ファミリーの1歩先には親子スタイル

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平戸 京子
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 私は年に数度、海外出張が入ることがあります。その時子供は、私の実家に預けたり、連れて行ったりしていたのですが、上二人の子が高校生、連れて歩いていた末っ子も小学校二年生となり、学校を休ませるには抵抗がある年になってしまいました。私のせいで、勉強についていけなくなってしまっては、大変です。

 上二人は、身の回りのことを自分でできます。でも、私がいないとハメをはずさないか心配。
 末っ子はまだ、自分の身支度も、任せられません。
 実家に頼めば、喜んで面倒を引き受けてくれて、こちらに泊まり込んでくれるのですが、、、。
 父親とは、子供たちはコミュニケーションを取っていますが、こういったことを頼めるような付き合いはしていないので、頼めません。だから、4日間の出張中、いつもどおり、実家に頼んで出かけようかなと思っていました。

  でも、長男に相談すると「俺たちでできる」と、自信ありげな様子。実家の母に頼めば、食事、洗濯などやってくれるので、子供たちだって楽だとは思うのですが、母も近所に住んでいるとはいえ、自分の生活のリズムがありますし、仕事はしていませんが、友達とのお付き合いもあるので暇ではないはず。そういうのを子どもたちは、敏感に察したのかもしれません。

「末っ子の面倒は俺が見るよ。バイトや部活はその間休むし、食事の支度なんて自分でできる。お弁当買ってもいいし」

 長男の言葉を信頼していいのかどうか、悩みましたが、長女も家事分担するというし、末っ子もお兄ちゃんが早く帰ってくれば寂しくないというし、何より三人が協力して結束するのはいいことかもしれないと思いました。たまには口うるさいママがいなくて自由な夜があるのも、ママがいなくて大変なことも、経験させておくのは悪くないような。

 兄姉が、ハメをはずせば、正直に報告してくれるはずの末っ子、料理得意で末っ子と仲のいい長男、洗濯や掃除、ペットの世話を任せられる長女の三人で、どれだけできるか。試すのにいい機会かもしれません。もちろん、何かあったらすぐ駆けつけてくれるはずの実家にも事情を話し、少々不安に思いながらも、私は出張に出かけてきました。

 子供たちだけで留守番させるにあたって、気をつけたことは

・海外でもケータイが使えるようにしておいたこと
  子供達が困ったら、すぐ電話できるし、こちらも自宅の様子がすぐわかるので安心。

・必要なお金は、多すぎず、少なすぎず置いておく
  4日間で1万円ほど、専用の財布に入れ、長男に託しておきました。必要なものを買ったときは、レシートとお釣りをお財布にいれておくよう、言っておきました。

・カレーや冷凍した御飯のストック、麺類、卵・パン・肉と基本的な野菜の買い置きをしておく
  子供達が自炊できるような材料を、冷蔵庫に用意しておきました。

・周囲の人への告知
  兄姉の友人とその親、末っ子の学校の担任、習い事の教室などに、出張することをあらかじめ伝えておく。こうすることで、兄姉のハメをはずすことを予防し、末っ子も、先生がいつもより気にかけてくれる効果で、提出物忘れなどを防ぐ効果がありました。

・仲良くすること
  兄姉弟間で、私がいない間は喧嘩しないこと。喧嘩しそうになっても、ママがいない間はお互い我慢して、喧嘩のネタは棚上げしておくように、強く言っておく。

  末っ子がまだ小学生なのに、子供だけの留守番をさせるのは、賛否両論あると思います。私も悩みました。でも、結果はきちんと家事育児勉強を両立してくれて、お財布にお金もたくさん残しておいてくれました。

  兄・姉、それぞれの様子を一人ずつ聞いてみると、多少夜更かし気味ではあったものの、朝はきちんと起きて食事をし、時間にはちゃんと登校し、末っ子の面倒もそれぞれ分担してみてくれたようです。末っ子は兄の保護者っぷりをめちゃめちゃ褒めていました(笑) 姉は洗濯を少々さぼり、掃除をさぼり気味ではありましたが、夜出歩くなど、ハメをはずすことはせず、ずっと家にいたそうです。昨年は長女の反抗期もあって、こんなことは絶対できなかったんですが、今は兄姉弟ともに、気持が安定していたのでできたことだと思っています。

  子供たちのすべてを信頼できるわけではないんですが、たまには信じて、任せてみるのもいい経験になりました。それも、三人子供がいるから、できたことだなぁとつくづく三人の子供の力を見直しました。一人だったら、たとえ高校生だろうと、残していくことはできなかったでしょう。

  母子家庭ですし、これから先もこういうことはあるかもしれません。しょっちゅう子供たちにまかせて出かける勇気はありませんが、たまに、緊張感が持続してる間は、また頼んでみようかなと思っています。

  逆に、子供たちを置いて夜飲みに出かけたりすることも、気がひけてひかえていた自分は、あまりにも子供を信用しなさすぎていたのかもしれないなとも思いました。長男にも「もっと信用しろよー」と言われてしまいました。

 このことをきっかけに、家族の結束はより、高まったかもしれないなーと思っています。ま、当分はまだ、目を光らせていきますけどね(笑)

 とにかく、子供たちのおかげで、よい仕事ができました!感謝!

<出張先のタイの寺院にて>
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抗期(思春期)へ

「かあさん、今日はアルバイトがあるけど、夕御飯は食べるから!」
「ママ、明日、朝連があるから早くでるよ。お弁当、7:00までにお願い」
「ママー、明日は僕もミニ遠足だから、お弁当だよ。忘れないで」

家の子供たちは、毎日次々と自分の予定を私に告げていくのが日課です。
聞きながらスケジュール表に書き入れて、私自身の仕事とのすり合わせをしていきます。

「来週金曜日は、ママが夕方から出かけるから、末っ子のおけいこごとの送迎たのむわー。バイトいれないでおいてね」

こんな風に私が自分のスケジュールの都合を子供に頼むこともあります。母子家庭ですから、母と子で、なんとかスケジュールをすり合わせ、乗り切っていくしかありません。

子供が小さい頃は、祖母のいる実家に預けたり、延長保育を頼んだりしたこともありましたが、大きく育った今は、そうそう預け先はありません。子供たちと密に連絡を取って、協力してもらうのが当たり前になっています。

「来週はお兄ちゃんはテストがあるから末っ子の子守頼めないな。仕事を前倒してもらうか、、、」
「○○(末っ子の愛称)、今日はお母さん忙しいから、お姉ちゃんの部屋で本読みなさい。聞いてあげるから」
「かあさん今夜が締切だろ。洗濯は俺が取り込むから、早く仕事やっちゃえよ」

互いの状況を把握してるだけに、変に子供に気を使わせてしまうこともあります。
「今、給料日前?美容院行きたいけど、給料日すぎでいいから」
子供にそんなこと言われると、"お金のことは気を使わなくていいから勉強に集中してよ"と言い返したくなりますが、現実は、家族全員が互いの状況を理解してくれないとやっていけない。子供に苦労を隠す余裕がないんです。

「明日、授業参観だけど、無理して来なくてもいいよ。明日の授業でやるとこ、今見せてあげる」
なんて小2の末っ子にまで気を使わせてしまうのは、これで本当にいいんだろうかと思うときもありますが、高2の長男いわく「言ってくれた方がよく理解できるし、納得いくよ。小さくたって」という言葉にすがり、我が家ではなんでも家族にぶっちゃけて、話すことにしています。

すべてを把握しているのはお母さんの役目。いつだれがどこで何しているのかを、きっちり覚えて確認します。当たり前のことですが、仕事に夢中になっていると、ふっと忘れそうになることも。忘れてしまうのの予防としてケータイのアラームは、日常的にスケジュールをプルプル伝えるようになってます。

子供たちには、安心して勉強に励んでほしい。お金の心配なんかしないで、自分のやりたいことやってほしい。そう本心から願っていますが、現実には心配させてしまっているし、そのために自分の本当にやりたいことをあきらめさせてしまっているかもしれません。親としてこんなに情けないことはないですが、とにかく今を乗り切る!これが精一杯の毎日です。

今日も、長男の帰宅予定の10分まえに私が外出、そのあと長男が次男の面倒をみる予定になってます。まるで飛行機の管制塔並みの分刻みの綱渡りスケジュール。お父さんがいれば、私ももう少し仕事をセーブできたはず。子供たちにいらぬ苦労をかけて悪いなぁと心苦しくなるときもあります。

でもいつか、長男長女たちと、「あのときはみんなでがんばったよね」と懐かしむ日が来るはず。
必ず子供は大人になる日がきます。あと数年、私の管制塔生活は続くことでしょう。

(文・平戸京子)

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抗期(思春期)へ

 旦那と一緒に暮らしていた時は、夕御飯のメニューに手抜きはなく、それなりにバランスのとれた食事を続けていました。でもひとり親家庭のメニューというのは、どうもつい、手抜きしがち。食事内容に文句を言う人がいませんからね~。

「今日、お父さん遅いっていうから、簡単なものですませちゃおうかー」が、毎日続いちゃうのです。これは、いけません。

 食事は身体を作るもの。OSG世代の子供たちは、食欲も旺盛ですが、体型も気にします。ママとしても、毎日の食事でそのあたりバックアップしたいもの。とはいえ、時間的にそんなに手間暇かけられない(笑)

 そこで考えたのが「いつでも野菜スープとおにぎり」。

 冷蔵庫にある野菜を5種類以上入れて、コンソメなどであっさりと煮たスープを常備します。一杯50キロカロリー程度。

 夕御飯の支度をするとき、一日で食べきる分量を一緒に作ってしまいます。単なるスープだと子供達が好まないので、芋類(かぼちゃ、さつまいも)、どんこしいたけ、シェルパスタ、肉団子、はるさめなど、子供たちの好きなものをどれか入れて作ります。全部入れてしまうとすぐ飽きるので、「今日はパスタ入りよ」などと、ローテーションさせるのがコツ。

 味付けも、コンソメばかりだとなぜか飽きるので、たまには味噌汁仕立て(といっても味噌はかなり薄め)、にぼしとしょうゆ仕立てなど、少し変えます。

 これを三食以外に常備して、お腹が空いたーというとき自由に食べられるようにしておきます。高校生の男の子になるとこれだけじゃ、ぺろっと一鍋食べかねないので、おにぎりも用意します。

 夕御飯の残り御飯、朝お弁当用に炊く御飯の残りもおにぎりです。常にいつもおにぎりがある感じにしておきます。これで、市販のおやつは欲しがらなくなりました。

 これを続けていたら、私の体にも変化が。野菜スープで野菜をたくさんとれるせいでしょうか、むくみがかなり解消しました。また、食事をすると大汗をかくようになりました。食事プラススープなので、むしろ食べる量は増えたのに、体重減も。子供たちは、体重は減らないようですが、背が伸びたり、体がしまってきたりという変化がありました。

 やっぱり、野菜の力ってすごいですね~。

 もともと、食事のメニューに野菜を欠かしたことはないけれど、足りてなかったんだなぁと痛感しました。野菜だらけのスープを、時間を気にせず、お腹がすいたら飲む。それだけで随分違うものですね。家の子は食欲旺盛な子が揃ってるので、夕御飯食べられなくなっちゃうということもないです。

 OSG世代になると、アルバイトや部活で、それぞれの食事のタイミングがずれたりしますけれど、とりあえずおにぎりと野菜スープを夕方食べておけば、夕御飯が8時すぎなんてことになっても他の間食をしないですみます。ぱっと食べて、塾やバイトにGOです。コンビニ間食や外食も減り、子供たちもお小遣いも節約できて、なかなか好評です。

 そうそう、甘いものもあるとうれしいですよね。甘いものは果物を用意します。食べやすいように剥いて、冷蔵庫にいれておくのがコツです。我が家では安い時に多めに果物を買って置き、一口大にしてから冷凍して保存してあるので、子供たちはアイスをつまむ感じでそれを食べています。スナック菓子やアイスクリームより、きっと体にもいいはずです。

三食の用意だけでも大変なのに、プラスこんな手間、、、と思うでしょうけれど、毎日の定常業務にしちゃえば、結構楽で、手間とも感じません。お米の消費は増えますが、食費はかえって安上がりになりました。成長期のお子さんのため、ご自身のダイエットのため、どうぞお試しくださいね。
(文・平戸京子)

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抗期(思春期)へ

 はじめまして。ライターの京太といいます。このたび、親子スタイルに参加することになりました。どうぞよろしくお願いします。

 最初なので自己紹介を兼ねて、自分のこと・私の子供のことを、少々書こうと思います。

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 私は離婚して、子供たちは父親と離れて暮らしています。離婚当時6歳だった長男も、今は高校二年生。ずいぶん大きくなりました。

 元夫と別れた当初数か月は連絡もあり、子供との面会もあったのですが、そのうち向こうからの連絡も途絶えがちになり、ついには引っ越ししたようでこちらからは連絡が取れなくなりました。唯一の連絡手段は、元夫の実家だけ。でも、離婚した妻の立場では、こちらから連絡を取るのもはばかられ、そのうち子供もお父さんに会いたいと言わなくなってしまいました。

 私は、子供たちに追い目を感じつつも、積極的に父親との連絡を取りませんでした。父親からも連絡はありませんでした。そのまま、何年も、父親と子供は音信不通のままでした。

 反抗期も収まった高校一年生の夏、長男は私に「お父さんと連絡とることできないの?」と聞いてきました。「できることなら会ってみたい」とも。冷静に考えれば、会ってみたいというのは、子供の当然の権利です。子供が会いたいというなら、会わせるべきだと思いました。

 そこで、勇気はいりましたが、元夫の実家に電話しました。夫の消息を聞くためです。再婚していれば子供が会いに行くのは迷惑かもしれません。状況を聞きたかったのです。

 電話に出た、元姑は、最初私のことがわからないようでしたが、すぐ思い出して喜んでくださり、「実はここにいるのよ」と、元夫が実家に同居していることを教えてくれました。おかげで、長男と父親は、なんと10年ぶりにその電話で話をしました。そして、長男は一人、夏休みに、父親に会いに行くことになりました。

 私はちょっと複雑な気持ちでしたが、飛行機のチケットを手配し、長男は父親に会うことができました。再開を果たしたあと、戻ってきた息子は、父親のことをそんなに語ってはくれませんでしたが、楽しかったと言ってました。高二の夏、つまり今年も行くのかなと思って、聞いてみましたが、「今年は、部活とバイトで忙しいからいいよ」と、あっさりしたものでした。

 10年ぶりの会話がどんなものだったかはわかりません。ほとんど他人のようになってしまった親子です。猫をかぶったまま、お互い他人行儀に話して、帰ってきたのかもしれません。それでも、息子は急に、大人びて見えるようになりました。父親の髪の毛が薄くなっていたのを気にして、育毛剤を買ってきたのには、笑ってしまいましたが。

 今は、必要な時は、メールで父親に連絡をとることができます。ほとんどやり取りはないようですが、それでも何か、絆のようなものを確認し、安心したのか、生活も気持も落ち着いて、楽しげに高校生活を満喫しています。もっと早く、父親と話ができるよう繋げてあげればよかったなと、今は思っています。

 今年は、受験を終えた、高一の娘が、父親に会いに行きました。娘は毎日のように、父親とメール交換しています。普通の父娘ならば、もっと仲が悪いのかもしれないですが、遠く離れ、ずっと会えなかった親子は、ちょうど良い距離感で、仲良くしているようです。

 私は子供たちをひとり親として育ててきました。父親はいないけれど、そんなにさみしい思いをさせなかったと思っていました。でも、そんなわけないですよね。やはり、言わなくても子供たちは、父親に会いたいときもあったはずです。私に叱られたとき、困ったとき、向き合うのは、母親の私一人。父親という逃げ場がない状態で育ててしまいました。

 離婚をした私たち夫婦は、もう二度と会う必要も、そのつもりもないですが、子供たちにとっては、父親というのは唯一無二であり、私の方も10年会ってなかろうと、安心して遠慮なしに預けられる唯一の場所でした。夫婦は壊れても、親は親。お金のことや、その他もろもろ、不満はあっても、それはすべて夫婦間のこと。子供には関係のないことでした。

 10年の空白はあるものの、それは埋められないものの、それでも子供らが会いたいと望んだとき、会わせることができてよかったなと思っています。しかし、顔も忘れてしまうほど会ってなかったというのに、いきなり泊りに行ってしまうなんて、血の絆というのは、深いなぁとつくづく思いました。まぁお互い、表面の、よい面しかみる暇がなかったとは思いますが(笑)

 というわけで、この「親子スタイル」では、あまり大っぴらに話せることでもないんですが、ひとり親家庭と思春期の子供たちのことを、実体験に基づいて書いていこうと思ってます。やっぱりちょっと、ひと工夫が必要だったりしますしね。どなたかのお役に立てれば光栄です。

 リクエストや質問など、楽しみにお待ちしていますので、遠慮なくお寄せ下さいね。これからも、どうぞよろしくお願いします。

(文・平戸京子)

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[平戸 京子]
(2009年8月16日 00:13) | コメント(3)
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