ファミリーの1歩先には親子スタイル

力いっぱいやる

中学校の卒業式。終了後、クラスのみんなで近くの公園に行ったことを覚えています。穏やかな日差しのもと、たわいないことをいつまでもしゃべって過ごした時間の楽しかったこと!毎日そんな風に過ごしてきて、これからも望めばすぐ集まって盛り上がれるように感じていました。でも実際はそれから一度も会っていない人がたくさんいます。目があって笑いあう瞬間、いつまでもしゃべり続けられる空気感、それはあの時だけのものでした。

受験を初めて経験したのも15の春でした。学校ではそこそこ成績がよかった私は、高校受験に落ちる、ということをリアルに想像できていませんでした。苦手な問題を何回もといたり、それなりの努力はしていたものの、部屋にある雑誌を読み返したくなってしまったり、受験結果をタロットカードで占いたくなったり……という勉強からの逃げもちょくちょく。結果、第一志望の都立高校不合格。当時は立地によって高校がグループ分けされていて、そのグループ最低校に受かる程度の成績をとっていれば、グループ合格となり、その中で定員割れの高校があれば再度試験を受けなくても入学させてくれました。というわけで、グループに拾ってもらった私は足を運んだこともない学校に通うことになりました。

受験後、私はたくさん泣きました。合格掲示板の前で泣き崩れた私を優しくなぐさめてくれた先生にああこんな学校に来たかったとさらに涙したり、ずっと暗い中を進む地下鉄に乗っては自分の未来のようだと悲観したり。でも泣いたって結果は変わりません。できることは、この経験を後で良かったと言える日がくるように未来に向かって努力することだけ。

この時に痛感したのは、「もっとがんばれたはずなのに」という悔しさでした。勉強はあとでもできる気がするけれど、一瞬一瞬を大切にして「今」やらなければ決してできるようにはならない。時間は逆戻りしないんだという当たり前のことを肝に銘じました。高3時にはトイレとお風呂と食事以外は勉強!先生にまで「ピンとはった糸は切れやすいから少し休んだら」と言われたりもするほど、集中してやりました。第一志望はわずかに届かなかったけれど、全力を尽くして砕けたのでもやもやした気持ちはなく、がんばった成果で納得のいく進学先で学ぶこともできました。限界までやったという自信はその後の人生で留学や大変な仕事にぶちあたった時に歯をくいしばって乗り切る力をも与えてくれました。

それからモットーはなんでも「力いっぱいやる」こと。絵の具のチューブをぺっちゃんこになるまで中味をしぼりだすように、今自分ができることをぎりぎりまでやる。それを乗り越えてこそ成長があるのだと思っています。

受験生になる学年の人が読んでいてくれたら、ぜひ限界までがんばる体験をたくさんして欲しいです。記録更新はオリンピックだけじゃない。「最長勉強時間記録」など自分の中の記録を更新していくのも大事なことだと思います。

そして今年受験結果が残念な人がいたら、ぜひその結果を吹き飛ばすくらいの未来を全力で切り開いて欲しいと心から応援しています。

文:和田理恵

※当サイトのコラムはスタッフ個々の私的な見解及び文責にて公開されております。
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