ファミリーの1歩先には親子スタイル

曇りなき「ノリ」で・・・

ぼくの住む地域では、何ら生活に支障はありませんが、厳しく困難な状況は続きそうですし、さすがに何かを語ろうとかの気分にはなかなかなれません。


しかも、不安やとまどいとかは、歳をとればとるほどに大きくなるように思います。都内でも街はどこもひとむかし前みたいに暗いし、大人たちからは笑い声がまったく聞かれません。

あえて思うことといえば、子どもたちがいたってたくましいということ。ゲームや音楽に熱中し、コクったのコクらないのと、いつもどおりの春休みを満喫しているかのようです。とりあえず、少なくとも大人よりはずっと、これまでどおりに明るく前向きです。

事態の重大さがわからないのかといえば、年齢相応にしか理解できないことも多い(大人や政府ですらわからないことだらけですし)でしょうが、「大人や社会がかなり平常じゃない」ことは、肌で感じているのだと思います。

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ムスコが友だちと遊びにいくというので、のんきでいいなあと思いつつ、「パンと牛乳みつけたら、買っといて」と小銭を渡したりするわけですが、よほどタイミングが合わない限り、手ぶらで帰ってくることになります。
(今のところ、首都圏の日常はそんな感じです。)

「で、さっきのお金は?」
「寄付した」
「?!」
どうやら、遊びにいったりするたび、できる範囲でちょこちょこと「ノリで」寄付とかをしてるとのこと。バイト代や進学祝いとかの臨時収入を「ノリで」どーんと出す友だちも少なくないようです。

目先のパンだの牛乳だのに気をもんでいるぼくたちよりも、子どもたちの「ノリ」はあまりにも「賢明」です。

少なくとも、疑ったり、足を引っ張ったりしないようにせにゃならんと、つぐつぐ思うのでした。

(せきね けんいち)

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