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平野 だい
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「ある日突然、政府にチョコレートを規制されたら、あなたはどうしますか?」

OSGのお子さんにとって、バレンタイン・デイは大人が思う以上に大きなイベントだろう。
私もはるか昔、いそいそと手作りチョコレートなんぞを作った記憶があるが、30を過ぎてすっかりすれきった今は、わずか8歳の息子に向かって、

「手作りのチョコとか、手編みのマフラーとか寄越す女はたいしたことないからね。
めんどくさいだけだから、用心しなさいよ。
あんたが花を贈りたいと思うような女の子を見つけるのよ」

と、ひねた人生観を語っている有様である。命短し、恋せよ乙女。

そんなひねたおばさんから、OSGの皆さんと、その親御さんにおすすめの二冊がある。
知らない内に日本でアニメ映画化までされてしまったらしい、児童文学・YA(ヤングアダルト)文学の人気作家であるアレックス・シアラーの名著「チョコレート・アンダーグラウンド」と、どんな学校にも必ず一冊はあると言われる往年の名著「チョコレート戦争」である。

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企業戦士である我が夫が、疲れて帰宅した後の楽しみにしている海外ドラマがある。かつてはセクシーで、クールな二枚目スタートして一世を風靡したチャーリー・シーンが主演するシットコム・ドラマ、「ハーパー★ボーイズ」(原題"Two and a half men")である。

優雅で自堕落な生活を謳歌している独身貴族のCMソングライターであるチャーリーのもとに、生真面目なカイロプラクターの弟・アランが、息子のジェイクを連れてやってくる。妻のジュディスが「私はもしかしたらレズビアンだったかもしれないから」離婚したい、と言い出し、追い出されたというのである。
大人だけど、大人になりきれない二人の男と、10歳なのに老成したような少年が繰り広げる、少し調子の外れた、不思議なドラマで、低迷していたチャーリー・シーンは、このドラマでスターに返り咲き、今ではシーズン6に突入しているらしい。

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サンタクロースを疑う年齢になっても、子どもたちは当然のようにクリスマスには欲しいものが与えられていると信じている。そのために親がどれだけの思いをして日々稼いでいるかなどは全く思い至らない。世界恐慌並みの不景気だというのに、高額なおもちゃが必ずもらえると信じている子どもは少なくない。

世界には、そういった子どもたちの物欲を満たすため、過酷な環境で働かされている幼児もいるというのに。うちの息子が6歳の誕生日に貰ったサッカーボールは4000円近くするが、そのサッカーボールを作った5歳の子どもが手にする報酬はわずか15円という現実があるのに。その子どもたちにサンタクロースが来る日はあるのか。
いや、そもそもサンタクロースはほんとうに必要なのか。


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息子が通っていた保育所には、お散歩時には保育士だけではなく、地域のリタイアされたおじさま・おじいちゃま方が「おさんぽガードマン」として必ずついてくださるし、小学校に上がってみれば、どこの家庭も参加すべきPTA活動の一つとして校外安全パトロールがあり、遠足や社会科見学時にも親御さんに安全ボランティアを募る手紙が配布される。
一度、子どもたちと一緒に電車に乗って水族館まで行ったが、やんちゃ坊主の代名詞のようなわが子はじめ、まだ自分の行動もろくに把握できないちびどもが、いくら少子化とはいえ、数十人ほどでがさがさ動き回るのを監督する先生は大変だな、と痛感した。

しかし、なんだかんだ言っても、活動が大人の監督下にある小学生のうちならともかく、自己が確立し、独立心の芽生えた思春期以降の子ども(まさにOSG)に対し、心配だからといって、親や教師がどこまでもつきそうわけにはいかない。実際に危険な誘惑や状況に出逢う年齢になると、親は子どもを信じて、ひたすら無事を祈りつつ帰りを待つことになる。

そこで、親が見張っていられなくなる前に護身術を、と、娘さんに格闘技や武道を習わせる親御さんや、自分自身が不安を感じて習いだすお嬢さんもいる。スポーツクラブでも、護身術兼エクササイズになるクラスが人気であるらしい。
しかし、ほんとうに護身術は役に立つのだろうか?

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いまや国際的最大知的産業ともいえる「マンガ」というメディア・文化を持つ日本では、ケータイ小説やRPGが現れる前から、十代の少年少女たちが人生を仮想体験することが可能であり、彼らが成長していくにつれ、青年向け・成人向けジャンルも開拓されていったたが、幅広い年齢層に支持される「マンガ」ではなく、もっと幼い年齢層をターゲットとした「コミック」というジャンルしか無かったアメリカでは、最近になって、「シン・シティ」で有名なフランク・ミラーが確立した「グラフィック・ノベル」などが台頭してきたものの、人前で広げて読むには、ちょっと幼稚で恥ずかしい、という認識がまだあるらしく、もう子どもじゃない、でも大人じゃないの、という、まさに「親子スタイル」の世代である子どもたち向けのコミックというのはなかなか無いようで、そういった世代から支持されているのが、ヤングアダルト(YA)と呼ばれる、文字通り「若い大人向けの」小説である。

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