はじめまして、心理カウンセラー・メンタルコーチをやっております高橋聰典と申します。
今後、現代の子育てや教育について、問題となる部分を『どうしてこうなったのか?』という過去からの視点と、『ではどうしていけばいいのか?』という未来に向けての視点からお贈りしたいと思います。
第1回と2回は、戦後から現在までの日本の子育てについて歴史的背景を交えながら、簡単に述べたいと思います。
その後、「ではどうすればいいのか?」といったことを日常生活の中で簡単に活かせる方法から、親自身の意識改革までを、お伝えしていきます。
親も子供も幸せに生きていくためのツールとしてこのブログを活用して頂ければ幸いです。
またこれから述べることは、日本全体が「こうであった」というわけではなく、大きな枠組みで見た時に、「こういうケースが多かった」というということです。どんな内容も絶対ということは無いということをご承知ください。
まず現在50代の方は戦後、物が不足している中で子供時代を過ごしてきた方です。
その親である70代~80代の方達は、生きていくために必死だったとお思います。
まず苦労とか努力とかいう以前に、生きる為に!食べる為に!一生懸命になることなんかは普通であり、当たり前だったのではないでしょうか?
現代のように憂鬱になるほど考えている余裕なんてなかったのだと思います。それは人生においても、また子育てにおいても言えることです。
現代と比べれば、物は不足しているし、何をするにも一手間も二手間もかけなければいけないという不便さはあり、子育て以外にもすることが沢山あったのです。
その反面、映画「オールウェイズ3丁目の夕日」のような人と人との助け合いなどの、貧しいながらも暖かいものがあった時代でもあるでしょう。
その後の高度経済成長で日本は豊になりました。
現在50代の方達が親になる頃には、父親はバリバリ仕事をし、母親は子育てに専念できる専業主婦という環境が「普通」というものでありました。
しかし子育てに専念するというよりも、洗濯機や冷蔵庫など何でも自動の時代になり、良くも悪くも子供に掛かりっきりになれるようになったといった方が正しいかもしれません。
また50代の特に男性は70年代安保(学生運動)で権力に負けたという喪失感や無力感を味わった経験を持ち、優秀な才能を持ちつつもドロップアウトしていった方も多くいると思います。
どこか諦め的な思いも、この世代には蔓延していたのではないでしょうか。(その子供である現在の30代が、その諦めの思いを無意識に受け継いでいることは確かです。)
母親にいたっては、子供達には自分がしてきたような苦労をしてほしくないという思いと経済的な安定から子育てに掛かり切りになれる時代です。
親にとってみれば、「将来子供が楽に生きていけるように...」という思いから来るものでしたし、学歴がものをいう時代だったので、高学歴=一流企業に就職=給料が良い=楽な生活、となってしまってもしょうがないです。
しかしその結果が現代の30代前後のロストジェネレーションと呼ばれるニート・フリーター・派遣社員問題を引き起こしていると言っても過言ではありません。
過保護・過干渉の歴史が始まったのです。
そのことについて、またそんな大人たちを見ている現在の子供たちについては次回で述べていきます。
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