あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
インターネットに関する最近の話題といえば、やはりtwitterの普及でしょう。このサイトでも「親子スタイルクラブ http://twitter.com/oyakostyleclub/ 」というアカウントを運用されているので、きっと多くの方がご存知だと思います。僕も昨年の夏ごろから本格的に使い始めました。http://twitter.com/yutakaiida/
ある技術やサービスが、普及の初期段階を経て大衆化が進むまでのあいだには、「深い溝(キャズム)」があると言われますが、年末年始のあいだに、どうやらその溝を超えたのではないかという雰囲気が漂っています。僕の実感に過ぎませんが、日本におけるソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の代表格であるmixiがずいぶん寂れてしまって、マイミクさんの多くがtwitterに大移動したことは間違いなさそうです。そして(僕自身もそうですが)多くの友だちが「ブログの更新頻度が下がった」とも言っています。
一般的にテレビとの接触度が少ないとみられているtwitterの利用者ですが、「金曜ロードショー」(日本テレビ)で『天空の城ラピュタ』が放送された昨年11月20日には、多くの利用者が同時に「バルス!」とつぶやき、まるで戦後の街頭テレビのように、twitterを介してテレビ体験が他者と共有されるという"祭り"が起きました。大晦日の「紅白歌合戦」(NHK)の演出に対するツッコミも、あくまで僕自身の実感に過ぎませんが、想像していた以上に盛り上がっていました。そして今日(1月5日)、日本テレビが、twitterを活用した新番組「クチコミ戦隊つぶやくんジャー」を2月から放送することを発表しました。http://twitter.com/tsubuyakuNTV/ Twitterありきの企画が成功するかどうかは分かりませんが、テレビとの相性が決して悪くないことは間違いないでしょう。
僕の周辺では、同世代の友人や知人の多くがtwitterを活用していることは言うまでもありませんが、この数ヶ月のあいだに、学生の利用率も格段に上がってきました。僕のゼミに所属している4年生は、6名中3名が利用していて、昨年11月のユニクロ早朝セールのさいには、twitter実況をおこなっていました。
もっとも、年の瀬にアスキー総合研究所が発表した「twitter利用実態調査」では、プレスリリースに「ユーザーの3割は東京在住、平均年齢35.7歳、好きなテレビ番組は『タモリ倶楽部』」という見出しがついているように、まだ"典型的な利用者"の像が描けてしまう程度の利用率で、世代格差や地域格差が浮き彫りになっています。また、Amebaなうのような後進サービスとの棲み分けも不透明で、(iPhoneを除く)ケータイからのインターネット利用が身近な子どもたちのあいだでは、今後もtwitterがあまり普及しないという可能性は大いにあります。"リアルタイム性"がtwitterの魅力のひとつですが、学校へのケータイの持ち込みが規制されている子どもたちのあいだでは今後、大人とは微妙に異なるリテラシーが編み出されていくでしょう。"twitter疲れ"という言葉も取り沙汰されていて、とりわけ子どもの利用に対して今後、大人が眉をひそめる局面が増えてくることも間違いなさそうです。
僕自身がゼミでtwitterを推奨していることも例外でなく、大学生くらいになると一般的に、こうしたネットツールを活用できることが望ましいとされます。情報機器を効率的に使いこなす仕事術を表す概念として、数年前から「ライフハック」という言葉が広く使われるようになっていますが、就活状況などをみていると確かに、これからの人材として評価される知識や技能のひとつになっています。
しかるに、中学校や高等学校におけるケータイの持ち込み規制、自治体における所持規制条例といった潮流と、情報技術を活用した仕事効率化が推奨される社会とのあいだに「深い溝」があることは明らかで、この溝をどのように均す(ならす)ことができるか、大人の責任はますます重大だと思います。
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