ファミリーの1歩先には親子スタイル

アジアのエネルギー

先日アンコールワットに行ってきました。

いつかは一度行ってみたいと思ってましたが、それはそれは神秘的であり、圧倒的であり、不思議であり、美しくもあり、素晴らしいところでした。

日本からはツアーもたくさん出ているし比較的近いので、旅行記としては書きませんが、久しぶりにアジアに行っていろいろ感じることがありました。

アンコールワットは世界的に有名なのですが、それがカンボジアにあるということは知ってはいてもあまり認識していませんでした。

カンボジアといえば、このアンコールワットがたてられた1000年ほど前には一度おそらくとても栄えていたのでしょうか、ここが廃墟となって忘れ去られてから数百年、その後フランス領にされて、さらについ最近までの内戦など、苦しい時期が長らく続いた国です。

今はこのアンコールワットの起点になるシェムリアップという町は、手ごろな大きさ、ちょうどいいにぎわい具合で観光を支えに発展しています。

今回いろいろな遺跡を案内してくれたガイドさんも、クルメールと言ってこのあたりのもともとの人種の方ですが、とても堪能に日本語を話します。

もちろん経済的な理由で日本になど行ったこともないのですが、この地で外国人のガイドというのはとてもいい職業なので必死で勉強したのだと言っていました。

日本の学生のなんちゃって留学との差は歴然です。

アンコールワットに来る観光客は夏は1位韓国人、2位中国人、3位日本人、4位ヨーロッパ各国、冬はおもに北ヨーロッパからの避寒で数週間から1カ月滞在するのだそう。

だからガイドも最近は日本語より韓国語のほうがいいのだそう。

こんなところにも日本人のエネルギーの消失を感じました。

 

午後に遺跡に向かうとき、この時期特有のスコールが降ってきました。

雨の中7歳くらいの女の子とその妹のような子が二人傘もささずに、私たちのほうにやってきて

「Tシャツいる?安いよ、2ついる?」

と話しかけてきました。

みるとすぐそこに軒を並べるお土産屋さんの子供のようです。

スコールはどんどんひどくなっていくのでそこには私たちしかいないので、付いてきます。

「あなた。名前何?」

と聞いてくるので

「あなたは?」

と聞くと

「わたし、まりちゃん」

あまりにもスコールがひどくなったのでお土産屋さんの並びの屋根の下でしばらく雨宿りをしましたが、私たちがお土産に興味がないとわかると妹と楽しそうに土の中から出てくる虫などを捕まえて遊んでいました。

彼女は一目で私たちを日本人と判断して、知っている日本語を駆使して家業のお手伝いをしている。

しつこく勧誘することはなく、家族で(少なくとも私の眼には)楽しそうに一生懸命働いている。

 

物質的にはずいぶん豊かな日本の子供たちだけれど、こういったアジアの子供たちにもう少し教育などのチャンスが与えられたら一気に国際社会で追い抜かれてしまうんじゃないかと感じました。

いわゆる先進国が考える発展というものが、必ずしも幸せをもたらさないんじゃないかな、という考えもよぎります

 

少し雨がやんで西洋人の観光客が歩いてきたら、彼女たちはまた傘もささず、川のようになった道をはだしで彼らに向かって歩いて行きました。

私には彼らが英語を話すのかドイツ語なのかフランス語なのかさっぱりわからないけど、”まりちゃん”にはきっとわかるんだろうな。

 

(武田りこ)

 

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