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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール
2009年6月

石川県議会において数日前、小中学生にケータイを持たせないよう保護者に努力義務を課す「いしかわ子ども総合条例」が提案されたことで、規制論議が再び活発化しています。この条例、月末には可決される見込みで、そうすると来年1月から施行されるのだとか。

ケータイを所持すること自体の是非と、条例で所持規制することの是非は、かなり次元が違う話なのでややこしいのですが・・・いずれにしても、大人になれば必要不可欠な道具である以上、教育の拡充が欠かせないはずで、その観点を抜きにした規制論議には反発を覚えます。

広島市でも昨年、ケータイやインターネットカフェのパソコンなど、青少年の利用が見込まれる電子機器に対して、有害サイト閲覧制限のためのフィルタリングを義務づける条例が施行されました。事業者がこれに違反した場合は、勧告や指導、立入検査などがおこなわれ、それでも従わない場合は、事業者名が公表されるそうです。刑事罰は科せられないとはいえ、それなりのペナルティをともなう条例による規制の動きは、各地で進んでいるようです。この条例を所管するのは市教育委員会の青少年育成部ですが、教育拡充の具体的検討については後手にまわっているのが現状のようです。


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僕は大学時代、「ビルボード研究会」というサークルに所属していました。卒業後もOBとして関わっているものの、ここ数年はご無沙汰。その反面、同期とは今でも頻繁に連絡を取り合い、食事などをする機会が多いです。

「ビルボード(Billboard)」というのはアメリカの音楽チャート誌で、ちょうど日本の「オリコン」に相当する媒体です。このサークルの活動は、ビルボード・チャートにランクインしているヒット曲をはじめ、洋楽を中心に音楽鑑賞をするというもので、毎週土曜日、大学の教室もしくは部室で"ミーティング"(と称する音楽鑑賞会)をおこない、その後、下北沢で飲み会をするのが通例です。それに加えて、新歓期には二子玉川でバーベキュー、夏休みは海で合宿、秋の大学祭ではDJ喫茶・・・といった年間行事も盛り沢山なのですが、それはともかく、軟弱な文化系サークルにありがちな光景として、平日、講義の合間にふらりと部室に立ち寄っては、居合わせた友だちと話をしたり、誰もいないと音楽を聴きながら宿題をしたり、まったり過ごすということをしていました。

かつてビルボード研究会の部室には、「部誌」と称するノート(雑記帳)が置かれていました。日付、時刻、名前を記入した上で、好きなことを書く。その日に起こった出来事や現在の室内の様子を綴った日記もあれば、特定の誰かに宛てた伝言、暇つぶしに書いた自虐的なモノローグ(独白)、意味不明の落書きなど、さまざまなメッセージが交錯していました。部室を訪ねると、多かれ少なかれ、たいてい何かを記入していました。僕たちが入会する前からの伝統だったので、そうすることが当たり前だったのです。


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