【GIZMODO 2/27】 シカゴの「Aspiritech」はソフトウェアテスト専門のスタートアップ。アスペルガー症候群の人だけを採用している会社です。なぜかって?
アスペルガーの人はソフトウェアテスト技師として有能だからですよ。今さらニュースでもないけど! アスペルガーの人にとってハイテク分野の仕事は「安全感」があって、自分で「コントロール」できると感じるらしく、秀でた能力を発揮することは研究で裏付けられているんですよ。
Aspiritechの創業者Brenda Weitzberg女史はそこを一歩進めた、というわけですね。EREのTodd Raphael記者にこう語っています。
「ハーバード・ビジネス・スクールその他の最新調査でも、アスペルガーおよび高機能自閉症の人はその適性ゆえに、ソフトウェアテストでより優れた能力を発揮することが分かっています。集中力、優れた記憶力、高い知能、技術スキルの強さ、細部を検知する能力、集中力を長時間持続できること―どれも本当にソフトウェアテストの仕事向き。アスペルガーの人には、理想のソフトウェアテスターになる可能性があるのです」
「それって利用してるんじゃ...」と抵抗感じる人もいるかもしれないけど、Weitzbergさん自身も息子さんがアスペルガーで前の仕事をクビになった経験者なので、「アスペルガーや高機能自閉症の人は仕事を探すのもひと苦労なのでそれを解消できれば」という言葉は本心からじゃないでしょうかね。
同社ではサイト、ソフトウェア開発者、アプリデザイナー向けに営利事業を行いながら、テストの方は非営利で運営しています。事業プラン構築を支援した鈴木 慶太さんは東京で姉妹会社「KAIEN」を共同創業し日本でも同様の事業を展開されていますので、興味のある方は社長ブログやツイッターを覗いてみてね。
自閉症の人が健常者よりも「数字や風景など、特定のものに対する高い記憶能力」を持つ例があることはTVでも取り上げられることがあるので知っている人も多いと思います。もともと人間の脳は10%~30%程度しか働いていないという説もありますから、誰でも潜在能力をたくさん持っているということです。多くの人と比べて違うパターンで発達してる部分と発達していない部分を合わせ持つ場合に(多くは社会への適応性において規格外であるという意味で)「病気」=「規格外」とされますが、規格内である人よりも高度に発達しているという意味では「健常者を超える人」と言えるかもしれません。この記事で紹介されている会社のように「高い能力」を持っていることに着目して活かそうという取り組みがもっと広がればいいと思います。
(ニュースセレクター:守護拓真)
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