全回コミュニケーションを阻む12の障害の親側の意図についてお話いたしました。ではコミュニケーションを阻まないためには、どんなことが出来るのか?ですが・・・これは親自身が変わらなければなりません。
過去と他人は変えられません。
それは親子間でも同様です。
子供をコントロールしようとしても、人間である限りそれは無理なことです。
コントロールしようとする労力があるのならば、どうか【問題の所在をハッキリさせる】ということに、その労力を使って頂ければ幸いです。
【問題の所在をはっきりさせる】
親子間でのコミュニケーションで、問題が存在するとき、まず誰が問題を抱えているのかを明らかにし、関わり方を変えていくことが必要になります。
問題を抱えているのが『あなた』なのか『子供』なのかによって関わり方法を変える方法です。これをすることによって、親が子供をコントロールすることもなくなり、更には子供の責任感や自律性を高めることにも繋がります。
誰の問題か見分けてみよう。
次の事例を、誰が問題を抱えているのかに分けてみましょう。
① 子供が「虐められた」とあなたに相談してきた。 親(あなた)or子供
② 子供が不機嫌な態度で学校から帰ってきた。 親(あなた)or子供
③ 子供が友達を連れてきて、リビングが散らかしっぱなし 親(あなた)or子供
④ 子供同士が喧嘩をしている。 親(あなた)or子供
⑤ 約束をした時間に子供が帰って来ない 親(あなた)or子供
⑥ 子供が、お金を貸してくれと相談してきた。 親(あなた)or子供
⑦ 子供の教育に関して夫婦で揉めた 親(あなた)or子供
⑧ 子供が家の決まり事を守らない。 親(あなた)or子供
⑨ 子供が朝起きない。 親(あなた)or子供
⑩ 子供(娘)が親の化粧品を勝手に使った。 親(あなた)or子供
答え
① 子供が「虐められた」とあなたに相談してきた。 子供
② 子供が不機嫌な態度で学校から帰ってきた。 子供
③ 子供が友達を連れてきたが、リビングが散らかしっぱなし 親(あなた)
④ 子供同士が喧嘩をしている。 子供
⑤ 約束をした時間に子供が帰って来ない 親(あなた)
⑥ 子供が、夜更かしばかりしている。 子供
⑦ 子供の教育に関して夫婦で揉めた 親(あなた)
⑧ 子供が家の決まり事を守らない。 親(あなた)
⑨ 子供が朝起きない。 子供
⑩ 子供(娘)が親の化粧品を勝手に使った。 親(あなた)
今回は問題時にどう関わればいいのかをお伝えします。
次回から上記の10問がどうしてなのかを詳しくお伝えしていきます。
★自分(親であるあなた)が問題を抱えている時Ⅰメッセージで関わると効果的!
【Iメッセージの構成】
① 相手の行動を言う。非難や批判がましくならないよう、事実のみを伝える。
② 自分への影響を言う。
③ 自分の感情を言う。その影響により、自分が今どんな気持ちかを言う。
【注意点】
『Iメッセージ』に対して『YOUメッセージ』というものがあります。
これは相手に間違いがあって、相手の行動を批判し、相手をコントロールしよう(変えよう)とする言い方です。あなた自身の価値観を相手に押しつけている発言になるため、相手の反感を誘発させたり感情を逆なでたりしてしまいます。
★相手が問題を抱えている時は反映的な聴き方が効果的!
【「反映的な聴き方(開放的な応答)」とは】
・相手の話を、そのまま受け止め、鏡に映すかのように反応する応答。
・相手が表現したことだけでなく、非言語からも汲み取り、それを言葉で表現する応答。
・相手が「うん、そうなの」と応えるような応答
【相反するものとして「閉鎖的な応答」がある】
相手の問題を自分のことのように受け止めて、解決しようとする応答。
相手が抱えている感情を別の感情に変えてあげようとする応答。「コミュニケーションを阻む12の障害」
【「反映的な聴き方」の仕方】
・相手の状態に対し、意見、批判、アドバイス、慰めの言葉を用いず、そのままを受け止め、返す。
・まるで、人の心をすべて読み取っているかのような言い方を避けるように注意する。
・オウム返しのように一本調子でずっと繰り返すということをしない。
・暖かく、きっぱりと表現する。