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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール
2009年7月

前回の記事で挙げたような危惧を抱いている反面、ヤンキー文化論ブームの意義のひとつ挙げるならば、これまで日本の文化研究のなかで"学校外教育"の問題が見落とされていたことに、多くの人が気づいたことではないでしょうか。今日の話はいつもより少し言葉遣いが硬いですが、どうかご容赦下さい。

たとえば、大山昌彦さんの研究においては、茨城県の暴走族に所属している若者たちが、地元の祭りを通じてチームを段階的に離脱し、彼らが次第に地域社会に受け入れられていくプロセスが綿密に描かれています(1)。これはまさしく、学校に馴染むことができなかった若者たちに対する、祭りを介した"社会教育"ないしは"学校外教育"といえるでしょう。もっとも、今日ではヤンキー文化と安定的な正規労働との接続が容易でないために、そうしたライフコース(人生の道筋)が困難になっているということは、既に述べた通りです。


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ここ2週間、目まぐるしく東奔西走しています。

6月21日(日)は、"放送部の甲子園"と呼ばれる「NHK杯・全国高校放送コンテスト」の広島県大会の審査のため、広島に行きました。昨年度に引き続き、「ラジオ・ドキュメント部門」の専門委員として、1日がかりで作品の審査と講評をおこないました。

高校生たちの清々しい青春に触れ、制服姿の眩しさに心が洗われた矢先・・・6月27日(土)は、早稲田大学で開かれた「ヤンキー文化を考えることの可能性」というシンポジウムに、パネリストとして登壇しました。ベクトルが真逆ですよね・・・。

『ヤンキー文化論序説』の出版に併せて、この連載でもヤンキーについて触れましたが、その後、多くの新聞や雑誌で、ヤンキーブームについて考える特集が組まれています。ごく最近でいえば、『日経エンタテインメント!』7月号の特集「I LOVE ヤンキー --エンタ界を席巻するワルメン&ギャル」、『SPA!』6月23日号の特集「大マジ検証 "ヤンキー魂(スピリッツ)"のスゴい経済効果」などが挙げられます。

なお、『サイゾー』7月号においては、『ヤンキー文化論序説』の共著者のひとりである速水健朗さんが、「『ヤンキー論』に必ずつきまとうナンシーの影を追っ払え!」という表題で、このブームを見事に総括しています。この記事は以下から全文を読むことができます。

  http://www.cyzo.com/2009/06/post_2173.html
  http://www.cyzo.com/2009/06/post_2189.html


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