ファミリーの1歩先には親子スタイル

初めてのホストファミリー体験

この秋、我が家にオーストラリアの高校生男子がステイしました。娘の高校の交換留学生です。


本来なら20名近くの生徒が日本に来るはずでしたが、震災の影響で今年は数名しか来ませんでしたので、いくつかの家庭に振り分けて引き受けることとなり、我が家にはたった一週間の滞在でした。

初めてのホストファミリー体験で、しかも外国人の高校生男子!娘とは交換留学のプログラムを通して行き来があり、日ごろフェイスブックなどで交流を続けている仲間の一人でもある彼は、娘の話によると、とても優しい素敵な男子のようです。

私のできる準備としては、娘達との旅行や学校行事の参加など毎日盛りだくさんのスケジュールの彼が、心地よくくつろげるようお部屋をしつらること。そして我が家の前のステイ先だった方に、食べ物の好き嫌いなどを聞くこと。

ちょっとドキドキしながら迎えた彼は、娘や、前のステイ先だった方々からお話を聞いていたとおりに、明るく楽しく思いやりと気配りのある少年でした。日本人の17歳より、社会情勢に興味を持ち将来のことを考えるなど、しっかりと自分の意見をもっていると感じました。

お箸や食器はもちろん、家の中のものを、ほとんど物音を立てないほど丁寧に扱い、お風呂やトイレもとてもきれいに使ってくれます。娘にそんな話をすると「日本の家だからそうしてるんだよ。日本が好きで日本人のことをよくわかっているから」とのこと。

そうなのね。日本人を理解したうえで気を使ってくれていたのね。それにしても、礼儀正しさやお行儀の良さ、丁寧な所作などは、普段の彼の生活や、ご両親の様子を思わせるものでした。グーグルでおうちを見せてくれたり、家族写真を見せてくれたりしましたが、とても素敵なご家族でした。そうそう、娘が予備校に行っている間、スカイプでお母さんと40分も話していたんですよ。お父さん、お母さん、お姉さん、お兄さん、妹さんの6人家族で、海外に出ている兄弟が帰ってきて、家族で過ごす時間を、彼はとても大事に思っているそうです。

彼の嫌いな食べ物は、うに、シラスやタラコやいくら。小さい生命が集まってプチプチしているものが苦手だそう。「スケアリー」なんですって。欧米人のプチプチもの嫌いの理由ってコレだったのね!

娘と彼がふざけ合う様子に、普段、家では見ない娘のチャーミングな一面を見たり、夫も早い帰宅を心がけたため、彼を中心に私達家族が一緒に過ごす時間も増えました。

あっという間の一週間が過ぎた秋晴れの朝に、彼は娘たちと共に小旅行に出かけていきました。
次のステイ先の方に彼の荷物を託し、ホストの役目は終了です。たった1週間でしたのに、自分の息子がホームステイさせていただくような気持ちでした。そして、どうか彼の日本での残りの日々が健康で実りあるものとなりますようにと願いました。

子ども達の将来のためにも国際交流のお役に立てることは幸せなことです。そしてどこの国の子であっても、やっぱり子どもは可愛いですね。また機会があれば、ぜひホストファミリーをしたいと思います。

(泉さやか)

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