ファミリーの1歩先には親子スタイル

素敵な親子のロールモデル!親子スタイルインタビュー

親子でオーケストラに参加!バイオリンで繋がる母・息子

東元さん中学生の息子さんとオーケストラに参加という、ステキな「親子スタイル」を実践している東本さんにインタビューさせていただきました。「ちょっと大きくなった息子と一緒にオケの練習」なーんて想像するだけでステキですねー。(頭の中は「のだめカンタービレ」の世界を妄想する私)それではさっそく伺ってみましょう。
――家族構成について教えてください。ひとことで言えばどんな家族という感じですか?
息子さんと娘さん夫と13歳の息子と6歳の娘の4人家族です。
とにかく「楽しいことを一緒に共有したい」というのが一番で、いろいろな体験学習に積極的に参加しています。登呂遺跡で弥生時代の衣装を借りて古代米を作ったり、バイオリン工房で楽器を作る過程を体験したり、日本銀行の地下巡りをしたり、年末には科学未来館でのダイヤモンド作りにも申し込みました。
――ダイヤモンド作りとはすごいですねー、面白そうです。息子さんとオーケストラで活動されていると聞いておりますが、そのきっかけを教えてください。
もともと私はバイオリンを習っていたのですが、アメリカに留学していた時にはじめてオーケストラの体験をしてとても楽しかったので、いつか子供と一緒にオケで演奏したいと思っていました。実際子供を授かって幸い二人とも音楽が好きなので幼稚園からバイオリンを習わせました。たまたま娘の担任の先生が大田区のオケを紹介してくださったことがきっかけで親子で一緒にオーケストラに参加するようになりました。

――今現在はどこのオーケストラに参加されているのですか?
オーケストラ親子でお世話になっているオケは「アプリコ アカデミーオーケストラ」という大田区の団体と「みなと親子アンサンブル」という港区の団体です。
アカデミーオーケストラの方は来年の7月20日に大きなコンサートがあります。昨年は読売交響楽団のプロの演奏者の方々とご一緒に演奏し、来年も今のところその予定です。プロの先生に教えて頂き一緒に舞台で弾いて頂けるので親子共々良い緊張感と沢山の学びがあります。
みなとアンサンブルの方は 私が個人で所属している弦楽合奏団から親子バージョンとして最近出来たもので、先日港区の小学校のフェスティバルにお招きを受け、生徒さんたちの前で演奏させて頂きました。こちらも年に一度の発表会がある予定です。
――楽器はお母さんも息子さんもバイオリンですか?
私と中学生の息子は第一バイオリン、小学生の娘は第二バイオリンで参加しています。
親子でバイオリンを選んだというのは、たまたま楽器や環境が揃っていたということと、好きなバイオリンを子供と一緒に練習したり、同じ話題を共有したかったというのもあります。

母と息子

――息子さんと参加してみて気づいたこと、良かったことなどはありますか?
気づいた点としては、昔から家庭の中で見る息子とは別の一面が見えるようになったと言うことです。
指揮の方や他のメンバーから、私が気づかない息子の新しい一面を見出してもらえたりすることもありますね。客観的な目でみられるようになったと言うのでしょうか、それはとても良かったと思います。
それから、息子との共通の話題がとても増えたこと。息子とは同じパートを練習するので、いい意味でライバルと言うか「なんだ、お母さんもできないんじゃないか。じゃあ僕は練習しよう」など、親子という役割とは違う同列の関係ができ、そこでお互いがんばれることがとてもよい刺激になっています。
息子が私と同じフルサイズのバイオリンを持つようになったときに、「あんなに小さいバイオリンを持っていた子がこんなに大きくなって・・」と息子の成長を感じました。
――私も娘と一緒に作品展をやったことがあるので、その感覚はわかります!逆に活動において難しい問題などはありますか?
うーん、マイナス面は今のところ特にありませんね。楽しいことばかりです。
――オケの活動を一緒にやっていることで、何かその他のことで変わったことはありますか?
バイオリン作り
バイオリンの工房で働いている職人さんがもともとは私の知り合いだったのですが、今は息子とも親しくしていただいて、個人的によい関係を持っていただいています。息子もオケに所属し自分の楽器も持っていて個人的に調整もお願いしているので、「一人前に扱ってもらえる」と言うことが本人の自信にもなっているのでしょう、前よりしっかりした気がします。
――なるほどー、思春期の子供って外から認められることで気づき成長するんですよね。ところで家庭の中で自分が好きなことをやろうとすると、他の家族に負担や犠牲を強いることが往々にしてあると思います。そのあたりは何か工夫がありますか?
たとえば私がひとりでオケに参加していたときには、子供を主人に預けて出掛けていました。主人はクラシックが好きではないので一緒についてくるのはちょっと辛いようです。でも息子も娘も私と一緒に参加するようになったので、今度はその日は自由に解放してあげられるようになりました。もうひとつの趣味であるスキューバーダイビングは主人も一緒にできると思うので家族で楽しみたいと思っています。一緒にすることが可能なことはどんどん巻き込んで楽しさを共有し、そうでないときにはお互い行動しやすいように考える。そんなところですね。
――家族の中にそうやってみんなを巻き込んで楽しくしようというムードを作っていくことはとても大事なことだと思います。楽しい家族であることが「嫌」な人はいませんよね。それでは最後に今後の活動、または将来の夢を教えてください。
今、好きなことに囲まれてとても満足しているので、このままの形で親子で関わりながら、その年代年代のステージでの変化を楽しんでいければと思っています。
あとは子育てが一段落したら、留学していたところに戻って学位の続きを修めたいという気持ちはありますね。息子や娘がこれから海外のサマースクールなどに行くときにはついて行ったり、そこで自分もまた学んだりできれば嬉しいです。
――ありがとうございました。今後も親子でオーケストラを基盤にいろいろな体験や活動、がんばってください。
【編集後記】
想像にたがわず、東本さんはママとしてもひとりの女性としてもとっても素敵な方でした。
自分ひとりの活動、息子さんとの活動、そして家族みんなでの活動といろいろなシチュエーションをエンジョイしている東本さん、そこにはやはり企画があり工夫がありステキな親子スタイルを実践するうえでのヒントがいろいろありました。きっと思春期の息子さんともバイオリンという共通の話題で上手に繋がり、成長とともにさらに大きな舞台でワイルドなご活躍をされるのではないかと思います。(大橋)

(2008年11月05日 22:39) 個別ページ