思春期・青年期の子どもたちと向き合うにあたって、映画やテレビ番組を一緒に鑑賞することは、親子のコミュニケーションを支える重要な方法のひとつです。もっとも、今の子どもたちにとってはむしろ、ケータイやインターネットのほうが身近なメディアになっていて、それにともなう深刻な社会問題も生じています。
こうした現状に親として不安をかき立てられることがあるかもしれません。そこでこのエッセイでは、ケータイやインターネット、あるいはビデオゲームといったメディアの光と影について、最近のニュースや話題にもとづいて考えていきます。また、幅広い世代に共感されている映画やテレビ番組、メディアの表現や学びに関するワークショップなど、親子のコミュニケーションを媒介するメディアの可能性について、具体的に示していきたいと思います。
プロフィール
飯田 豊(いいだ・ゆたか)
1979年生まれのメディア研究者。これからのメディアのあり方を考えるために、歴史資料やフィールドワークにもとづく調査研究をおこなっている一方で、メディアの表現や学びに関するワークショップを各地で精力的に実践しています。
共著に『コミュナルなケータイ』(岩波書店、2007年)、『路上のエスノグラフィ』(せりか書房、2007年)。現在、福山大学人間文化学部メディア情報文化学科専任講師。
詳しくはhttp://www.iida-lab.org/ をご覧下さい。