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語学留学の価値は?

留学から帰ってきた娘Sがようやく重い腰をあげTOEICの勉強をはじめた。
そしてリスニングの過去問をやってみて「案外難しい、ナメてた」とビビっている。
文法が苦手なので、リスニング問題で点を取ろうとしているのだけれどやっぱり簡単ではないみたいだ。私もロゼッタストーンをやっていたので少しは聞きとれるかな?と思ったけれど、全然だめだった。

外人の友達がたくさんできて英語が話せるようになったことと、テストで点を取れることはやっぱり別ものだ。

ところであるコミュニティで「語学留学の意味って何?」っていうテーマでしばし盛りあがっていた。「高い金はらって語学留学なんていく価値はあるんだろうか、英語の習得だけだったら日本の学校でだってできるし、異文化体験だったら少し長い旅行でも十分、日本でだって外国人の友達はできる、その国が最先端の専門の勉強ならわかるがそれ以外の語学留学にどれだけの意味と費用対効果があるのか」


もちろんその人にとっての意味は他人から計り知ることはできないし、留学の経験が就活やその人のキャリアにどれだけ役にたつかはその後の生き方次第だと思うから、正解があるわけではないと思う。

私は娘を無理してでも語学留学に行かせて本当によかったと思っているし、できれば多くの若者に若いうちに世界を見てほしいと思っている。
だけど語学留学には学費と生活費を入れて数百万円かかるので(かけないで行く方法もあると思うけれど)、その費用対効果がどれだけあるかという点については疑問を持っている人の意見も一理あるようにも思った。

娘ともその話をした、そして娘が言うには

「ウチら(我が家)にとっての「勉強」っていわゆる勉強じゃなくて「経験」なんだよね、昔っからそういう環境で育ったから。だから私やおねえは同じ世代の子よりは経験値は何をやってもたいてい高いし、それは生きていくうえでとても役にたっていると思う。留学もそのひとつ。最初は日本で簡単にできることが何一つできないからね、友達とも思うように話せないし、郵便局で荷物受け取ることさえ難しいし、すべてまったく言葉通じないところからやっていくんだから、それ自体日本でできない「経験」なんだよ。
自分のことをだれも知らない、言葉もほとんどまともにしゃべれないゼロから、居心地のいい自分の居場所を構築すること、それって言葉で言うほど簡単じゃない、英語はまだまだだけど、8か月でそれができたことには達成感を感じているよ。

そして目に見えないこと「感性を磨く」とか「違う刺激を受けて視野を広げる」とかそういうことに価値があるってウチはみんな信じているから、そのためのお金も惜しくはないけれど、目に見えないことに対しては行動するのもお金を出すのもいやだと思っている人は結構いるんだよ。

ウチってまず「やりたいならやってみろ、そして考えろ」って感じでしょ、行動が先で行き当たりばったりで、失敗もするけれどそこからまた道を作っていくってやり方だけど、そうじゃない人が多いんだよ、実際は。
私はウチから借金して、それをこれから仕事しながらずっと返していかないといけないけれど、十分すぎるほど価値があったと思ってるよ。
そして英語を自分の武器にしたいと思ったからもっと勉強する気にもなった。日本で8か月いても絶対そういう気持ちにならなかったと思うし、英語もしゃべれるようになっていないと思う。ウチは行かなきゃダメなタイプだよ、だから「ウチの娘にとっては価値があった」ってことでいいんじゃない?」

語学留学には最低限学ぶ場所は用意されている。そこには世界各国から来ている留学生がいる、ともに英語を学ぶ、そこがスタートラインだ。
それ以外は本人次第、1年以上いても日本人とばかりいっしょにいてあまりしゃべれるようにならない人も少なからずいるだろう。
日本にいてもそうだけれど、海外だからこそできる経験をどれだけ積極的につかもうとするか、それにかかっているのではないかと思う。

娘が8か月の留学で得たこと

・ほとんど英語が話せなかったけれど、普通の会話や日常生活は困らなくなった。(字幕なしで映画がほぼ理解できるくらい)
・日本の学校での英語の授業はつまらなかったけれど、留学先の授業はとても面白く英語が好きになった。
・いろんな国の友達がたくさんでき、英語圏で親友や彼氏など表面的でない深い人間関係を築くこともできた。
・自分のフィールドを日本にこだわらず世界を視野に考えられるようになった。(仕事や結婚も含め)
・日本人であることを誇りに思えるようになった。
・日本よりもっと生きやすい(肌に合う)場所があることを知った。

これを「価値」と言わずになんというのだろう!と思っていたけれど、確かにまだ娘は目に見える結果を出しているわけではない。
これから厳しい就活を経て本当に英語を自分の武器とできたときはじめて「価値があった」と言い切れるのかもしれない。

文:大橋ゆり

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