ローマに滞在中、日本から予約していたカプリ島の青の洞窟1日ツアーに参加した。ローマから片道3時間かかる。
結果から言うと残念ながら、青の洞窟は見られなかった。実のところ見られないことが圧倒的に多いらしく、私たちが行く前の10日の間で見られたのはわずか2時間程度だったという。
その代わりにカプリ島観光となったのだが、これが案外よくて、今となっては青の洞窟に入る前に海上で2時間も待たされるよりはよっぽどよかったと思う。
※写真はクリックで拡大し、左右をクリックすると進んだり戻ったりします
ナポリでバスを降りて、カプリ島行きの船に乗る。微妙な天気ではあったけれど、古いナポリの街並みが美しかった。父が昔よく歌っていた「帰れソレントへ」という歌を思い出す。
30分くらい船に揺られてカプリ島につくが、娘はすっかり船酔いしてしまい、この美しい海でもとてもグロッキーだった。
カプリ島はもちろん観光の島で、所狭しとお土産やさんがならんでいてとても楽しい。
でもどことなくお土産やさんの雰囲気は熱海や伊豆と共通するものがあり、可笑しかった。
ツアーだったのであまり時間がなかったけれど、レモンチェロというお酒や、貝の小物入れなどいくつか買った。バケーションシーズンになると、すべての価格が倍以上になるらしい。
娘の気分も大分おさまり、再びバスに乗ってソラーロ山に向かう。
ソラーロ山は標高589mで、急な斜面をロープウェイであがっていく。「怖いかな?」と思ったけれど、すばらしい景色と気持ちのよさでまったく恐怖は感じなかった。
ロープウェイに乗っている間、いろいろな国の方とすれ違う。子供を抱いて乗っている人も若い人も一様に楽しそうだった。後ろを振り向くと娘も足をぶらぶらさせながらまるで高い空中のブランコにでも乗っているように気持ちよさそうにしていた。
片道13分で頂上につく、あっという間だった。
そして・・・ここで見た景色を私たちは一生忘れない。
これぞカプリ島の不思議現象。展望台から見下ろすと山の片面は濃霧で覆われ、もう一方は晴れ渡っていた。山の峰を境にくっきり分かれる二つの世界に圧倒された。
※実際見ると写真よりもっとすごいのです!
山を降りシーフードの食事をして、帰りの船に乗る。
ビアガーデン風の甲板でいかにもカプリらしいイタリア男性がビールの注文を受けていた。
もうすでにカプリに訪れてから1年がたったが、今でもソレーロ山に咲き乱れていたエニシダの黄色や、空と海の青さ、強い日差しと反対側の濃い霧の冷たさなどを鮮烈に思い出す。娘もたぶん同じように時々思い出してはニンマリしているのだと思う。
旅で記憶に刻まれるものは大きい。
最近はおウチブームではあるが、でもやっぱりできるだけ世界のあちこちに若いうちに行くことをお勧めしたい!
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