです。
あくまでも「個」を見て、子供自身が「自分でもちょっとそうかな?」と思っていることを口に出して褒めてあげるのがよいです。

ポイント2 将来の可能性を褒めること

また気をつけたほうがいいのは、親の照れ隠しで子供を否定することをばかりを口に出してしまうことです。
「おまえはどうせ○○だから、今回もまぐれだろ」とか「あなたは○○なんだから、どうせ無理でしょ」などなど。言わなくても本心はわかるだろうと思ってもそれは伝わらないことがほとんどです。
親のひとことは子供にとって(親自身が)思っているより影響があります。
どうせだったら子供のやる気を引き出す褒め方をしたいものですね。

ポイント3 照れ隠しで否定を口にしないこと

-思春期の子供の叱り方-

子供が悪い事をしたときはたとえ何歳であってもきちんと叱るべきです。
子供を叱れない親は舐められます。
最近では思春期になっても仲良し親子が多くなってきてそれはよい傾向ではありますが、「子供に嫌われたくないから苦言できない」ということになってしまうとそれは本末転倒です。

困ったことに思春期の子供はちょっと背伸びをしたり、ちょっと悪い事をしてみたくなったり、あえて危険なことをしてみたくなったりするものです。
もちろん個人差はありますが、大なり小なりその頃、親に言えないことのひとつやふたつはあるものです。
どこまでがやっていい境界線かということは子供自身が感じなくてはなりません。境界線ぎりぎりのところでストッパーになるのは「親を悲しませたくない」という気持ちだと思います。愛されていると感じて育った子供はその見極めができるものです。
そのためには叱りどころではきちんと叱ることも大切です。

思春期の子供は「自分はもう子供ではない」という自我が強くなっているので、頭ごなしの叱り方、否定の仕方は逆効果になることもあります。
できる限り感情的にならずに、なぜそういうのか、なぜダメなのか、自分自身はそれでどう思うのか、親としてはどうして欲しいか、ひとつひとつ話して解決していくしかありません。大人として、1人の人間として真摯に向かい合っているという姿勢を見せる必要があります。

ポイントその1 叱るとときは1人の人間として真摯向かい合って

また子供にもプライドがあります。悪いとわかっていてもあからさまに全否定されると反抗心のみが生まれます。
「そんなことだからお前は何をやってもダメなんだ」といわれれば、「どうせオレは何をやってもダメだよ」とふてくされるだけでどんどん溝は深くなります。
「○○はこういうところはすごくいい、でも○○な部分はやっぱり直したほうがいい、そこだけは気をつけてみないか」とドクターが悪い部分に対して処方するように、全部ではなくある部分だけ具体的に注意すれば、敷居も低くなり「そうだよね」とプライドも保てますし反省もしやすくなります。

ポイントその2 子供のプライドを考慮した叱り方を

叱り方としてもっとも効果がないのは毎回くどくど(がみがみ)と同じ小言を言う事です。これは言っている本人の自己満足以外のなにものでもありません。
言われる側は「ああ、またはじまった」と耳をふさいでしまいます。
叱るときは1度でいいのです。目を見て真剣に叱りましょう。

ポイントその3 くどくどガミガミは効果なし叱るときは1度で

また親のどちらかが厳しく接すればもう片方がフォローするなど親の連携プレイも大切です。2人して責めて逃げ場がなくならないように注意しましょう。状況によって祖父母やまわりの人にもフォローしてもらうといいですね。客観的第三者のアドバイスは冷静に聞けるものです。

ポイントその4 叱るときはフォローする人も必要

誰だって叱られるのは嬉しくはありません。でもそれが自分のためを思ってのことであれば、その時にすぐには受け入れられないかもしれませんが、後からでも絶対に気にかかるはずです。少し時間がかかっても考えて本人が正せるよう、親として言うべきことはきちんと言いましょう。

***
このように書いてきましたが、褒めたり叱ったりは本来テクニックで行うものとも思いません。またその時々で褒め方叱り方も違ってくるものと思います。

私自身も散々2人の娘を育てる間に悩み、ぶつかり、反省することも多々ありました。

大切なことは、子供をよく見て、子供の話をちゃんと聞き、都度きちんとジャッジすることです。
忙しい毎日の中でそれは親のほうも結構正直しんどいこともありますが、いい加減に流したことはいい加減な結果しか返ってきません。子供に向かい合う時間をとることはやはり生活の中で「優先すべきこと」ではないかと思っています。

文:大橋ゆり

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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