ファミリーの1歩先には親子スタイル

大きくなったら楽なのか

「お子さん、もう小学校高学年なんでしょ?だったら、かなり楽になったんじゃない?」

小学校に上がったときからよく言われるせりふですが、はたして、ほんとうに、

「子どもが大きくなったら楽」

なのでしょうか?子どもどころか、結婚もしていない人に限って、上記のせりふを吐く傾向があるのはなぜでしょうか?

私は産後6ヶ月から社会復帰しています。ワーキングマザーなんてかっこいい言葉は恐れ多くて使えません。
シングルマザーの友人に、
「理想や自己実現のためにではなく、子どもと食べていくために働いている私から見れば、稼ぎのあるだんながいるのに、ワーキングマザーとか名乗る人って、なにって感じ」
と言われたこともありますが、実際、収入があれば支出も増える、ではないですが、旦那様のお給料でやりくりできないから、自分のために使うお金だけ稼いで、家族に迷惑かけてるなー、と自戒することばかり、というのがいちばんの理由です。

子どもが保育所に行っている間は、周りは事情はそれぞれにしても、働いているか介護しているかというママばかりだったので、それほど思いませんでしたが、地元公立小学校に息子が通い出し、専業主婦のママ友が増えるにつれ、旦那様のお給料だけでも、やりくりが上手なら、充分おしゃれもできるし、子どもの習い事もできるし、自分の趣味や習い事もできるんだなあ、ということを思い知り、わが身のだらしなさに恥じ入ることが多くなりました。

更にPTA活動に参加する内、色々な家庭の事情や状況がある中で、大勢のママさんをまとめて活動を行っておられる、歴代の各リーダーさんたちにも出会い、彼女たちの素晴らしいコミュニケーション能力、マネージメント能力、カリスマ性を目の当たりにし、己の能力の無さを痛感しました。まさしく、世が求める人材の宝庫です。
そこに目をつけ、ご近所の奥様方をパートタイムで雇用し、その優れた能力を活かしてもらう企業も出てきてはいますが、大きな問題があります。

それは他でもない、「もう大きくなった」お子様です。

帰宅して親がいない、というのは、小さい子どもより、大きい子どもの方が問題です。
寂しがって落ち込むのはまだいい方で、中途半端に独立心と反抗心のあるこの時期、親の留守は千載一遇のチャンスです。、
たまり場と化してゲーム大会、友だちと繁華街やカラオケへ、から、彼氏彼女を連れ込んで・・・は、あっというまです。
そうなると、ママは確実に帰宅時間には家にいる仕事しか選べない、または辞めざるを得ない、これから学費がかかるのに・・・という話を、私が子ども時代から聞いていましたが、これだけ年月たっても、同じ問題はあるようです。

息子が幼い頃から働いていた私でも、なんでも親の自由だった小さい頃と違い、思春期を迎えた友人たちに囲まれ、自分自身の世界を築きつつある今の方が、ここでは書けない色々な問題が続出し、まともに働くのが難しい状態です。

ワークシェアリング、などという言葉がありつつも、なかなか実現できないのは、こういった難しい問題を母親たちに負わせながら、「大きい子どもは楽」という、根拠のない考えを持つ、まだ親になっていない、もしくは奥さんに任せきりの人間が社会の中心にいるからでしょう。
中学生の職業体験も良いですが、大学生や社会人の親体験、PTA体験というのはどうでしょうか?冗談ではなく、実際に母親たちが抱えるジレンマを体験してはじめて、独り立ちへ、共存社会へとつながるのではないか、と思うのです。

 

(文:平野だい)

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