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飯田先生が語る「思春期のメディア、その魅惑と可能性」 飯田豊プロフィール

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前回の記事(=【第37回】)で告知させていただいたように、7月10日(土)、広島県尾道市で開催された「子どもたちと電子メディアとの健全な関係を目指して」というシンポジウムに登壇しました。尾道駅前から100円の渡船で向島という島に渡り、少し歩いたところにある尾道市民センターが会場だったのですが、のどかな道程とは対照的に、とても大きくて立派なホールで、身が引き締まりました。

僕はこの日、パネルディスカッションのコーディネータを務めたのですが、パネリストのみなさんのお話が控え目だったこともあって、期待していた以上に僕自身が発言することができ、個人的にはとても満足できる内容でした。子どもとメディアという関係に焦点をあて(実は子どもだけの問題ではないのですが)、メディアの光と影、メリットとデメリットをしっかりと考えましょう、という主旨のシンポジウムだったのですが、具体的な話になるとどうしても、メディアの影の部分、デメリットばかりが強調されてしまい、規制一辺倒の議論に転んでしまいがちなので、僕はその偏りを中和する立場に徹したという感じです。

壇上からはお客さんの表情がほとんど見えないので、その場の手応えはなんともいえなかったのですが・・・このシンポジウムの反響は大きく、その翌週、2件の講演依頼を頂きました。市の教育委員会が深く関わっているシンポジウムだったので、ここでいう「子ども」とは、乳幼児から小学生、中学生までが想定されています(高校生は一般的に県の教育委員会の管轄だからです)が、いずれの依頼も小学校教育に関するものです。その一方は、ある小学校の生活指導部会で講演をしてもらいたいというもので、他方は、尾道市内の小学校を横断した情報教育部会からでした。ケータイとの付き合い方を小学生にいかに教えるべきか、教育現場の悩みは深いようです。

さらに僕は今週末、広島市で主として小学生を対象に、ケータイの利用に関するワークショップをおこなう予定です(【第35回】のリベンジ)。高校生や大学生が対象であれば、日頃のケータイの使い方を"振り返る"ことに主眼を置いたワークショップを実施するのが常なのですが、今の小学生といえば、ケータイを持っているか否かが微妙なところなので、ワークショップの組み立て方がいちばん難しい年頃といえます。子どもにケータイを持たせるべきかどうか、保護者のみなさんも大いに悩む頃合いでしょう。しかし、そうであるからこそ、ケータイから目を逸らすのではなく、あえてしっかりと考えてみる機会を作ることには、きっと大きな意義があると思っています。今はまだ試行錯誤の段階ですが、少しずつワークショップのノウハウがパッケージ化できればと思っています。

ところで、今回のワークショップは、広島市内のお寺でおこなうキャンプのプログラムの一環として実施することになっていて、僕自身もアウトドア気分で今から楽しみです。かなり暑くなりそうですが・・・。

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