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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール

先週の金曜日、月末におこなうパネルディスカッションの打ち合わせのため、広島市まで出かけてきました。同じ広島県にも関わらず、広島市と福山市は100km以上も離れていて、ちょっとした小旅行です。新幹線であれば、のぞみで25分程度、こだまで50分程度。在来線あるいは高速バスを使えば、約100分という所要時間です。

どういうパネルディスカッションかというと、10月31日(土)に広島アステールプラザで開催される「広島県高等学校PTA連合会広島県大会」のなかでおこなわれるもので、僕もパネリストの一人を務める予定です。

大会の全体テーマは、「知って守ろう!! 〜責任とペナルティを考えながら」となっており、その趣旨は次の通りです(原文ママ)。

子どもを取りまく社会環境が大きく変化し、価値観も多様化する中、デジタルメディア社会における高度情報技術は著しく進展しました。インターネット等の利便性とその使用方法に関する情報モラルの確立やメディアリテラシーの育成は重要な課題です。

家庭、学校、地域社会がそれぞれの役割と責任を自覚し、連携協力するために、今、私たちに何ができるのでしょうか?

出前講座、パネルディスカッションを通して、インターネット社会の現状やこれからの対応策等について理解を深め保護者のネットワークを広げ子どもたちを守りましょう。

教育に対する関心が高い保護者の方々が対象のせいか、「責任」に「ペナルティ」と、あまりプレイフルな感じではなく、ちょっと保護主義的すぎる印象を抱かないわけではありませんが、パネルディスカッションそれ自体は、面白いものになりそうです。タイトルは「思春期におけるICT 〜よりよい関係の構築を目指して」。コーディネータの毛利葉さんは、この大会では広島県立舟入高等学校のPTA会長という肩書きなのですが、その一方、子どもコミュニティネットひろしまというNPO法人において、子どもたちに対する社会教育(学校外教育)の一環として、メディアを活用した学びの場づくりを精力的に実践されている方です。この連載の【第2回】「ワークショップという営み --思春期のメディアについて考える手掛かり」の冒頭で紹介した、僕が1年前にコーディネートしたワークショップを主催して下さったのが、子どもコミュニティネットひろしまでした。

パネリストは僕のほかに、広島県教育委員会の生徒指導係長さん、保護者代表のPTA会長さん、教育現場を代表して生徒指導主事の先生、という顔ぶれです。打ち合わせで盛り上がりすぎると、往々にして当日のテンションが下がるというジンクスがあるのですが・・・・たとえば、ケータイの問題については、リスクの現状認識/指導と活用のあり方、市部の現状/山間部の現状、リスクに対する特効薬的処置/漢方薬的処置、技術の変化に戸惑う大人/飽きっぽい子ども、といった具合に、極端な意見に偏らない、バランスのとれた議論ができて、とても充実していました。

とりわけ、議論のなかで僕がもっとも重要だと感じたのは、技術の変化にともなってリスクのあり方も急速に変わっていくということを、あまりネガティブに捉えてはいけなくて、子どもが飽きっぽいということを含めて、むしろポジティブに考えてみようということです(たとえば今、「学校裏サイト」に熱中している子どもが、いったいどの程度いるでしょうか??)。いい歳をした大人が、先端的な技術の話にいつまでも付いていくのはそもそも無理で、だからといって、分からないという現実に開き直ることなく、そのことはさっぱりあきらめた上で、もっと基層的な問題に視線を移そうということです。

基層的な問題とは? 大事なところで紙幅が尽きました。パネルディスカッションの壇上で、こういったことをどれだけうまく話せるか分かりませんが、当日の議論の内容を含めて、次回にお話ししたいと思います。

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