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桑原規歌
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 こんばんは。姫先生こと桑原です。 

 いよいよ学校では、新学期が始まりましたね。
 早いもので、この4月から平成21年度。
 平成になってからすでに21年目なんですね。
 「平成」と聞くと、私は、今でも一つのキーワードを思い出します。

 「性教育元年」なんて言われていました。

 私が、いわゆる性教育というものに取り組んだのは、実は、教育実習生だったころから。学生時代からすごく取り上げて研究していたテーマでした。

 教育実習に行った小学校で、研究授業を何にする?と言われたとき、迷わず、「性教育」と言って、担当教官を驚かせた覚えがあります。

 昭和58年に教員(保健室の先生)として小学校に赴任した年から、退職する平成20年3月まで、私のテーマは

 「性・生・いのち」

 この3つは、同じものであるという認識をもって、そのことを扱う授業を「いのちの学習」と呼んでいました。

 性の問題は、いのちの問題。そして、生の問題です。切っても切り離せません。 
   

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抗期(思春期)へ

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こんにちは。姫先生です。

前回から、時間が空いてしまいました。

今回も引き続き、思春期の子どもたちのケータイ事情についてお伝えします。
インターネット、というと、私たち大人は、パソコンを思い浮かべます。
しかし、最近の若者は、ケータイでインターネットを見るという傾向があるようです。これも、ケータイの機能がパソコンに近づいたためと言われます。

あの小さな画面でインターネットなんて!と、私たち大人は思うのですが、子どもたちは、なれたもの。

子どもたちは、ケータイ専用サイトをよく使います。
「プロフ」「モバゲー」「魔法のiらんど」というのが、一番子どもたちに親しまれているサイトです。最近は、新たに「リアル」というものが流行しはじめています。

モバゲーは、モバイルゲームの意味。一見ゲームサイトですが、実は、そのサイト内で出会い系がわりの使い方をする子どもたちが増えています。大人の盲点になりやすい点です。
プロフは、子どもたちが名刺代わりに使っている自分の紹介サイトです。アクセスを増やすために過激な写真を掲載する子もいます。また、個人情報公開に対する危機感も薄いため、自分の住所や顔写真、メールアドレスまで公開しており、トラブルに巻き込まれる子も後を絶ちません。自分の個人情報だけでなく、悪意なく友達の個人情報を公開する子もあるようです。(もちろん悪意をもってやる子もいます)
魔法のiランドは、ケータイ小説「恋空」で有名になりました。特に大きなトラブルはなく、子どもたちの指導にも力を入れています。

さて、最も注目されるネットトラブルとして「ネットいじめ」があります。
目に見えない分、かなり深刻で、気がついた時には、被害者の子どもはかなり深い傷を負っていたりします。これまでのアナログのいじめは、家に帰ればいじめから逃れられていたのに、ネットいじめは、24時間プライベートな空間まで侵入し、執拗にいじめをします。

この状況の中、やっとケータイ企業も重い腰を上げ、社会的責任を果たそうという動きがあります。子ども向けのケータイモラルのイベントをしたりするとう会社もあります。

ただ、ケータイの問題は、使い方やモラルだけの問題ではなく、子どもたちの人間関係の作り方や人とのかかわりそのものの意識とも大きく関係しています。便利なケータイを使うことによって、失ってしまった「コミュニケーションのわずらわしさ」
 わずらわしくてめんどくさいからこそ、そこで、学ぶものがありました。

 私は、現在コミュニケーション関係の講座や研修をしていますが、そこでもお話しするのは、目の前に相手がいるコミュニケーションでさえも、ほんとうに伝わっていないことが多い、ということです。

 伝わらないからこそ、人は、五感をフルに活用して相手の世界を理解しようとする努力をしてきました。

 それでも、ミスコミュニケーションが発生するのです。ましてや、文字コミュニケーションにおいては、相手の表情も 息づかいも 声のトーンも何も見えないし感じることができません。

 伝えたのに伝わっていない。

 思春期という未熟さゆえに、そこから発展する人間関係トラブル。

 保健室勤務時代にも、人間関係トラブルには必ずと言っていいほど、ケータイが絡んでいました。

 大人はなにができるか?

 まずは、ケータイ世界を知ってほしい。
 何が起きているのか?

 そして、大人自身が、ケータイに依存しない姿を見せる。

 ケータイを使うことの責任について、家族で話し合い、ルールを決める。、
 わずらわしアナログコミュニケーションを大切にする。

 ほんとうに小さな一歩ですが、まずはそこから始めてみてはどうでしょうか?

 ※参考文献 ケータイ世界の子どもたち (藤川大祐) 講談社 

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 姫先生です。

 前回からのケータイリテラシーについての続編です。

 前回の記事でも
 「最後に勤務した学校(中学校)でも、保健室に持ち込まれる人間関係トラブルには、必ずと言っていいほど、メールや掲示板での書き込み、ブログへの誹謗中傷などが絡んでいました。」と書きました。

 子どもたちのコミュニケーションが、アナログコミュニケーションがからデジタルコミュニケーション依存へと移り変わっている現在、ミスコミュニケーションはますます根深いものになっています。

 1分以内に返事を返さないと「無視した」「友達なのに」といわれるピアプレッシャーの中で子どもたちが苦しんでいるという現実があります。

 メールという一見、お気軽、お手軽のはずの文字コミュニケーション。
 子どもたちの中には、アナログのコミュニケーションで相手の表情にとても敏感になっています。
 ちょっとした相手の表情の変化で
 「今の言葉は、まずかったのか」「私の言い方は相手の感情を害したのか」ということを必要以上に怖がっているという子どもたちもいます。
その結果、手軽な文字コミュニケーションで。。。となるのですが・・・・・

 息遣い、表情、トーン。。などの相手のコミュニケーションの大切な情報が見えない文字コミュニケーションこそが、さらに深いミスコミュニケーションを引き起こしていることに、子どもたちはあまり気づいていません。

 「伝えているのに伝わっていない」というコミュニケーションは、私たちの日常のアナログコミュニケーションでも起こっていることです。それが、文字媒体だけであれば、さらに「伝わらない」のです。

 そもそも、コミュニケーションとは、わずらわしいもの。
 手間がかかり思い通りにならないことだらけです。
 それゆえに、それを乗り越えて、わかりあえるすばらしさを 生身の体で感じることで学んできたことがありました。

 そうしたわずらわしさを解消するかのように表れた携帯メールでしたが、
 そんな便利なコミュニケーションツールが生まれてきたはずなのに、人間のコミュニケーションにかかわる問題は一向に解決の方向に向かっていないというのが現実ですね。

 私がとらえているケータイと子どもたちに関連する問題には・・・・
視力低下 ・生活リズムの乱れ ・ゲームづけ・他人の生活時間への侵入・個人情報流出・ネットいじめ・ネット詐欺・出会い系・わいせつや残酷映像への接触・・・

といったろころでしょうか?

 最近の傾向として、ゲームサイトという名目のサイトでありながら、実質的に出会いの温床となっているものもあります。無料ゲームサイトだから安全と思ったら、たいへん危険です。
 また、プロフとよばれる個人の紹介サイトでは、子どもたちが不用意に個人情報を公開しているという現実もあります。名刺代わりに使っているということもありますが、アクセス数を増やすために自分のヌードや下着姿などを公開している子どももあります。
 個人の個人情報ならまだしも、友達のメールアドレスや実名などをネットで公開してしまうという安易さが多くの危険を呼び込んでいます。

 中高生の多くは、インターネットを携帯電話で使用します。あまりパソコンは使わないのが特徴のようです。つまり、、まったく個人的な空間で自分だけの世界にいつでもどこでも楽しめるという状況がつくられていることになります。
 また、フィルタリング機能もケータイの場合は、パソコンほどの細かな設定ができないうえに、高額な資金がかかるため、なかなか安心できるフィルタリングであるという状況でありません。

 ネットにおけるいじめは、24時間、場所を選ばすに行われるという点で、いままでのいじめとは少し違っています。ネットいう世界中につながっている場では、個人を特定できる屈辱的な映像も簡単に流れてしまいます。いままでは、家に帰れば逃れられていたいじめが、執拗に追いかけてくる、その中でネットいじめにあった子どもたちは、心身ともにぼろぼろになってしまいます。

 なんだか否定的なことばかり書いてしまいました。

 ケータイを持たせるか持たせないかという単純な問題ではありません。大人が開発し普及させておきながら、「やっぱだめ」ととりあげるのは、こんぽんてきなかいけつさくではありません。

 子どもたちには、もっともっとコミュニケーションというものについてたくさん学んでほしいと思っています。

 そして、子どもたち自身が、ケータイについて主体的に改善していくことができる場を持つことも大切なのではないかと思っています。

 教育や子どもたちの心と体に関する問題は、いつも、対処療法的で、予防策が遅れていると感じています。
 
 

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こんにちは!
 姫先生こと桑原規歌です。

 子どもたちの携帯電話のことが、大変話題になっていますね。

 私は、平成13年頃から「メディアリテラシー教育」というものに携わってきました。
「メディア」から発信される情報を、ただうのみにするのではなく、どのように受け止め、判断し、必要なものだけを自分のものとして取り入れるのか、また、メディアを活用し発信する際に自分自身の在り方など、さまざまなことを、学校教育の中に取り入れていました。

 はじめはテレビや新聞・雑誌というメディアを中心に扱っていました。メディアからの情報発信の特性が、子どもたちの健康や性、生命に関する意識にどのように影響を与え、そして、情報を受け取る側の子どもたちにどんな学びの機会を与えることで、メディアからの情報とうまく付き合える子どもに育てることができるか。。。などを研究していました。

 平成14年、はじめて子どもたちに急激に広がった「携帯電話」を取り上げました。
 当時、私は、小学校の保健室に勤務していましたが、高学年の子どもたちのお母さんからの相談がきっかけで、小学生のうちから取り組んでいこうということになりました。まさに先駆け的に取り組んだ実践でした。

 当時の校長先生にも、担任の先生にも先見の明があり、「近い将来、必ず子どもたちの中で、ケータイ電話のことが大きな社会問題になる」というのが、私たちの共通した意見でした。

 そして、今、まさに、ケータイが、子どもたちの人間関係、性の逸脱行動、いじめ、薬物乱用・・・と、さまざまな問題が若年層のケータイ使用とおおきっく絡んで、さまざまな問題を引き起こし、複雑化させています。

 最後に勤務した学校(中学校)でも、保健室に持ち込まれる人間関係トラブルには、必ずと言っていいほど、メールや掲示板での書き込み、ブログへの誹謗中傷などが絡んでいました。
 
 最近は、小学校や中学校でのPTA講演会や教員研修学校保健委員会などで、若年層のケータイリテラシーについて話してほしいという依頼が多くなりました。
 心理学的・脳の習性という視点を取り入れながらの講座をしていますが、そこで、驚くのが、学校の先生やお母さんたちが、現在の子どもたちのケータイ事情をほとんどご存じないという現実です。

 私たち親世代が、小さい頃に経験したことならば、その経験から、子どもたちとの話し合いやアドバイス、親同士の連携もとりやすいのですが、1990年代あたりから、爆発的普及し、進化し続けるケータイに、親世代が付いていけないというのが現状です。

 私たち親世代は、まずは、子どもたちが使っているケータイの現状と彼らの世代の独自のコミュニケーションの傾向とその問題点を知ること、その上で、大人が何をしていくのかを考えていく必要があります。

 この問題について、次回は、事例をあげながら、より深く考えていきたいと思います。
【次回 姫先生の記事は3月8日の予定です)

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はじめまして! 新たにスタッフに加わった姫先生こと桑原規歌です。

 昨年の3月まで 保健室の先生をしていました。
 いろいろな思いがあって、今は、研修講師&教育セラピスト&コーチをしています。
 25年間の養護教諭(保健室の先生(の経験の中で、すてきな子どもたち、すてきな保護者のみなさん、先生方に出会いました。
 
 そんな中でも、ずっと感じていたことがありました・・・・。

 子どもたちは、みんなすてきで、たくさんの可能性を持っている。そして、お母さんも本当に子どもたちを愛している。なのに、うまく伝わっていないだけで、お互いが、傷ついて、自分を責めている・・・そんな姿を見てきました。
 誰が悪いとか、誰が正しいとかじゃなくて、どうやって本当の思いに気づいて、本当の気持ちを、相手を尊重しながら伝えていくのか・・・・それを、みんなが理解して、実行すれば、子育ての中のたくさんの誤解が解けていくんじゃないかなって、考えています。

 親子スタイルは、思春期の子どもたちとのかかわりを考えていく、先進的なサイト。ぜひぜひ、この場で、たくさんの方々と交流を持ちながら、その人らしい子育ての応援ができたらいいなと思っています。

 さて、せっかくなので、中学校の保健室でのこんなエピソードをご紹介。

 

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