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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール
2009年5月

前回、東京国立近代美術館で開催中の「ヴィデオを待ちながら --映像、60年代から今日へ」展(6月7日まで)を取り上げ、ヴィデオアートの魅力について少しだけ話しました。

その展示のなかで、僕が特に面白いと思った作品のひとつが、ダラ・バーンバウム(Dara Birnbaum)という作家の「テクノロジー/トランスフォーメーション:ワンダーウーマン(Technology / Transformation: Wonder Woman)」(1978〜79年)でした。この作品では、アメリカン・コミックのヒロインを主人公とする連続ドラマ「ワンダーウーマン」から、特殊効果をともなう特定の映像(=主人公の変身シーン)が切り出され、それが編集によってつながれ、立て続けに観客に示されます。こうすることによって、各シーンに込められた視覚効果が剥き出しになり、テレビ番組に仕掛けられたマス・コミュニケーションとしての作用を浮き彫りにします(・・・なんて、言葉で説明しても伝わるはずがないので、ぜひ直接ご覧下さい)。ちなみに、この作品にきわめて近い手法を、若手の現代美術家である東野哲史さんが用いていることを思い出しました(ウェブサイトに映像作品が公開されています)。


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ゴールデンウィークの連休は、東京で過ごしていました。福山に戻る新幹線の車内で、この記事を書きました。

在京中はたいてい、上野のビジネスホテルに宿泊することにしていて、今回もそうでした。その近辺での仕事が多く、アクセスが至便のためです。ゴールデンウィーク中の上野公園は、花見のシーズンに負けないくらいの混雑。とりわけ、東京国立博物館「国宝 阿修羅展」国立西洋美術館「ルーブル美術館展」には入場規制がかかっていて、僕が通りかかったときは1〜2時間待ちという状況でした。前者は朝日新聞社とテレビ朝日、後者は読売新聞東京本社と日本テレビが、それぞれ主催者に名前を連ねていて、マスメディアを通じた広報が功を奏し、たくさんの来場者を集めています。とくに家族連れが多く見受けられました。余談ですが、このようにメディアが主催し、メディアを介して人が集まる催事のことを、メディア・イベントという言い方をすることがあります。


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