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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール

2泊3日の東京出張を終え、東海道・山陽新幹線(広島行の最終電車)の車中で、この原稿を書いています。前回の「TOKYOメディフェス2009」もそうですが、このエッセイ、最近はかなり高い頻度で、出張中に手がけている気がします。

今日は宣伝になってしまいますが、久しぶりに活字のエッセイを書いたので、そのお知らせです。

放送批評懇談会という団体が発行している『GALAC』という雑誌の最新号に、「生番組のここがダメ!」というエッセイを寄稿しました。

   http://www.houkon.jp/galac/

「こんな生番組が見たい!」という特集の冒頭に掲載されており、何だかネガティヴなタイトルですが(※タイトルは編集部にお任せしました)、特集の総論的な内容になっています。したがって、TBS系列の『総力報道!THE NEWS』『ひるおび!』、それから日本テレビ系列の『SUPER SURPRISE』『おもいッきりDON!』といった、今年の春から始まった生番組について厳しく批判していますが、その反面、好調な番組をいくつか引き合いに出し、建設的な提言も盛り込んだつもりです。『おもいッきりDON!』について、司会の中山秀征さんのなまぬるさを非難するのは容易いですが、それではいったいどうすればいいのかを具体的に論じるのは難しく、やや抽象的な提言に留まったのは否めませんし、紙幅の都合で、ラジオのことにほとんど触れることができなかったのが、非常に心残りではありますが・・・。

好調な番組として例に挙げたのが、板東英二さんの独壇場『ひるおび!バンバンバン』(毎日放送)です。

そう、この連載の【第8回】「生放送という原点回帰」で取り上げた番組です。実のところ、『GALAC』の編集長である丹羽美之さん(東京大学情報学環准教授)が、たまたまこの記事をご覧になったことで、執筆を依頼されたのでした(僕のことはそれ以前からご存知でしたが)。

板東英二ありきの特集といっても過言ではなく(笑)、『ひるおび!バンバンバン』の制作者のインタビューも掲載されています。4月にここで記事を書いた時点では、板東さんが兵庫県の天滝渓谷をひたすら登っている映像の面白さに、ただただ衝撃を受けたのですが、しばらく後になって、同局の『ちちんぷいぷい』という番組で放送されていた上泉雄一さんの"山登り中継シリーズ"が、この企画の素地になっていることを知りました。原稿にも書いたのですが、局が培ったリソースをもとに、番組のあり方を刷新している好例だと思います。

関西圏の番組に詳しくない僕に、上泉さんという人物の存在を教えてくれたのは、ラジオの単営局である和歌山放送の若手ディレクターの方でした。僕は今年度、このラジオ局に何度も通い、この地域の高校生や大学生たちと交流しながら、実践的な共同研究を進めている真っ最中なので、ラジオにほとんど言及できなかったことがなおさら悔やまれます。

また、『THE MANZAI』や『笑っていいとも!』、『オレたちひょうきん族』など、フジテレビで数多くの人気番組を生んだ伝説のプロデューサー、横澤彪さんのインタビューも載っていて(「ひょうきん懺悔室」の神父さん!)、冒頭で総論を書かせていただいたのが烏滸がましい限りです。書店で目にすることのない雑誌ですが、ご関心をお持ちいただけましたら、お取り寄せいただければ幸いです。

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