ファミリーの1歩先には親子スタイル

教科書に女の子がいない

以前少し触れましたが、大学院の科目履修生、今期も継続しています。

先日「ジェンダー論」という授業で、学校の中の性別役割規範について検証しましたが、あらためて衝撃を受けたのが、「教科書には男が主人公の物語が多い」ということ。

そんなこと考えたこともなかったけれど、いわれてみれば小学校で定番の「ごんぎつね」も「スーホの白い馬」も「大造じいさんとガン」も、みんな男ですね。

と、思って子どもが使っていた中1の国語の教科書を調べてみました。詩、評論などを除き、小説作品のみの内訳は以下の通り。

作品 作者 主人公 性別
ふろ場の散髪 椎名誠 わたし
兄やん 笹山久三 サチ
ぬすびと面 吉橋通夫 文吉
少年の日の思い出 ヘルマン=ヘッセ わたし
シェークVSバナナスプリット    ウルフ=スタルク

「中学校国語1」(学校図書)

?男ばっかりです。作者も全員男性ですね。
「兄やん」は、視点人物こそサチって女の子ですが、かっこいい兄やんと年下のテツオが中心の物語でした。

分析では「小学生の女の子は、物語の授業を通じて子どもになって存分に遊ぶ経験を持たず、人の世話をする物語経験ばかりしている」とありますが、確かに。

最近の児童文学、ライトノベル的な児童新書などをみると、女の子が活躍したり、女の子の心情に寄り添った物語ばかりのように感じていましたが、それって教科書的なものへの無意識な抵抗なのかも、などなど考えるところが多い事実でありました。

(文・神谷巻尾)
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(2012年05月25日 08:13) 個別ページ
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