ファミリーの1歩先には親子スタイル

電車の中ではご用心

先日電車で向かい合わせになった男性。一所懸命ノートを繰っていました。

見出しシールが20枚ほどきっちりと貼られたノート。各シールには名だたる企業の名前が一つずつ書いてありました。電鉄系会社の名前がたくさんあったので何かの調査でこの電車に乗っているのかな……と最初思ったのですが、他の人も容易に読めるように広げられたノートに大きく説明会という文字が書いてあったので、就職活動中の学生だと気づきました。


丁寧にしっかりと書かれた字からはまじめに就職活動に取り組んでいることが伺われます。でもノートに「今後の展開」「採用について」という言葉が見えたので、思い切って声をかけました。

「電車の中ではどんな人が見ているかわからないから、各企業の名前が書いてある情報を広げて読まない方がいいよ」

彼は軽くうなずいてくれました。

近年会社のセキュリティー管理は厳しくなる一方です。昔は取引先の部署に挨拶して入っていけた会社も多かったと思いますが、今ではパスを持っていなければ入館できない会社がかなり多くなりました。セキュリティが今ほど厳しくなかった昔でも、仕事の話をエレベーターでしないのは基本。関わっているプロジェクトは暗号で呼ばれ、それも悟られないようにさらに想像つかない暗号に変えたりと工夫をこらしていました。仕事の機密事項は家族にも言わないのが当然。

学生に会社説明会で話す内容はそういう機密事項にはあたらないかもしれません。しかし、情報に対して感度が低いと言わざるを得ないような行動をしている学生をもし志望企業の人事が見かけるようなことがあったらそれは評価に直結するでしょうし、電車の中で情報が目に入ってしまった人の中にはライバル企業の人だっているかもしれません。私は公共の場で見るものは、本やインターネットの情報などすでに世に出ているものに限るようにしています。

親の側では「常識」と思っていることでも、働いたことのない子供には全く想像つかない、ということは意外に多いのかもしれません。社会に出ている先輩として、大人からの見え方も少しずつ伝えていきたいなと思いました。

文:和田理恵

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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